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夕焼け新聞

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本記事は、米国オレゴン州ポートランドを中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(修正・加筆含む)です。アメリカで暮らす日本人の葛藤、…
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#英語

オールイングリッシュの取材から見えてきたこと

 最近の大きなトピックといえば、日本語を話せない方にオールイングリッシュで1対1で取材したこと。それも2時間!  その際、録音したものを聞き返しながら記事を書き(覚悟はしていたものの自分の話す英語がひどすぎて落ち込んだ&聴けたもんじゃない)、書いたものを英語に翻訳し、インタビューイーに送って、真っ赤に赤入れされたその英文記事を、彼の指摘した内容を漏らさないように落とさないように今度は日本語に翻訳し、それをまたインタビューイーに送って確認してもらって…ということを繰り返し、最

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アメリカで文学賞の授賞式に出てみた

ご挨拶 お元気ですか。今日こちらは曇天。寒いくらいです。だんだんと夏に向かって暖かく、暑くなっているのでしょうか。季節の変わり目は体調を崩しやすいですからお気をつけくださいね。                                       執筆業に従事してから7年目に入り、小説の公募に挑戦し始めてからは(おそらく)3年が過ぎましたが、日本の文芸界だけでなくアメリカの文芸界というものには常々興味をもってみていました。 日本とはまったく違うだろうと思うからです。

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「やらせる側」と「やる側」からの脱出

2023年が始まって、あっという間にひと月が経ちましたが、いかがお過ごしですか。 1月初旬は雨で、雨で、雨で、精神が蝕まれていくのがわかりました。晴天がいかに私の心を支えてくれているのかを実感した、そんな先月でした。太陽がある有り難さに気づかせてくれた、そんな雨でした。 そういえば、髪をばっさりショートカットにしましたよ。 肩の上で揺れています。ほんとうに軽い。軽いっていいですね。簡単にうしろを振り向ける(笑)。バッサリいくのは、気分転換のもっとも簡単な方法だったと久し

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中学以降イマージョンスクールを選ばない人が多いわけ

新学年が始まりましたね。 プロローグ全米で教師不足が深刻となっており、州によっては教員免許を必要としないなど「画期的な変更」をするところもあり、興味深く見ています。 日本の保育士問題と、アメリカの小学校教師問題は根っこの部分で非常に似ていると感じます。色も湿度も社会がそれをどう見るかの目も全部似ている。 代理教員の資格も、コロナ禍の教職離れで規定が緩くなっているそうで(社会はそれを変更と呼ぶ)、友人のママ友がまもなく教壇デビューします。 私の勤務する日本語学校において

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