生存報告(2024/07/15)(NSC大阪11期vs大阪22期全面対抗戦、東京都知事選挙2024)

NSC大阪11期vs大阪22期全面対抗戦

西野亮廣(キングコング)と原田専門家のあいだで「SNSバトルが勃発」していた。

どちらに理や義があるかというのは各々が考えて判断することだろうしここで自分の意見や感想を書くつもりもないが、やはりどうしたって考えてしまうのは、どうせだったら個人と個人でやり合うよりはより大きなドンパチを、つまり原田専門家を含めたNSC大阪11期と西野亮廣を含めたNSC大阪22期、期同士での抗争に広げたほうが盛り上がるのではないか。まあ、盛り上がれば良いってことでもないだろうが。しかしこの、大阪11期と大阪22期という、長いNSCの歴史の中でもかなりの当たり年とも言える二つの期の全面対抗戦は自分としても観てみたいと思ってしまった。
そんなわけでNSC大阪11期vs大阪22期全面対抗戦、全5試合をマッチメイクしてみました。なお進行(MC)は山里亮太(南海キャンディーズ)(22期)、それぞれの期の応援団長としてたむらけんじ(11期)となかやまきんに君(22期)が幕間を盛り上げます。

【先鋒】
野々村友紀子(11期)
vs
村本大輔(ウーマンラッシュアワー)(22期)

互いの誇りをかけた伝説の一戦、火蓋を切ったのはマイク1本のスタンダップ対決。アメリカで磨き上げた世界レベルのジョークを高速で繰り出す村越に対して、ここしばらく地上波のテレビでたまった鬱憤をサンパチに叩きつける野々村。二人が奏でるお笑いという名のブルースが観客を虜にする。

【次鋒】
ハリガネロック(11期)
vs
NON STYLE(22期と同期扱い)
vs
スーパーマラドーナ(22期)

当初予定されていたハリガネロック対NON STYLEの一戦は、ゴング直前にスーパーマラドーナが乱入したため急遽3WAYマッチに変更。久々の漫才とは思えぬほど息の合ったハリガネロック、抜群の安定感で観客を魅了するNON STYLEに対し、スーパーマラドーナは漫才の冒頭から田中が観客を恫喝する。田中「おいお前ら! 武智さんが『THE SECOND』のトーナメント予想的中させて満足してると思ってたやろ! 武智さん、あの予想的中させた日に『こんなんしてる場合ちゃうわ』言うて、その日から毎日新ネタ書いててんぞ! 今日はその中から珠玉の一本お見舞いするから、精々ビビっとけや! (武智を向いて)……武智さん、言うときましたわ」。武智から「お前勝手なアドリブいれてハードルあげんなアホ」と平手打ちされた田中のメガネがずれた瞬間、会場のボルテージも最高潮に。

【中堅】
ケンドーコバヤシ&ハリウッドザコシショウ(11期)
vs
久保田かずのぶ(とろサーモン)&中山功太withネゴシックス(22期)

「行こうぜ!コンプラの向こう側」と題した暴露トーク合戦は、放送禁止用語や有名人の実名が飛び交う泥試合に。配信でもカットされたこの一戦は後日「裏ビデオ」としてVHSテープが流出、ファンの間ではプレミアがついているとかいないとか。荒れた試合にも関わらず自分の芸風を一切曲げないザコシショウの真面目さと、試合の流れが傾くたびに味方を裏切り敵軍にコビを売って取り入られようとするネゴシックスの人間らしさが存分に発揮された。

【副将】
陣内智則with原田専門家(11期)
vs
キングコング(22期)

冒頭、「こんにちはキングコングです、イェイイェイ!」で一気に会場は沸騰。ハイスパートなキングコング漫才が観客を魅了する。一方の陣内智則は新ネタ「SNS講座」で勝負をかける。ネタ中盤で原田専門家に馬乗りになって叱咤する陣内の目が『向上委員会』での永野に対して以上に血走っていたと一部で話題に。

【大将】
中川家(11期)
vs
ダイアン(22期)

