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よわさ と つよさ を まぜるのが


そのひとは、

よわかった。


この時代を生きていく上で
多くの面での
よわさをもってうまれてきた。

少しのつよさも長所も
もちろんあった。

一番の長所は
おだやかさとやさしさだった。


人とのお喋りが苦手な代わりに
人の氣もちを察する能力に長けていた。

だから、
自分の思いは
内に閉じこめ

時と周りに
ながされ、ながされ、
しずかに、生きた。

そしてためこんだその鬱滞を
自分で解消することは
できなかった。

その身体の中に鬱滞した病が
しずかに、ふくらんで やぶれた。


そのひとは、
その日、その時を、只々、

霞の中で、
清廉に、暮らしていたらしい。

そしてやはり、
だれにも、なにも、言わずに
しずかに 還っていった。



前世のカルマというものがあるなら
そのためなのかもしれない、

そういうものがないのだとすれば、
お役目だったのかもしれない

つよいひとに、
よわさ とはどういうものかを、

よわさ と相対する
つよさ はなんのために在るのかを、

それを どうつかえばよいのかを、

おしえるお役目を担って
生まれてきてくれたのかもしれない


だから、
ひとの徹底的なよわさを見たとき
つよいひとは

くやしくて
せつなくて
かなしくて

やりきれない。


ただ、いまは、
そのひとが

そっと生きていた自分の世界に
⭕️(まる)をつけてくれることを
いのる


そんなことをおもえるくらいには
わたしもつよくなれたみたいだ。

ありがとう

さいごに
つよきを 教えてくれて

つよさを使うよ、
つかって ゆくよ、

これから、もっと。

この先のミロクの地球には
よわいも つよいも
なくなるからね

そこでまた、
腕相撲して、あそぼうよ




つよきも よわきも

あしきも よきも


まじる まぜるが

このほしの


まぜまぜ しよう

そこから蓮が 咲くように


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