禁煙3日目 渇望

金欠という苦境から禁煙を決意した私。
大学から今まで7年間一日もかかさずに吸い続けたものをやめると同時に多大な苦しみを味わっている。
7年間交際して結婚も考えていた彼女と別れるときも同じことを考えるんだろう。
旅行、友達との銭湯上がりの一服、バイト中のサボり、国試勉強、学会前の徹夜など大学の全ての思い出をともにしてきた。

まず、現状のメリットとしては2点
・金の減りが遅い
・1日が長くなった
どちらも禁煙前からの想定通りで面白味に欠ける。

次にデメリットの苦しさである。
僕の場合、離脱作用として主に3点体験している。
・1日中味わったことのない眠気
・普段は気にも留めないことに対するイライラ感や不安感
・禁煙したにも関わらず喉の痛み、痰

1点目の眠気に関しては、仕事をしていられないほどである。窓際新入社員である僕は普段、パソコンにiQOSを置いてteamsを緑にしながら漫画を1日中読んでいるだけなので、目をつぶれる。
問題は2点目のメンブレである。ニコチンによって絶えず生成されていたドパミンが減ることは、メンタルヘルスに堪える。正直、イライラは、1分ほど心を落ち着かすとどうでも良い。しかし、ネガティブになるときはしんどい。今まで女の子からそっけなくされたり、失敗したとしても、風俗のチェンジで精神で次にすぐ向かっていけていた。だけどこの禁煙を始めてからは、心の拠り所が無くなった気がしてショックを受けて、ガン萎えしてしまっている。
テストステロンが断然足りていない。セロトニンやドパミンを与えてくれる存在が欲しい。人生で初めて彼女が欲しいと強く思った瞬間である。

とりあえず、ニコチンが消える人体実験としてこの後どのような変化をするかをしっかり体験していこうと思う。

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