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麻雀が怖かった話

けっこう長いです。もしかしたらこういう人他にもいるのかなぁと思ってその日から1年経つ前に供養しようと思って書いています。

全然関係ないですけど、サムネははじめて行った巣鴨道場でオーラス逆転トップになった時の手牌です。一発ツモで跳満でした。


では本題に入ります。

麻雀はじめて3,4か月ぐらいの頃、近所にあった雀荘が週末にノーレート営業しているというので遊びに行かせてもらっていました。平日の夜でもときどきセットのお誘いがあって、徹夜で麻雀を打つこともありました。

いつもネットでばかりで自分の麻雀を人に見られることがなかったので、フィードバックがある麻雀は新しくて勉強になるなあとも思っていました。

しかし次第にわたしの消極的な手組みに痺れを切らしたのか?、受け入れを減らしてスリムにする打牌をするたびに「あぁっ!」とか「それじゃこの前言ったことわかってないじゃん」と言われるようになってしまい、自分の手番が回ってくるのがいやだ、早く誰かあがってほしいと感じるようになってしまいました。

当時のわたしは点数計算もピンフと満貫以上でなければ5〜10秒ぐらい考えてしまっていたので、何かを暗刻にしてのテンパイを取る意味がなく、556と持っていたら安牌を用意して必ず5を切るように、シャンポンの受け入れを消してリャンメン固定する癖がついていました。

スリムに構えているからオリには困らない、けどあがった時はほとんど門前だから高打点というようなスタイルだったのを、ブクブクに構えて、赤が1枚でも入っていたら必ず副露してあがりをとるスタイルに矯正されていたように思います。それがフリーでの打ち方だと言われました。

また、「◯◯(わたしの名前)は雀力がないから守備麻雀は向いてない、攻撃型になったほうがいい」とも言われました。自分は麻雀においてはおそらく気が小さいので、できるだけ放銃率を下げて、勝負できる時だけ勝負したいと思っていましたが、そうやって少しずつ矯正されているうちにだんだん自分が何を河に置いたらいいのか、リーチに対してどの牌を打っていいのかダメなのか何もわからなくなってしまいました。

牌の危険度とか、押し引きの基本的な考え方は何もわからないまま、ただこの牌は押せ、当たったら仕方ないと言われ言われるがままにするしかありませんでした。本来なら放銃が怖くて仕方ないのに言われるがままに押して点棒がなくなっていくのはとても苦しかったです。

それから数日して、また夜にセットに誘われました。

いつものメンツだったのですが、その日は少し雰囲気が違いました。
「◯◯はオンレでは絶対打たないって言ってるけど、この先麻雀続けていきたいなら絶対オンレやったほうがいいよ」と言われました。

わたしは学生だし、今の下手な麻雀で、運が悪ければ1日で大きなお札が1枚飛んでいくようなものには怖くて手が出せないし、そもそもノーレートだという条件で遊びに行かせてもらっていたので最初はお断りしていたのですが、「じゃあレート低くするから」と全く聞き入れてもらえず結局そのまま流されてしまいました。内心は今すぐ帰りたいと思っていましたが、今更そんなことを言うこともできなくてそのまま数半荘麻雀を打ちました。

結局その日の麻雀はそこそこしっかりと負けました。

別に負けたから怒っているというわけではないし、誘ってくださった方からしたら普段の1/5とか1/10でやってるのにビービー騒いでなんだと思われるかもしれませんが、それくらい麻雀を怖いと思ったのです。言い方は悪いし、大した金額じゃないかもしれないけどカモにされたみたいな負け様だったんじゃないかと思っています。

Mリーグや連盟チャンネルを見て、わたしもやってみたいと思ってはじめた麻雀でしたが、怖くて怖くて仕方ないものになってしまいました。同じ麻雀とは思えないくらい怖く感じて、これ以上対局とかを見て好きになってしまう前に麻雀やめてもうなかったことにしようかなと思うくらいつらかったです。

今はもうそのお店はなくなってしまったので行くことはないのですが、わたしが住んでいるところにはノーレートのお店はなく、電車に乗って少し遠くまで行かないと打てるお店がないので(そのお店に行っていない理由は別にあるのですが)実際に牌を握って麻雀を打つことはそうそうなくなってしまいました。

このご時世もあってなかなか東京にも行けないので、家でぽちぽちネット麻雀をやっています。結局麻雀は嫌いにはなれませんでした。

ひとりではじめて乗り込んだ雀荘でめっちゃ優しくしてくれてお手紙くれたひなたん、はじめて巣鴨道場に行った時に麻雀教室で「切る牌合ってるからもっと自信持っていいよ」「よく当たり牌止めたね」と褒めてくれた内川さん、全然ダメダメなのになんとか夜の道場部まで付き添ってくれた()原さん、なぜか2日連続でゲストに遭遇し、顔覚えてくれて話しかけてくれた翔ちゃん、ノーテンリーチぶちかましても「おしいwテンパイしてそうだもんね!」と言ってくれた日吉さん、麻雀に出会ってからたくさんのいい思い出ができました。

まだまだ麻雀はびっくりするほど下手くそで、ついてしまった癖は全然抜けないけど、今よりもっと上手になるためにとあるプロの方のリモートティーチングをお願いすることにしました。

そのことについてはまたnoteにかけたらいいなと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでくださったみなさんありがとうございました。雀魂の段位戦打ってきます。

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