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『ドクター・イーブル・ゲーム』が、自分の性に合っていて驚く!!

こんにちは。藍澤誠/Jの先生です。
『決断の技法』という本がありまして、その本の中で『ドクター・イーブル・ゲーム』という思考方法が薦められています。

ゲームは簡単です。

1 実現したい目標を思い浮かべる。
2 ドクター・イーブルという悪さをする人が自分の脳の中に居て『目標の実現を妨げるマイナスの決断』をさせてくる。
3 その「マイナスの決断」は、自分にも他人にもほぼ気づかれない、ささいなものである。★ささいだが、積み重なると酷いものになる。
4 それらの決断を書き出してみる。

このnoteの『ドクター・イーブル』の記事を書きたい!というたった今の目標を例にとりましょう。

この目標を実現するのは簡単です。パソコンを机の上において、電源を入れて書き始めるだけです。

ところが――

現実にはさまざまなイーブルが介入してきます。

(1)「机の上が散らかっている」のが気になる。
(2)お腹が空いている
(3)参照しようとした本が見つからない。見つかってもページが探せない。
(4)パソコンを立ち上げたら、買ったばかりのマウスが動作しない
(5)部屋が寒いのに、ストーブのガスボンベが切れている

こうして(1)~(5)のことに心を煩わせている間に、時間とエネルギーを消費してしまい、本来の目的である「ドクター・イーブルの記事を書く」ということから遠のくことばかり、ドクター・イーブルにさせられてしまいます。

しかも「机の上を片づける」とか「本の参照ページを探す」といったことは、「悪いこと」には思えない、小さな妨害なのです。マウスだって、執筆や仕事にストレスがないようにと、新しいのを買ったばかりなのに、その新しいのがなぜか・・・この前はすんなりBluetoothを受信したのに今度はできない・・・

こうした物理面の妨害だけでなく、メンタルも軽く妨害してきます

イーブルは強いです。もともと、机の上が片づいていないのがいけないんだよな・・・と私に軽く反省させたり、「いちいち読んだ本の感想なんか書いてもしょうがなくないか?」というような、根源的な問いを浮かばせてくるのも「ドクター・イーブル」のやり口です。

反省することも深く自問することも、良さそうなことに思えます。しかし、そんなことは「記事を書く」という目標を達成したあとに、やる必要があればやればいいだけの話です。最初の目標は「記事を書く」だったはず

なのに、「派生した別のこと」をやることが大事のように思わせて、目標達成を遠のかせてしまう。。。イーブルおそるべし。

まるで光を放つ以上に熱を放出してしまう電球のように、目標を達成する途中の過程で、ちがうことにエネルギーを「自動的に」使ってしまう。そしてエネルギーが不足して目標が達成できない。さらに悪いのは、その目標が達成できなかったことを「なぁなぁ」にしようとしてくる

私だって、目に見えるあからさまな誘惑はシャットアウトできるのですが(たとえばスマホを見るとかゲームをやるとか)、ドクター・イーブルが食らわせてくる小さな「マイナスに見えないマイナス」は、長い年月をかけて積み重なる。自分自身が自分の邪魔を、すごくナチュラルにしてしまう。そんな習慣が強固に出来てしまう

こうした自分自身の態度が、あきれるくらい何度も「実行できないことを正当化させて、次の失敗の準備をさせている」のだと気づきました。

たった今で言えば、目的である『ドクター・イーブルの記事を書く』というのをここまで達成したのに、「送信する前に、記事のアイキャッチ画像選びが面倒くさいな」とか「本の写真を入れたいな」とか思って、「とにかく記事を書いて投稿する」ということを、ありとあらゆる方法で邪魔してきます。そして私はおそらく、この邪魔を乗り越えて送信するわけですが「ちょっと面倒だったな」という印象付けを次回のためにしておくという、ただでは負けないドクター・イーブルの念入りさ。

「ダメダメな自分と向き合う」という形では、ドクター・イーブルには勝てないと思います。「自問自答で迷わせたり、すぐに忘れさせて同じ失敗をさせるのは、イーブルの得意なこと」ですから。

ドクター・イーブルに勝つための方法はただ一つ・・・1つの目標に対して、その目標に寄与する行動だけをとり続けること。たった今「ピロリン」とLINEの通知音がしましたが、私がやるべきことはただ一つ――これを断固無視して(無視してはいけない通知かも、と思う気持ちを振り払って)、味気ない画像でもなんでもいいから記事に張り付けて、とにかく「送信ボタン」を押すこと。

送信した後に「記事をこうしたかった」と思うのであれば、あらためて反省、実行する。次回はよりよくできるように「事前準備をする」のが良い。ドクター・イーブルに邪魔されないように、次の行動を実行するだけです。

今、私は記事を送信し終えて「言葉足らず」に思えた箇所を直しています。
「記事を書き終える」という目標を達成した充実感と、記事をさらに良くしたいという新しい目標の2つを達成できています。※さらにたった今、太文字で強調したり、読みやすいように文章を整えたりという、3回目の修正をかけています。

「記事を書き終える」と「記事をさらに良くする」を同時にやろうとするとできないと思います。目標は1つずつ、確実に叶える

このようにして

準備の実行→実行すべきことの実行→改善点の把握→準備の実行→次の実行すべきことの実行

というサイクルを回して目標を達成していく。

たった今「いい感じの締めの言葉が見つからない」というイーブルの最後 の刺客が邪魔してきました。これを乗り越えて、実行し、反省し、次の準備をし、実行すればよいのです。簡単なこと。締めの言葉はあとで考えるとして、目標は「書き上げること」なのだから、思いつかない自分をそのままごまかさず受け入れ、送信ボタンを押すのです

こうやって1つ1つ、目標をかなえていきたいと思う藍澤誠/Jの先生でした。 →続きがあります。


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