阪神スプリングジャンプ

例によってオジュウチョウサンが3勝3着1回+アップトゥデイトが1勝2着2回。これを含む点は注意。

コースについて

正面芝コーススタートで逆回りに1周半。襷を通って順回り1周。
最後は再び芝コースに入って最初に飛んだハードルを飛越しゴールへ。

障害は
(逆回り1.5周)ハードル→生垣→生垣→生垣→生垣→水ごう→生垣→生垣→(襷)GW→竹柵→(順回り)生垣→生垣→生垣→(直線芝)ハードル

内外・脚質

枠番別 成績
脚質別 成績

正面スタートでコーナーに入っていくまでに一定距離がある。内外の差はそれほど大きくないか。後半の平地区間も相応にあり、好位差し組が目立つ。

人気

人気別 成績

昨年ジェミニキングが大穴を開けた格好も、基本的には人気馬で。中山GJに向けたステップレース。ここを始動戦にする有力馬も多く。

騎手

騎手別 成績

石神騎手はオジュウチョウサン以外にもニシノデイジー、シンキングダンサーでも3着に。西谷、森、高田騎手ら上位組順当、昨年大穴を開けたのは小野寺騎手。

斤量

斤量別 成績

中山GJへのステップレースとしての色も強く、重斤量の実績馬がとにかく堅調。62キロは5頭で10好走。

前走

前走レース別 成績

ステップレースらしく中山大障害組が堅調。平地2Rはいずれもオジュウチョウサン。

  • 中山大障害

前走 中山大障害

オジュウ&アップが中心にはなるが、大障害3着内馬を正しく並び変えられるか?が基本的な考え方。今年も①②③⑧着馬が出走で。

  • OP

前走障害OP
前走障害OP 間隔

JG1組も大挙してくる中、OPクラスからだと前走連対は必須条件。2着内馬で同年の冬コクからの馬は1頭のみと、ここに向けてゆとりを持ってきた馬を。

各馬雑感

ジェミニキング

昨年大穴を開けたが、その後長欠かつ62キロのイルミネは9着。一度平地を叩いて5着と健闘で、長欠を挟んだがまだまだやれそう。順調にここに持ってこられたという点は好感で、内内を立ち回れるタイプ。22清秋JSではマイネルグロンに勝利。飛越うまくこなせば。

エイシンクリック

22年の覇者。昨年もこのレース8人気4着と走っており、テンから出れないこの馬にとって、平地区間や飛越で巻き返しの効く舞台。明け10歳、かつ相手関係も一気に強くなってどうか、そして黒岩騎手替わりにはなるが。

マッスルビーチ

22年の大障害でも4着と健闘。昨年このレースは襷で中止。9か月ぶりのOPは61㌔、過去最高体重ながら3着かつ勝ち馬はセブンデイズ、4着もケイティクレバーというなかなかのメンバーで。本来はしっかり飛越もできるタイプ。直線ダートベター感はあるが阪神は2勝の舞台。しっかり狙っての出走でどこまで。

マイネルグロン

昨年は4戦無敗で大障害を制し年度代表障害ホースに。特に3番手から早め先頭で、こちらもしっかり力を出したニシノデイジーを1秒7離したのは圧巻で、走破タイムそのものも優秀。ところどころ飛越が低かったり折り合いにやや気を使ったりするタイプだが、レースの中で調整できるのも強み。勢いをつけ本番へ。

トライフォーリアル

2戦目で未勝利突破ののち直ぐ京都HJ、東京JSと好走も、そこから秋2戦は一息。本来は飛越もしっかりこなすタイプ。立て直しが効いていれば怖い存在で。

ニシノデイジー

22年の大障害勝ち馬、昨年の大障害も2着。気性や飛越からどうしてもアテにしきれない部分も多々あるが、実際崩れたのは道悪の2戦のみ。昨年は石神騎手と初コンビという中でしっかり3着は確保。クセのある馬で慣れた五十嵐騎手でこそという面もありそうで、平地力勝負になれば間違いなく抜けた存在。しっかり出し切って。

ネビーイーム

大障害こそ8着も、阪神JS3着を含めJG1以外では掲示板を外していない堅実派。飛越の安定感は抜群で位置もとれる。有力馬が崩れる展開になるようなら相対的に順位を上げてきそうな1頭で。

ロックユー

入障2戦目から3連勝でここへ。前走イルミネJSは、相手関係はやや楽な感はあったが単騎逃げから何とか押切りレコード勝ち。使っていく中で-20㌔という状態ながら強いパフォーマンスを見せた。固定障害をこなしていいるが、それでいてまだ上昇の余地のありそうなパフォーマンス。体を戻しさらに上昇も。出はあまりよくないだけに、外枠からどう位置を取っていくかがポイントにはなるが、簡単には止まらない。

ワンダークローバー

OPでも3着が3回。秋陽JS、イルミネJSと連続で追い込みを見せているように、前がとまるようなタフ展開になればトコトン強いパフォーマンスを見せてくれる。ロックユーを中心に前掛かりな展開が作り出されれば。

エコロデュエル

京都JSを勝利、大障害でも3着。それでも前者はバンケット登りも下りも危なく、末脚で吹っ飛んできた形、大障害も随所で飛越が詰まりながらも長く脚を伸ばしてきた。それでいてまだ明けて4歳。ニシノデイジー以上にアテに仕切れない半面、潜在能力と伸びしろを考えると大幅にパフォーマンスを上げてきてもおかしくない。

予想

コンセプト

ロックユーにしてもゲート課題はあり、それでいて西谷騎手ということで展開は読みにくいが、マイネルグロン、ゲート決まればにはなるがニシノデイジーは比較的前に行けるうえに、最大出力は抜けているといっても良い。昨年覇者ジェミニキングや、上昇余地も加味してエコロデュエルが中心。あるいはスムーズに行ったロックユーあたりか…というイメージだが、そもそも好走には空いている椅子が少なく、順当に走ってきそうで。

◎マイネルグロン
○ニシノデイジー
▲エコロデュエル
☆ジェミニキング
△②③⑧

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