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Open AI動画生成AI SORA発表や半導体などAIバリューチェーン多様化に向けて始動!

OpenAIがNvidiaの競合であるGraphcore社と買収話に関して話し合い

Image Source:Graphcore社、https://www.graphcore.ai/

AI関連ビジネス界で半導体業界を再編したいと莫大な資金誘致をしたいと衝撃的な宣伝をしたOpen AIですが、イギリスのAI半導体製造メーカであるGraphcore社と買収を視野に議論中であるようです。以前ARMもイギリスの会社でNvidiaが買収することを視野に交渉したのですが、国家安全保障機関の審査で安保上の理由で承認を拒否、それからアメリカのFTCもこの買収に関して不法的な垂直買収であることを理由に提訴することになり結局合併は水の泡になりました。

現在Open AIが買収するための話し合いを進めている イギリスのAIチップメーカーであるGraphcoreは、2022年に2億ドル以上の損失を出した企業でAIチップ市場でNvidiaと競合している企業ですが、販売に苦戦し、大きな損失を出している状況なので両社のニーズが合致できる可能性が高いでしょう。

Graphcore社はIntelligence Processing Unit(IPU)技術、特に革新的なBow IPUは、AIコンピューティングにおいてNvidiaのオファリングに対抗することを目指しているようですが、まだ市場浸透を達成していない状況なのでOpen AIとの協業が流れを変えるチャンスになるかもしれません。

今年のCES 2024でも話題になったようにQualcomm, Microsoft, Google, Samsung Electronics, Tesla, Amazonなどのプラットフォーム、半導体、S/W,IT企業などが次々と研究開発や量産に向けて動いているため大きな業界再編と競争が予想されます。それからOn Device AI機器の普及による市場拡大にも目が離せません。

参照記事

Open AIがText to MovieサービスSORAの公式TIKTOKアカウントを開設


最近アメリカではTiktokサービスに対するサービス規制に関する賛否世論が別れる中Open AIが動画生成型AIサービスであるSORA(ソラ)で作られた動画などをアップロードする公式アカウントを開設し話題になっています。実際AIが作った動画のレベルはかなり高いし、興味深いです。特に動画の世界はイメージとは違い様々な物理法則の世界を反映しないといけないためAI技術の進歩示しているバロメーターだと考えても良いのではないでしょうか。

本当に広告やクリエイティブの領域でGAI(生成型AI)の活用や活躍に目が離せません。

それではSORAが作った動画30個を一緒に見てみませんか。

ChatGPTがメモリ機能追加で過去の会話も記憶できるようになる

OpenAIは、ChatGPTに記憶機能を追加する予定であることを明らかにしました。この新機能により、今まで「一つの会話」内での文脈を理解できる程度だったChatGPTでしたが、メモリ機能が導入されると、「全ての会話」を通じて使っていたユーザーの基本情報や会話情報を記憶し続けることができるようになります。これは、一部のChatGPTユーザーを対象に、テストとして導入される予定ですのでまだ全てのユーザーが使われる段階ではないですが、近日使えることになり利便性向上になるかと思います。この機能が実装されると、ChatGPTは過去の会話の内容を覚えた状態で会話や要求事項に関する対応ができるため、新しい会話でもそれらの情報を基により適切な応答を提供できるようになります。

Open AIの関連ページ

皆様は本当にAIが世の中を変えている速度が早すぎて少し怖いんですが、やはりAIに関する理解を深め、AIを活用できる能力はますます必要になること間違いないかと思います。みなさんの意見も聞かせてください。


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