見出し画像

ヨーグルト、宅急便、カットソー

今朝、目覚めると日差しが窓辺に落ちていました。時間はまだ早いが、朝日の柔らかさに誘われて起きることにしました。寝ぼけ眼をこすりながらリビングに足を運ぶと、玄関の前にひとつの宅急便が置かれていました。

その箱は、先日ネットで注文した、あのカットソーだったのです。何度も画像を見ては気に入ったデザインと色にうっとりし、ついにポチっとしてしまったあの一品。箱を開けて手に取ると、想像以上の素材の柔らかさにほっとしました。淡いブルーのカットソーは、パソコンの画面よりも実物の方がずっと美しく、テンションが上がりました。

早速そのカットソーを着て、キッチンへ向かいました。冷蔵庫を開けて取り出したのは、私が毎朝欠かさず食べるヨーグルト。高タンパク質を売りにした無糖の製品です。

その酸味と濃厚さが、これから始まる一日のエネルギー源となります。今日は特別にブルーベリージャムを混ぜて、無糖ヨーグルトを台無しにしてみました。ヨーグルトの白さとジャムの紫色が混ざり合って、とても美しいマーブル模様ができ、食べるのがもったいないほどです。

朝食が終わると、新しいカットソーをまとった私は、いつもの散歩に出かけました。街中を歩きながら、カットソーの色が気に入ってくれたご近所の隣人から声をかけられました。同じ町内に住む出口さんとは時々話をする間柄です。今日は一緒にコーヒーを飲むことになりました。彼もファッションが好きで、私のカットソーの購入先を尋ねてきました。

帰宅すると、宅急便の空き箱が玄関に置かれていました。その箱を見つめながら、ネットで見つけた一枚のカットソーが、こんなにも私の一日を彩ることになるとは思いませんでした。

#オチのない話
#小説
#生成AI
#創作日記
#創作ブログ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?