秋陽JS
コースのポイント
東京HJやJSの開催される東京3110mだが、こちらはホームストレッチが通常通り水ごう→GW→竹柵→生垣という並び。13回の飛越、直線にも障害が待ち構えるなど大まかなフォルムは同様。
騎手
下段は障害種類の変わる両重賞も込みなのだが、森・高田両騎手が強い。ジューンベロシティで春秋重賞制覇した高田騎手だが、秋陽JSでもそれぞれ別の馬で②②①④着という安定感があり。
位置取り
直線に障害が1つあるとはいえ、長い芝コースが待ち受ける舞台。順回りコースゆえ押し上げるポイントがなく後方待機勢には難しさがあるが、最後を考えると行ききることもまた難しく、好位から運べる組がベターで。
前走レース
今年は不在も東京HJの掲示板組や阪神JSの上位馬が堅調に走っているレース。OP組は勝ち馬が0-2-0-4/6だが下位の巻き返しも含め様々、未勝利組は。新潟・東京という順回り直線長コースで直ぐに結果を出してきた馬か門番で経験を積んできた馬か。
各馬雑感
サペラヴィ
前走中京開催の阪神JSで重賞初制覇。メンバーレベル的にはやや恵まれた感も、昨年の新潟JS3着、5月のハイレベル戦勝利とここでもやはり地力上位。このレースは2年連続負けているが昨年は切れ目で飛ぶ面も。今の飛越力と、平地3勝C好走の脚力なら。途中から主張するタイプ、少頭数で捌きやすさはあるが並びはカギ。
サイード
前走新潟でOP2勝目。もともとソラを使う面があったような脚の使いどころが難しいタイプでもあるが、レース後骨折のあった阪神SJ以降の近走若干飛越がどうか?という面は見られるだけに固定障害変わりはどうか?も打点としては足りていい。内枠活かし上手く溜めたい。当地あまり結果出ていない小牧加矢太騎手だが。
ヴァレッタカズマ
相手なり感のあった未勝利時代だったが、相手が最終障害で大きく躓くロスがあったとはいえ以降重賞②①着ロスコフに昇級戦でいきなり勝利。前走も落馬煽り不利受け末脚見せるも4着。当地東京JSではかなり乱れ大敗も、本来飛べるタイプだし、昇級戦のパフォーマンスからは期待したくなる。引き続き森騎手も心強い。
アンクルブラック
3戦目で未勝利を突破しての昇級戦。2走前の③④着、前走の②③着と戦ってきた相手関係は強く、本馬自身のパフォーマンスとしては飛越など良化余地を残しつつ。流れに乗って運べるのが強みでスタミナ豊富。いきなりかなり強い相手関係にはなるが、当地好相性高田騎手継続騎乗は心強い。
ヴェイルネビュラ
入障以来①②①③着、ここまでのパフォーマンスは安定して高い。離されたとはいえジューンベロシティ・ロスコフの3着だった前走東京JS、内に入れられたのは間違いないが、このコースの14頭立て大外枠から下げて、最後も外から進出する競馬での3着は立派。飛越的には置き障害でより一層良い走りを見せてくれそうだが、ここも結果を出しており。
プラチナドリーム
まずまず相手なりに走ってくるのだが、近走内容はいくらか物足りない。オールザワールドの4着だった2月の小倉OP戦くらいに走れれば食い込みがあってもいいのだが…。東京はどうかも、スタミナを活かしたレースになれば。
ニンギルス
個人的にどこかで穴をあけると高く評価している1頭。飛越の安定感と息の長い末脚がとにかく魅力で、適性面からは小倉>固定障害≧福島>>>その他というイメージ。主戦の難波騎手に手戻りするのはプラス、東京ならある程度自分から形を作っていく方が良さが活きてきそうで。
ナリノモンターニュ
◎を打った前走清秋JSは3着、ある程度出して位置を取りに行く競馬を見せた。ペガサスは最終飛越での不利、東京JSでは接触や外傷。飛越はしっかりしているし、平地3勝クラスの脚力の持ち主。本質的には「バンケットが苦手」と言われていたように東京替わりがプラスになるということもありうる。
予想
コンセプト
セブンデイズらが回避して8頭立てとこのレースとしては少頭数に。◎はヴェイルネビュラから。前走東京JSは大外枠から内に入れるために下げる形となったが、それでも競馬になっていたし、前でも立ち回れる競馬センスが強み。東京ベストとは思わないが、力で押し切りを。
サペラヴィは61キロだが先行力を支持。置き障害でのものだが近走の飛越を見せられれば。斤量加味しても純粋に力上位。ナリノモンターニュは東京でスムーズにいった際の上がり目に期待。前走経験し追走うまくできれば。アンクルブラックは高田騎手とここまでの相手関係で拾う。
穴目ではブービー人気ニンギルス。置き障害、東京コースの中では相対的にパワー活かせそうな今日はプラス。自分から形を作って。
印
◎ヴェイルネビュラ
〇サペラヴィ
▲ナリノモンターニュ
☆ニンギルス
✕アンクルブラック
△③