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IBのEAを配布する時に認証ってどうしてます?

※この記事はFXでEAやインジケーターを開発してくれている方向けに書いています。

こんにちは、FX-EAラボのYUKIです。

皆さんIBっていうシステムをご存知ですか?

IBはFX業者へ紹介したお客さんが取引してくれればくれるほど、そのお客さんを紹介した人に手数料が支払われるシステムです。

IBのEAを無料で配布して使ってもらうことで利益を出しているEAの開発者さんも多くいらっしゃいます。

このIBですが、EAを配布している開発者さんが手数料をもらえる条件として、EAの利用者がきちんと指定したFX業者の口座で取引を行うこと、そしてスプレッドなどの手数料が通常の口座よりも少しだけ余分に取られること

この条件が紹介されたお客さんに課せられます。

利用者に取引コスト増を強いることで一部からイメージが悪いIBですが、そのかわりに開発者はEAを低額や無料で配布することができます。

「EAが負ける=取引手数料がはいってこなくなる」という厳しい世界なので、マメなアップデートをしている開発者さんも多いですし、利用者側も使わなければ手数料負担も当然ありませんので、高額EAを買って1ヶ月目で撤退よりは、IBのEAを低額か無料で使って1ヶ月目撤退のほうがよっぽど良心的です。(もちろん勝てるのが一番いいのですがね)


開発者側からみるとIBのEA配布には問題が

このようにIBは怪しい商材がはびこる投資業界の中においてかなりまっとうなシステムではあるのですが、実は開発者側から見るといくつか問題があります。

さきほどお話しましたように、IBシステムを採用しているEAは、紹介者がFX業者指定の口座を使ってくれないと手数料がもらえません。

そのため開発者側は、指定した口座以外で使われないように、「口座番号縛り」をEAに施さなければいけないのですが、実は口座番号縛りは開発者にとって大きな負担で、例えばEAを100個配る場合、なんとEA一つずつに口座番号を登録してコンパイル(変換)して利用者にEAを渡すという流れなのです。

しかもこの作業、EAをアップデートするたびにやりなおさなければいけないという鬼仕様。真面目な開発者さんほど割を食らっている作業なのです。


ゴゴジャンの認証を使う方法もありますが・・

そこで多くの開発者さんはどうしているかと言いますと。有名なEA販売サイトであるゴゴジャンの認証を使います。

EAをゴゴジャンで出品するためにはEAのコードの提出が必要なのですが、そのかわりゴゴジャン側でEAに口座番号認証機能をつけてくれます。

この口座番号認証は利用者がゴゴジャンのマイページから自分で登録することができるので、開発者側としてはEAのコードの提出はリスクですけれども、口座認証を一つずつ付ける手間からは開放されます。

しかし、ゴゴジャンでの認証は一つコストという大きな問題があります。

実はゴゴジャンでEAを販売すると、販売価格のなんと35%もの手数料がひかれてしまう仕組みです。これは当然販売価格にも転嫁されており、ゴゴジャンのEAが高額な理由の一つです。これは結構なコストですね。

これを嫌気して気合で一つずつEAに口座番号認証をつける開発者さんも多いのですが、そんな開発者さん達の味方になってくれそうなサービスがMQLAuth(えむきゅうえるおおす)です。


MQLAuthを使えば低コストで口座認証がつけられる

MQLAuthはEAの認証管理に特化しているサービスで、MQLAuth側にコードを提出すること無く、パスワード縛りと口座番号縛りの両方を実装する事が可能です。

口座番号に関してはゴゴジャンと同じく利用者側で変更が可能なので開発者側の手間はありません。

さらにIBのEAを配布している開発者さんにありがたいのが、遠隔でEAの利用を停止したり、MT4のチャート上に画像やメッセージを表示させることができるということです。

「遠隔でのEAの停止?」と聞いてそんなもの何に使うのかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は配布したIBのEAでのトレードを最小ロットで行い、そのトレードをコピーして別の口座で大ロットで稼働させて取引手数料を免れるというコピートレードツールなるものが存在します。

開発者さん側からみますと、利益がでているはずなのに最低ロットでずっと稼働させている利用者はかなり目立つのでコピーツールを使っている事はすぐにわかりますが、従来の認証システムですとそれがわかったところで打てる手はありませんでした。

しかし、MQLAuthの場合はこういった違反者を見つけたら警告メッセージを送ってその後EAを遠隔で停止することができ、EA開発費用の正当な対価を徴収することが出来ます。

また、新しいEAを開発した時に、EAの利用者のチャートに画像やリンクを表示させて販促を促すことができたり、バージョンアップ時はダウンロードリンクを自動で表示するといったこともできます。

従来まで高コストで手間のかかっていた口座番号認証のコストを抑えて、個人の開発者が気軽に使えるサービスを提供するMQLAuthサービスは、多くのEA開発者さん達にとって強い味方になるのではないでしょうか。

MQLAuth公式ページ

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