見出し画像

東北・北海道旅行 6日目

夜寝るのが早いので、朝起きるのが早くなった母。

運転席の上のスペースに長男と一緒に寝ているので、私が起きると彼も必然的に起きてしまう。

トイレに行きながら付近を散策。

昨晩は、夕方到着したため付近の様子がよくわからなかったが、宿泊した道の駅にはみさき台公園というよく整備された公園とキャンプ場があることがわかった。

画像1

名前の通り、岬の上に公園があるため、岬の下の海岸へ降りると、そこには波打ち際に向かって赤い鳥居が立っていた。

鳥居をくぐりさらに波打ち際に近づくと、海の中にも赤い鳥居が。そして海の中の鳥居に面して対になるように岸壁に小さな鳥居が鎮座していた。

調べてみると、豊岬金毘羅宮という神社で、この付近のフォトジェニックな場所として有名なようだった。

天気の良い夕方には、この海の鳥居から正面に利尻富士が見え、岸壁の鳥居には夕日が差し込み、それは素晴らしい景色が見えるそう。

残念ながら、この日も天気が悪く、朝から曇り空だったが、久しぶりに朝から海辺で遊び、丘の上の公園には向日葵や夏の色どり鮮やかな花が丁寧に植栽されており、とても気持ちの良いモーニングウォークとなった。

帰り際、公園内にしょさんべつ天文台があることを知る。この天文台は白線流しという昔フジテレビで流行ったドラマ中で長瀬智也が就職した天文台として使用されてようだ。

昨晩も天気が良ければ空いっぱいに広がる星が見えたのかもしれないと北海道に入ってから天気に恵まれていないなあ。と思いながらこの地を後にする。

再び日本海を左手に右手にはサロツベツ湿原を眺める一本道を北上するが、雨が降り始め、天気が良ければ北海道屈指のドライブコースというこの道もどんよりとしている。

子どもたちは疲れが出てきたのか、珍しく姉妹はベッドのカーテンを閉めお昼寝。朝から元気よく遊んだ長男も布団をかぶりながら寝ていた。

画像2

こうして、子どもたちが車の中で足を延ばして寝れるのもキャンピングカーの良い点だ。

日本最北端の稚内に到着した時には雨は本格的に振り出しており、一歩外に出ると身震いをしてしまうほど寒い。

持ってきた洋服をできる限り着込み、稚内フェリーターミナルからアマポーラ宗谷という大型フェリーで礼文島へ渡る。

画像3

ここのフェリー乗り場もフェリーも青森同様、ピカピカに新しく、快適な船旅であった。朝食を食べていなかったので、フィリーターミナルでパンなどを購入し、船の中で食べる。

船はまずは利尻島へ立ち寄る。今回の旅は北海道西側を旅行しようと決めたときに、利尻島、礼文島の両方の島を巡ろうと当初は企画していたが、東北地方で見たい場所もあったので、スケジュール上、どちらかの島のみとなり東洋のスイスと呼ばれる美しいハイキングコースがあるという礼文島を旅の折り返し地点としたのだった。

利尻島は礼文よりは大きな島のようだが、なんといっても利尻富士と呼ばれる富士山に似た山を擁し、こちらも大自然に囲まれた美しい島だということは、フェリーから見える景色だけでも実感できた。

画像4

そして、礼文島へ。

礼文では移動続きのこの旅にあって、少しゆっくりしようと2泊ほど滞在予定だったので、ようやく一つの地でゆっくりできると安堵する気持ちもあった。

まずは礼文と言えばウニ!とのことで、漁港近くのあらかじめ調べておいた食堂に入るもこちらもコロナの影響でランチの営業は休止中。

隣の食堂でほっけの焼き魚定食をいただく。

その後、礼文島が舞台の映画”北のカナリア”パークを見学するも、強風と寒さで外にいるのが辛いほど。

礼文島の最南端にあり、利尻島と相対する場所にあるので、天気が良ければ海越しに利尻富士が見えると聞いていたが、厚い雲に覆われて利尻富士どころかすぐお隣の利尻島さえ見えない。

景色は残念だったが、映画で使用された学校のセットがそのまま残っており、学校の中を見せていただくと、小さな歌の上手な子どもたちが大人になって犯罪に巻き込まれていくというストーリーに興味をもった。

屏幕截图

極寒の礼文島で撮影が行われたようで、当時のロケ地とともに、その様子が写真パネルで紹介されており、家族で東京に戻ったら映画を見ようと話をしていた。

その後、島の一番北の岬、スコトン岬へ。

礼文島は小さな島なので、島の最南端から最北端まで車で1時間もかからない。山の尾根には遊歩道が整備されていて、歩いていくことも可能なようだ。

スコトン岬でも立っていられないほどの強風。ガランとした駐車場に車を停めてもキャンピングカーがこの強風で横転するのではないかと心配になるほど。

画像5

どこでも強風を楽しんでいる子ども達とキャーキャー言いながら岬の先端まで行き、併設のお土産屋さんに入る。

お客さんがほとんどいなく、親切な店員さんといろいろ話しているうちに、礼文と言えば、”ばふんウニ”というこの辺りで採れる特別なウニを食べるべきだと。だが、毎日採れるわけではないと聞いて、指定日で採れたてのばふんウニを郵送してくれるとのことで、東京で食べるウニを楽しみにオーダーした。

スコトン岬からの帰り道、船泊漁業組合に隣接する船泊マリンストアーへ。夕ご飯の食材を購入し、高台にある町営のキャンプ場へ。

キャンプ場に到着した時点で、少し雨が降り始めていたが、このキャンプ場。丸太小屋の広い炊事場があり、電気まである。雨風を完璧に防げ、その場所で食事もできるということで、外の暴風雨を気にせず、暖かい鍋を食べて快適だった。

画像6

その上、管理人のおじさんがとても親切な方で、子どもたちにと甘えびを差し入れてくれた。

画像7

キャンプ場にはすでに、数名のキャンパーがテントを張っていたが、すでに、寝ているようだったので、我が家も早々に食事を終え、雨に濡れながらやはりキャーキャー言いながら車へ戻る。

車の中で動画をみながらゆっくりし、就寝。

深夜、雨風の強さに何度か目が覚めたが、高台にあるキャンプ場。そして車の中という安心感で、テントに人達は大変だろうな・・・と思いながら眠っていた。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?