君が笑うように僕も笑えたら
『大好きだけど 大嫌いでした』
久しぶりに聞いたこの言葉が、猛スピードで胸に突き刺さった。
小中学生の頃の記憶なので遠く昔のように思えてしまいますが、私は6人のNEWSが大好きでした。初めて買ったCDも、初めて店舗で予約したアルバムもNEWSで、なによりかっこよくて素敵なお兄さんたちに惹かれていました。
だからこそ、いなくなった時は6人が永遠でなくなったことにとことん悲しんだし、受け入れることができずに何年も何年も存在を避けてきた。
私の大事なグループ、大事な担当に試練を課すなんて許せないと憎むこともありました。
グループとして、いくつも高い壁を越えたある日。再会の第一報から、コンサートの見学まで。あのしげがこんなに行動に移すなんて夢みたいと何度思ったか。
そしてクローズの場で開かれたスペース配信。
「誰も傷つけたくない」「誠実でいたい」「誰かの救いになるのなら」と沢山話をしてくれて、あくまで自分の思っていたことだから、それぞれの思いがあっていいと言ってくれる優しさに、これも愛だよねと思いながら配信を聞いていました。
あの時のしげに教えてあげたい。
こんな心の内まで話せて、自信も自分の立ち位置も確立できるようになったんだよ。
なにより自分の思いを素直に表現できるようになったんだよ。
恨んでも仕方ない。しげあきがこう言うのに何年かかったのか。過去の話より未来の話をしたいと言ってくれる今が一番眩しいよ。
なにより、「大好きで大嫌い」な人から、友達になれたこと。今はただ嬉しい。
NEWSの20周年、思い出を胸の中に、未来を手のひらに。確実な一歩が目に見えて分かる出来事を共有してくれて本当にありがとう。
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