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北九州テイクアウトマップを作ってみた4

4月4日に北九州テイクアウトマップを制作し提供を開始してから4週間が経ちました。作ったきっかけや仕組みなどについては、これまでの記事をご覧ください。(多くなってきたのでマガジンにまとめました)

前回のその3から、2週間が経ちましたので、その間に起こったことを書いていきます。

起こったこと①~強力な企業協賛をいただいた

北九州テイクアウトマップについては、以前紹介した福岡ひびき信用金庫様をはじめ、様々な形で協賛をいただいています。例えば、至誠法律事務所様は真っ先に協賛の申し出をいただいただけではなく、運営を進めるにあたっての法律的な相談を受けていただいております。ワクグミ様にはロゴを提供いただきました。また、パッケージプラザカワノ様には、弁当容器を買いに来られる飲食店の方々向けにチラシを設置いただいております。

カワノ様

こうした中で、新たに協賛をいただいたのが北九州市内の不動産屋、大英産業様です。最初は「協賛金いただけるならありがたいです~」程度で応対させていただいていたのですが、その内容を見て驚きました。それがこちら。

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取組①だけでも十分ありがたいのですが、②や③の内容は、大英産業様の地域に対する熱い想いを感じずには居られません。対外的な認知活動支援だけではなく、内部の社員の皆様への配慮も厚く、こんなに素敵な企業が北九州市内に存在する、ということを知り、運営への意欲はさらに高まりました。

また、チラシ30,000枚については、希望する先には必要枚数をお送りいただけるとのことで、これもまたFacebook等で呼びかけたところ、市内の複数個所の方から「うちなら置いて良いよ」といっていただけた事は、本当に胸が熱くなりました。このような素晴らしい方々がいる北九州市は、やっぱり素敵です。

起こったこと②~情報連携についての打診を受けた

元々、北九州テイクアウトマップは、飲食店の支援を目的として立ち上げたサービスです。同様のサービス・サイトは多く立ち上がってきており、我々としては、積極的に連携を進めていく方針を取っています。

なぜなら、サービスの運営は手段でしかなく、目的が飲食店の支援であれば、飲食店の負担となる情報登録の手間などは出来るだけ少なくしたい、という想いが根底にはあります。なので、他のまとめサイトなどには情報連携しませんか、という呼びかけを続けています。
そうした中で、相手側からの情報連携の打診をメールでいただいた事例がありました。この時、改めて思ったのは「相手が何者か分からない中で情報連携と言われるのは不安が大きいものだ」という当たり前のことでした。

大義名分はあるにせよ、これまで付き合いのなかった方との連携というのは、これまで築いてきたものを崩すリスクもある、というのを、言われる側になって、改めて感じたのです。その対策として、情報連携にかかる覚書ひな形を作りました(至誠法律事務所の春田弁護士にお手伝いいただきました)。それがこちらです。

掲載情報提供にかかる覚書_ひな形_pages-to-jpg-0001

いきなり覚書、というとハードルが高く感じるかもしれませんが、我々が扱っているのは単なるデータではなく、有志の方々の努力と、飲食店の方々の想いが詰まっているものという認識で、大切に扱っていきたいと考えています。もちろん、この想いに応じていただける方には、喜んで情報をお出しします。実は、昨日、覚書の締結まで進んだ相手がいらっしゃいますので、そちらについては近々公開されるのではないかと思います。(ひな形の内容とは一部変えています)

起こったこと③~市内テイクアウトまとめサイトとの連携企画を立ち上げた

先ほど少しふれたとおり、北九州市内を対象としたテイクアウトやデリバリーのまとめサイトは多く立ち上がってきており、把握しているだけでも10個は存在します。

それぞれが飲食店の支援を目的として活動している中で、横のつながりというのも必要な段階になってきたと感じていました。
ただし、個人的には、サイトが乱立することは、それほど悪いことだとは思っていません。というのも、各サイトは、対象とするエリアや、特性、運営の方針が異なり、それらが織り重なることでメッシュ状に手厚い支援になっていく、と考えているからです。
例えば、北九州テイクアウトマップは、市内全域(+近郊)を対象としており、より早くより多くの掲載を進め、いち早く「全市民が近くのテイクアウト店舗を見つけられること」を主眼として進めています。そのため、店舗からの登録だけではなく、利用者からの情報提供や、SNSから得た情報の投入も積極的に行っています(※現在の掲載店舗数は320を数えます)。反面、この方針では、各店舗への手厚いフォローには限界があります。
一方、他のサイトでは、手厚いフォローを根底として、例えばSNSの使い方のレクチャーや料理写真の撮影まで行われてるサイトがあったり、実際に運営の方がきちんと実食したうえで掲載を進めているサイトもあります。
流石に私が300食以上も食べるのは無理です(;^_^A

いうなれば、救急医療における、現場の手当てを行って病院まで搬送するのが我々の役割であり、病院での治療は他の方に行っていただく、というとイメージがしやすいでしょうか。

他のサイトの方々、いずれも「何かこの事態に対して出来ることはないか」と想いを持たれて進めていらっしゃいますし、そうでなければとてもやってられない、というのがリアルな実感です。

とは言いつつも、飲食店側から見れば登録の手間がかかる、という事もありますので、そのために前述のような覚書の整備も進めていければと考えています。また、他の企業様からの連絡において、我々だけで対応するのが不適で、各サイトからのつながりで飲食店へ連絡した方が良いことも出てきました。

ということで、伝手を辿りつつ各まとめサイトの主宰にお声がけし、情報交換のFacebookグループを開設しました。現在は我々含め、7つのまとめサイトの主宰が参加しています。(企業様からの打診情報もあるので秘密のグループとさせていただいていますが)

ここから生まれたのが、GW向けSNSキャンペーン企画「#たべコト」です。

テイクアウトの情報発信を促進してきた我々が、GWに何をすべきか考えた時に導き出されたのが、「遠出できないGWにおける家庭での楽しみを作り、飲食店への感謝の気持ちを届けること」でした。

想いをハッシュタグ「#たべコト」に載せてインスタ/Twitterに発信していただき、特設サイトで表示する。
(ちなみに、このサイトは4/29AMの企画会議の後、5/1の公開までの突貫工事でメンバーが作ってくれました…改めてメンバーに感謝)

やっていることは単純ですが、飲食店の方々にも自分たちが提供している料理がどの様な形で楽しまれているかをご覧いただき、また、新たな提供形態の参考にもしていただけるのではないかと考えています。
この企画を、我々含めた5つのサイトが連携で取り組んでいます。

詳細は、WEBメディアに取り上げていただいた記事をご覧ください。

今後も横連携を進めながら、”次に必要となること”を見据えつつ取り組みを進めていければ良いな、と考えています。
具体的に言えば、これから暑くなってくる中で必要となるのは「宅配」だと思っています。既に北九州市内でも飲食店のオーナーたちが連携してデリバリーサービスをはじめていたり、直近では勝山タクシー様が配達サービスを開始することを発表されています。

こうした動きとも連携しながら、飲食店や、食を必要とされる方々への取り組みを進めていければいいな、と考えています。

長くなってきたので、本日はここまで('◇')ゞ

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