2024小倉サマージャンプ（+日曜障害未勝利）

今年は中京での代替開催になる小倉SJ。置き障害・順周りコースの重賞が続くとあってか6頭の出走に留まったが、その中で骨っぽいメンバーではあり楽しみ。

コースのポイント

スタートは芝の1600ｍ地点と近い２コーナー奥のポケットで、そこから2周で13回の飛越。置き障害だが3.4コーナー中間に1つと直線2つの障害が置かれ、スパイラルコーナーや最後の坂も相まって体力やトビのうまさが求められるコース。

この頭数なら内外や位置取り差云々という感じではないが、2つの障害が待っており、直長コース故差し勢もノーチャンスではない。小頭数なりの仕掛けの難しさも込みで各馬出番はありそう。

騎手

騎手別　成績

石神騎手3勝、森騎手2勝など数をこなし上位に持ってきてはいるが、このコースへの相性が良さが目に付くのは中村騎手。6番人気で2勝、10番人気3着もあるなど穴馬も持ってきておりコースへの理解度が高そう。

前走レース（小倉SJ）

前走レース別　成績（小倉SJ）

今年はヴィジュネル以外は重賞からの転戦。例年だと中山GJの3着内が出てきたらパーフェクト、OP組もそれなりにというレベル感。東京JSの相性やや新潟JSの数の少なさは例年の小倉コースに起因していそうなところで。

各馬雑感

ヴィジュネル

飛びぬけたインパクトこそないが、平地リステッド2着の平地力や器用さを武器に、入障戦から一度も連を外さずという堅実派。2走前パトリックやサペラヴィとの内容を見ても重賞路線でもある程度まとめてきそうも、ここは前走タイム差なしから頭数少ないとはいえ一気相手強化。純粋に平地力勝負はお手の物ではあり。

ホッコーメヴィウス ※取り消し

前走新潟JSでしっかりと勝利。この馬の地力の高さを考えれば順当ともいえる内容だが、1つ前の落馬を考えるとよく立て直していた。夏の連戦というのは22年にクリア済み。このコースも当時の阪神JSで制しているし、スピードが合うるうえ本来しっかり飛べるこの馬+飛ばせられる小牧騎手は直線障害2つの中京に合いそうで。

トゥルボー

2年の長欠を挟むなどなかなかうまく使えていなかったが、前走7か月ぶりの競馬はジューンベロシティの6着とある程度恰好をつけた形。中京は不良馬場開催の21年阪神JSで圧勝の舞台。オルフェーヴル産駒で力いる馬場なら一層パフォーマンスを上げそうもここは良好な天気で。とはいえ変わるならここ。

メイショウハチク

OP勝利のない現状。陣営も賞金不足で使えない旨を挙げているなかでのここへの参戦。森騎手を手配したことは大きいし、OPレベルなら相手関係1つで十分走れてもいいように感じるが、さすがに敷居が。

ロスコフ

前走東京JSは、勝ったジューンベロシティに寄られ寄られの不利がありつつの2着。近走最終障害で躓いて勝ちを逃すというレースが2つ続いていた中、最後までしっかり飛べていたのは大収穫。重賞に手が届く打点の高さにあるのは間違いない。あとは展開1つ、草野騎手が読み切れるか+直線の2つがポイント。

ニューツーリズム

前走新潟JSは早め仕掛けも向こう正面の飛越ミスなどもあって5着に敗れたが、その中でも粘りを見せてはいた。前走対抗評価したように、ホッコーメヴィウスが引っ張る流れを捕まえに行く競馬は本質的にはあっているはずのタフな馬で中京は向きそう。この頭数この鞍上この枠ならそこまで脚を使わず位置も取れに行きそうではある。

予想

コンセプト

逃げる◎ホッコーメヴィウスを各馬どう捕まえるか….というレースだったが、取り消しにより一気に難解な展開が予想される。先手はヴィジュネルかニューツーリズムか。個人的にはニューツーリズムがこの枠なら主張してくるとみているが、ヴィジュネルだと一層スローのレースになりそう。その場合でもニューツーリズムの仕掛けでレースが動く形になるか。我慢比べで。

本命はもともと〇を打とうとしていたロスコフ。近3走の感じから重賞に届く打点は示している。展開をどう読むかは求められるが、前走同様最後までしっかり飛べれば。その点置き障害というのはあっているか。自分の競馬はできそうなニューツーリズムを対抗、変わるならここか？のトゥルボーを3番手に。ヴィジュネルの安定感と平地力は高く評価するが、一気に目標となりそうな立場で押し出された1番人気となり4番手まで。

印

◎ロスコフ
〇ニューツーリズム
▲トゥルボー
△①

馬券的にはヴィジュネルの3着以下を狙った◎〇▲の連系で。割り切った勝負をしたい。

8/25 新潟1R（障害未勝利）

印

◎ザスリーサーティー
〇トラファルガー
▲ピーターサイト
△⑤

コメント

キャリアを積んだ9歳馬。前走は新潟で早め仕掛け4角先頭から目標になるという競馬。当時の新潟では御法度ともいえる内容で当時初障害とはいえオオキニに先着。ここ目標にきており。トラファルガーはパフォーマンスの差が大きいが、2着に来た際は後ろにスマイルスルーやサクセスエースがいた。自分のペースで。ピーターサイトは前回新潟は狭くなったり飛越が安定しなかったりという部分があったがロードスパイラル基軸で足りる。
初障害馬も多く、特にニシノパプルブリリは注目したい1頭ではあるのだが、オッズ的にはなかなか回せない。