「密輸 1970」感想

※ネタバレはないつもりだけど、多少のあらすじには触れている。

「韓国版オーシャンズ8」という口コミを見て、翌日に観に行った。
わたしはオーシャンズ8が大好き。オーシャンズシリーズ自体はそこまで観たことはないが、オーシャンズ8だけはおそらく月に1回は観ている。

日曜日のお昼の映画館でも、そんなに人はいなかった。
ATMみたいな機械で鑑賞券を購入し、ドリンクを片手にシアターの入口へ向かう。この時点で上演5分前。

受付の人に違うシアターを案内された。その日は「キングダム」が一番大きいシアターで上映予定だったので間違えたのだろう。そのまま券に記載の小さめのシアターへ入る。

暑い。冷房入ってない?
5分前なのに誰もいないし、上映前のCMみたいなやつも流れてない。画面真っ黒。

あってる?ここ?間違ってる?
受付に戻ってシアターあってるか聞いてみたけど、券に書いてあるところであってるぽい。とりあえず座って待つ。

寒いと思ってたからブランケット持ってきたけど、いらなかった。暑い。
そうこうしているとポツポツと人が増えてきた。なんとなく冷房がききはじめた気がする。


韓国の田舎で海女をやっている主人公。近くに工場が建設されたため、海産物が思うように捕れず、生活が苦しい。
そこにきた儲け話をめぐる、海女たちの騙し合い・復讐。

最初の密輸で大金を得た海女たちが、おしゃれな服を買い、メイクをして、クラブ的な場所に出かけるシーンでのファッションも結構日本と似ている部分があるっぽくて(生まれてないから実際のところは知らんが)、韓国もそんな感じなんだ~と思った。
喫煙している女性がたくさんでてくるけど、韓国って女性の喫煙者に差別的?あんまりよく思われてない?みたいなことを聞いたことがあったから、この時代はそんなことなかったのか、それとも海女という職業特有のものなのか。

海の仕事は危険が多いということで、手足を失った人とか軽率に出てくる。序盤でわりと人死ぬ。こっちはオーシャンズ8のつもりで観てるから、ほんとにびびった。

密輸の企業のボス?みたいな人がでてくるけど、めっちゃかっこいい~~~あとめっちゃ強い。ベトナム帰りの元軍人?つよい。かっこいい。

いろいろ駆け引きとかあるのかと思ったけど、案外行き当たりばったりですすんでく。あなたのこと信頼してますよ?あなたもそうですよね?裏切らないですよね?みたいな駆け引きもあるっちゃあるけど、結局は漁師町の人々の腕っぷしとか気性の激しさが勝つ。

主人公たち海女さんグループが追いつめられていくところ、ほんとにドキドキした。さすが韓国映画なのか、弱者の描写えぐい。こっちはオーシャンズ8のつもりで(以下略)

(結果)
オーシャンズ8ではない。(それはそう)
主観にはなるが、綿密な駆け引きとか裏の裏をかいた戦略とか、そういうのはほぼない。けっこう人死ぬ。ていうかほぼ全員死ぬ。
でも比較的とスカッとエンドだったとは思う。最後のシーンもなかなかよかった。


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