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夕焼け新聞

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本記事は、米国オレゴン州ポートランドを中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(修正・加筆含む)です。アメリカで暮らす日本人の葛藤、…
このマガジンを購読すると、アメリカ教育システムについて、バイリンガル教育の葛藤・ティップス、アメリ…
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#子供

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①今年も帰ってきたよ 夕焼け新聞読者の皆さま、どんな夏をお過ごしでしょうか。私は毎夏、故郷は九州福岡に帰り、70代になる両親と1ヶ月くらい暮らしています。 子供たちは各学年1クラスしかない田舎の小学校に通い(しかも上の子に至ってはクラスに女の子2人!6年間ずっと2人という驚くべき嘘みたいなほんとの話)、初日こそ嫌がっていたものの、2日目からは「5年前から通っている子供」みたいな顔をしているので安堵しています。 同じように体験入学で一時帰国しているご家庭と連絡を取る場合が

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「やらせる側」と「やる側」からの脱出

2023年が始まって、あっという間にひと月が経ちましたが、いかがお過ごしですか。 1月初旬は雨で、雨で、雨で、精神が蝕まれていくのがわかりました。晴天がいかに私の心を支えてくれているのかを実感した、そんな先月でした。太陽がある有り難さに気づかせてくれた、そんな雨でした。 そういえば、髪をばっさりショートカットにしましたよ。 肩の上で揺れています。ほんとうに軽い。軽いっていいですね。簡単にうしろを振り向ける(笑)。バッサリいくのは、気分転換のもっとも簡単な方法だったと久し

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中学以降イマージョンスクールを選ばない人が多いわけ

新学年が始まりましたね。 プロローグ全米で教師不足が深刻となっており、州によっては教員免許を必要としないなど「画期的な変更」をするところもあり、興味深く見ています。 日本の保育士問題と、アメリカの小学校教師問題は根っこの部分で非常に似ていると感じます。色も湿度も社会がそれをどう見るかの目も全部似ている。 代理教員の資格も、コロナ禍の教職離れで規定が緩くなっているそうで(社会はそれを変更と呼ぶ)、友人のママ友がまもなく教壇デビューします。 私の勤務する日本語学校において

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一時帰国珍道中・2022

・ファストトラックは一時帰国者の味方 ・最大の失敗を語ります ・毎年最高に緊張する瞬間 ・老けていくことへの対峙 コロナ禍は終わりに近づきつつあるように感じる。今年もまた、子供を連れて実家に帰ってくる一時就学の季節がやってきた。 <ファストトラックは一時帰国者の味方> 仕事上、飛行機に乗りやすい日取りを設定し、全日空で羽田を目指した。 搭乗前にファストトラックの審査が無事完了していれば、到着時の手続きが免除されると聞き、なんとかすべてを済ませて搭乗した。 噂に聞いてい

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