興行を締めるトリはやはり漫才対決。同期の思いを背負ってステージに立つ中川家とダイアン、果たして勝負の行方は……? そして会場の隅で密かに邪悪な笑みを浮かべる堂土貴(ルート33)(11期)の思惑とは……? 今後も目が離せないNSC大阪11期vs大阪22期全面対抗戦、どうぞご期待ください。

東京都知事選挙2024

投開票から1週間経ったらもう随分昔のことのような空気感で、こういうのが本当に良くないんだろうななんて思いながらも一つだけ記録として書き残しておくならば、今回の選挙においてXで目にした「期日前投票で○○さんに投票してきました」の多さだ。明らかに増えていたと思う。同じようなことを山口良一さんも書いていたので間違いないと言って良いだろう。山口良一さんが書いたことであれば何だって信じてしまう私だ。

で、まあ、色んな人が色んなことを思うのが当たり前だと思うから自分の価値観が全て正しいわけではないというのは大前提にせよ、この「○○さんに投票してきました」というのを今まで自分は近い人から言われたことがなく、そしてそれをとても良かったと思っている。だからおそらく自分はこれからも「○○さんに投票してきました」ということは職場はもちろん家族の間でも言わないだろうし、それを鉄の掟とするだろう。これは別に、日常で政治を語るな、ということでは一切なくて、むしろ「○○さんの個別の政策についてどう思うか」といったことは日常的に語り合うべきだと思うけど、その上で「○○さんに投票してきました」ということを、やはり誰かに教えるつもりはない。
というのは、「○○さんに投票してきました」という表明で明かされる投票行動というものは、一言で言うなら個人の価値観の順位づけを具体化したものに他ならないわけだが、しかし「○○さんに投票してきました」というこの一言を表明することは、その投票に至るまでの個人の価値観の順位づけをする上に生じたはずの逡巡や戸惑いをほとんど反映することがないからだ。
「○○さん」の全ての公約と全ての人間的要素が自分の好みである、ということはほとんどない。だから私たちは、この人のこれはアリだけどこれはナシだな、というような判断を行い、それらを統合して一つの投票行動という形にする。そこには投票者がどんな価値観を重視しているか、あるいは様々な価値観をどう順位づけしているかが、間違いなく反映される。だからと言って、今回の投票行動において低く順位づけした価値観が、自分の中で常に軽んじられているかと言ったらそういうわけでもない。今回たまたま投票行動に反映されなかった価値観もまた、自分にとっては大切な、自分自身を形作る要素ではある。
だから人は悩みながら投票所へ行き、ときに悔しさに歯を食いしばりながら誰かの名前を書くのだ。何でこいつの名前を投票用紙に書かなければいけないんだと、忸怩たる思いで奥歯を噛み締めながら、それでもその名前を書く。この逡巡や戸惑いやときに怒りや不甲斐なさを、「○○さんに投票してきました」という一言が表現出来ると自分には思えない。その一言では語りきれないもの、こぼれ落ちてしまうものがあまりにも多くあり、そしてそのこぼれ落ちてしまったものに思いを馳せることこそが、民主主義の本来ではないかとどうしたって感じてしまう。
そして、特に自分よりも若年の人間に対して、投票行動における逡巡や戸惑いやときに怒りや不甲斐なさを感じさせる余地を残すというのは、これはやはり年輩者の義務であるとも自分は思う。そしてその余地が許されるために若者は、圧倒的に自由な自己決定権を持っていなくてはならない。少なくとも自分は、これまで親からも、また社会に出てからの先輩の誰からも「○○さんに投票してきました」と言われなかったことをとても良かったと思っているし、わりと感謝していたりするのであった。というようなお話。
少し辛気臭い話になってしまったので、今回の都知事選がらみで最も面白かった「石丸伸二の代わりに答えるシンクロニシティ西野」だけ貼っておきます。

観たものなど

特になし

そのほか(箇条書きで)

・『ジョブチューン』7月6日放送回。過去の放送の振り返り、厳しいジャッジを受けて「……自信がなくなってきました」とコメントしたコンビニ側の社員に対しての安食雄二氏の言葉。「自信とかじゃないんですよ。根気なんです」。だいぶ良かった。
・「申し訳ございません」って言うときは未だに心の中で、関根勤がやる高嶋政伸のモノマネの口調で再生されている。

ネット記事など

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(2024/6/30〜2024/07/15)

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