2023 東京ジャンプステークス

コースについて

東京障害3110m 東京のダート内の障害コースを2周し、直線は芝コース、かつ直線障害アリというコース。竹→生→生→生→水→GW→大竹柵→大生垣→竹→生→生→生→ハードル。

内外

枠番別 成績(同コース)
枠番別 成績(東京JS)

イメージとしては東京芝1800m以上にコーナーの入りがスグにくる…というかスタートがもはや2コーナーなので内有利の色がかなり濃く、特に1枠の成績の良さは顕著。

騎手

出走騎手 成績 同コース

このレースで過去10年の勝ちがあるのは出走アリの中では草野騎手2勝、西谷・北沢・上野騎手が各1勝。他レースを入れると平沢騎手あたりはよく来ている(秋陽JSの相性が良い)。黒岩騎手はホッコーメヴィウスと2着4回。

前走

前走レース別 成績(障害)
前走平場OP 前走コース別 成績

中山GJ組の上位馬は休みに入りがちな時期ということもあろうか、平場OP組もよく来ているし、そこで勝てなかった馬の好走もある。GJからはオジュウの勝ち。京都HJ組はある程度位置を取って圏内~掲示板の組が来ている。昇級戦で絡んだマンノグランプリは、未勝利でエミーリオを1.2秒離して勝ち、キャリア4戦目だった。

脚質

今回脚質(同コース)
今回脚質(東京JS)

すぐに向こう正面に入るコース形態、順回り2周、かつ直線障害アリという中で、先行馬有利。東京の直線コースが最後に迎えていることもあり、逃げ一辺倒ではなく中団からの差し馬も来ているのだが、それでも直線だけでどうこう…という極端さではない。

年齢

年齢別 成績

4歳馬の成績がいいのだが、今年は不在。その他は目立った傾向までは見られず。8歳馬複勝率高いが勝ちきれず、9歳以上は全滅。理由を求めるなら、東京故にある程度脚力が求められることか。

予想

コンセプト

展開的にはロードアクアホッコーメヴィウスのどちらが逃げの手にでるか。タイプとしては前者はテンの速さの違いでハナを取っている一方、後者は積極的に出していってハナを取るタイプ。ホッコーが内ならスムーズに決まっていそうだが、逆の並びで難解。ほかにも先手を取りうる馬は複数存在している。実績最上位はホッコー。重賞3勝馬ながら60キロで出られるが、このコースは2着4回で勝ち切れていないのもまた事実。昨年のこのレース2着の後の重賞勝ちで、本格化してからこのコースで負けたのはゼノヴァースのみ(0.3差)なら十分か。久々感もある中でどうか。前走はかなりチグハグかつ落馬があって不安はあるも、エイシンクリックも実績上位。こちらは唯一の61キロ。グレートバローズは前走がなかなかの内容。飛越的に固定はOK。ザメイダンは飛越巧者。トライフォーリアルは伸びしろ魅力。大外ハンディーズピークはキャリア2戦目で未知数も平地力はある。コウユーヌレエフジューンベロシティも上位。

◎:ロードアクア

内目の枠を引いた点、何が何でも逃げなければいけないタイプではない(はず)点、そしてオッズで上位評価に。前走阪神SJはジェミニキングと0.6差、ニシノデイジー・ミッキーメテオ・ゼノヴァース・マイネルレオーネらに先着という好内容。後半は割と競られていた中での競馬だったし、そこから短縮は◎。疲れが出ての休み明けだが、ポテンシャルは高い。ハナにも立てそうだが、ハナに立ったうえで後ろから終始プレッシャーをかけられる展開だけは避けてほしい。好位内とかでOK。

〇:ホッコーメヴィウス

重賞3勝馬ながら斤量60キロで出られる点は大きい。外目の枠を引いたことで、ハナを取り切れるかだが、こちらが押して取りに行く展開になると予想。そのうえで、同コースでは2着4回と勝ち切れてはいない点はやや気になるが、本格化後負けたのはゼノヴァースだけなら。昨夏からは使い詰めだったこともありゆっくりと休みを取って来たのだが、使って使って成績を残してきた馬の過去最長休養明けで、それなりの状態のようだというのは気になる。まともなら着は外さなさそうだが…。

▲:エイシンクリック

22年阪神SJ勝ち馬で、唯一の61キロを背負っての出走。前走は出遅れ、押し上げ、位置下がって落馬という競馬だったので、不安な点はあるが、もともとの飛越自体は上手いタイプだし、立て直しがしっかりと効いていれば、人気的にも狙いやすい。ホッコーメヴィウスより1キロ背負って同タイムという昨年のこのレースの実績もある。

☆:ジューンベロシテイ

前走中山GJは6着。後ろから運ぶ形ではあったが、タフな条件の中終いの脚を使っていた点は高評価。グレートバローズに勝ち、テーオーソクラテスの2着という実績的に上位とは思わないが、そこそこやれても良いレベル感ではある。やや急仕上げ感のあった前走から、仕上がりよさそうな今回で、浮上はあってもいい。東京>中山タイプだろう。外目の枠からどのポジションを取るかがカギも、基本は中団からの競馬を予想。

△:メイショウアルト

内目の好枠をゲット。前走新潟のOP戦は久々×61キロで3着とまずまず。終いの脚が堅実なタイプで、新潟や中京(3着だった阪神JSが代替で中京開催だった)同様の左順周りで、直線長い東京コースなら浮上があってもいい。鞍上乗り替わりだが、イン差しを狙った競馬をしてほしい。


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