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教室リニューアル! 対面授業とオンライン授業の融合 新しい塾の在り方02 机をたんなる机にしたら可哀想

こんにちは。Jの先生/藍澤誠です。

気づいたことを列挙していきたいと思います・・・と書くと簡単ですが、気づいたことが数えないけれど100近くあると思うので、個々の事例ではなく、「教室のカタチ」と「何のための塾か」についてだけ書きますね。それだけでも長くなりそうだけど。

教室のカタチ

まず対面教室とオンライン教室とを融合しましたが、もう一つチャレンジがあって、対面教室を「ロフト教室」と「2階教室」と「ガレージ教室」の3つに分けることです(塾はおもいきり縦長のガレージハウスです)。これは「学ぶ環境を選択できる」「自分のお気に入りの場所を作り出す」という方向性です。


これまで動いていたのは「2階教室」のみで、ひとつだけある普通の教室に、普通に座って授業が実施されていました。実際に私の教室を知っている人は

「うん。それでもあまり普通じゃなかったよ」

と言うかもしれませんが、道具立てのいくつかが普通じゃないだけで、方向性としては「学校教室の延長」という感じでした。今回活用しはじめたロフトもガレージも、これまでは「たんなる物置き」という存在でした。

以前の教室にはテーブルは5つあったのですが(生徒数は最大9人くらい)、どこの席にすわろうとあまり大差がなく、テーブルや空間はあくまで同質のツール(道具)であり、そこから個別の何かが生まれやすくなる、という形ではありませんでした。


しかし、今回「ロフト教室」を追加することで、明らかに変化がありました。「ロフトの方が楽しそう」という空気が生まれたのです。それと同時に「ふつうの2階教室」の個性が浮かび上がってきました。「先生に教わりながら勉強するなら2階教室の長テーブル」「マンガを描く作業をするならこの広いテーブル」「学校から出されたオンラインの宿題をやるならこのガラストップテーブル」「友だちと二人で同じことをやるならこの作業台テーブル」みたいに、生徒の声、テーブルの声が聞こえ始めたのです。ロフトも3席用意したのですが、そのどこに座るかでも、見えてくる景色が違ってきます(今回は3人の子がそれぞれの場所をローテーションさせて使っていました)。

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▲2階教室(1) 手前から作業テーブル(大)、中央は質問しやすい長テーブル、奥は広い2人ゆったりテーブル

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▲手前から昭和チックテーブル、zoom教室テーブル(元収納)、ガラストップサイバーテーブル(未完成)

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▲浴室に作ったMY書店

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▲ロフト教室(1) ここにゲーミング座椅子が来る予定

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▲ロフト教室(2)カフェ風テーブルと、足をのばせるちゃぶ台(人をダメにする埋まれるソファが来る予定)

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▲ガレージ教室(1) 新しく来た卓球台は巨大な勉強机、作業机になる。ガレージでは体育もできる。

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▲ガレージ教室(2) こちらは片づいてなくてまだ荷物の山。作業台で美術などの作業ができる。


さらに「オンライン教室」と「対面教室」との間の新しいやり取りが生まれたり(先生 対 オンライン教室の生徒、だけでなく、対面教室にいる生徒とオンライン教室の生徒がつながれる)、「その気になればいつでも先生とつながれている安心感(?)」や「前半は対面教室で帰ったらオンライン教室」というような多様性も生まれてきました。またzoom画面を通した連絡を受けたとき、「お母さんたちと私の教室」という可能性も感じました。

そうそう塾の中に本屋を作ったのですが、そこで本を読んでいる子もいましたね。

何のための塾か

このように空間的にあるいはルネサンス的に、いきなり多様になったのですが(私としてはまだ慣れないのでパワーを使うのですが)、その多様さが何に寄与しているかという点をはっきりさせないと。

まず塾のゴールを明確にしました。「夢とか目標に近づいたという実感が得られる場」にすること。当然、夢も目標もない子がいるので、そうした場合は、「スキや安心が得られる場所」にすること。いずれにせよ「来てよかった」「自分があり得ないくらい大切にされている」「未来に希望がちょっと持てた」と感じられるようにしたい。

またそれらを「感じられた」としても、「一時的な高揚あるいは効用」だったり「でも現実は・・・」「実際、ひとりになると・・・」というように、むなしくなったり、無力感が生まれたりするのは悲しすぎるから(ディズニーランドから出ると現実に戻る、みたいな・・・すばらしいお膳立てとコンテンツパワーに引っ張られる)、あくまで、場を活かせたのも自分、実力を伸ばせたのも自分、楽しいと感じられたのも自分というところをクッキリさせてあげたいな、と思いました。

クッキリさせるためには、振り返りとデータの集積が大事で、これまではそれを怠っていた部分があるのですが、その怠る原因と、それを集積させていくためのツールが必要なんだな、ということも理解しました。

それはまた次回書きますね。チャウチャウ!



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