大学の課題で自作ゲームを提出した

ゲーム制作(といえるか分からないくらい拙いものだけど)をやってみたい!!という夢がこの夏やっと実現しました。

使用ソフトはRPGツクールMV

です。古のニコニコオタクは見覚えがあるかもしれませんね。

このゲームはある授業の課題提出用で作成しました。

この授業で学んだことをあなたが一番伝えやすい形式で伝えてください、という課題で、テキストでレポートを作成した同級生もいれば、テキストとデザインとかを駆使して雑誌風にその授業で学んだことをまとめていた同級生もいました。みんないろんなことしててほんとに面白かったです。

そんななか私が選んだのがゲーム制作しちゃおうという答えなのですが、人と被るのが死ぬのより嫌な私にとってこれ以上ない最適解だったと思っています。後期があけるまで、誰かと被っていたらどうしようというクソデカ焦慮に苛まれていたのも杞憂に終わってよかった。

こんな感じでこの課題に乗っかって今まで手を出せずにいたゲーム制作に手を出しちゃおう!となったわけです。当初は本当にゲーム制作をしようかかなり迷いました。①元々違う案があったから。②製作にどれくらい時間がかかるか全く見当がつかなかったから。そして最後に、③この課題に便乗しなくとも100%自分の意志でやり始めたかったから。

1人じゃなかなかやろうとしなかった私に不甲斐なさばっかりでしたが、結果的には前述のように、この選択をして本当に良かったと思います。私に機会を与えてくださったこの授業の先生には感謝しかありません。


ゲームの内容的には、主人公を1人おいて(モデルは許可をとってその授業の先生にさせてもらいました)、その授業で学んだことを主人公がゲーム内ですこしづつ学んでいくようなストーリーになっています。

ありふれた資格とか肩書きより世界で自分にしかできないこと。先生がよく言っていることです。ゲーム内で主人公が自分にしかない武器を探すことの大切さをだんだん学んでいく、みたいなストーリーになっています。ゲームタイトル:就活。RPGアツマールで先生と数人の先輩と友人に限定公開中です。中身の出来なのですが、


マジでこの上ない駄作



まあ5日で作ったから……(言い訳) ボックスからコーラが無限に出てくるし特定の人間に話しかけないとストーリーが進まない部分があるし……

ストーリーは割とお気に入りなんですがシステム的な出来は全くよくないです。それでも見た先生がおもろいって言ってくれたり、先輩がめちゃくちゃに褒めてくれたり、友達もプレイしてくれたりですごく嬉しかったです。


で今回書きたかった部分なんですけど、このゲームを作ってる5日間が人生で一番楽しかった

こんなことある????ってくらい楽しくてずっとびっくりしてました。アホなので、人生で一番楽しい思い出ってそれまでは、修学旅行で~す!くらいしか言えなかったんですけど、確実に高校の時の修学旅行の10倍は脳内麻薬が出てた。

この年になって人生イチ楽しいと思える経験ができるなんて……と思いました。綺麗事とかではなく本当の話なのが怖いところ。衝撃が凄すぎて、不思議な経験だなあという印象のまま夏からずっと私の中にいる。

それに創作でこんな気持ちになることも私はそうそうないだろうから、本当に大切に記憶しておきたい経験になりました。というわけでここに書いています。


一番楽しかったのはちょっとしたシナリオ分岐考えてそれに沿ったコマンド打ったところかなと思います。分岐がうまくできているかのテストプレイを何度もしたんですけど、色々試行錯誤して打ち込んだものを試せるのが本当に楽しかった!うまくいってっかな……とドキドキしながらテストするのも楽しかったし、ここは違うコマンドのほうがいいなとか、とにかくめちゃくちゃ悩みながらの試行錯誤がありえんほど楽しかった。

あらかたコマンド打ちが終わって完成形が見えてきたころに始めたSE付けもすごく楽しかったです。効果音なんて入れようと思えば無限に入れられるし、あここも入れよ~!となってどんどん賑やかになっていくのがすごく嬉しかったし楽しかったです 効果音ちゃんとついてるかなのテストプレイでは、SE以外があらかた出来上がってることもありそこそこちゃんとしたものがプレイできるんですよ!!達成感もすごく感じられたフェーズでした。

逆に一番泥沼だったのは中盤のマップ移動のコマンド打ち込みです。500万回くらいテストプレイしたけど色々あって中々うまくいかなかったからしくしく泣きながらやってた。しかも中盤で止まってるからテストプレイもそこそこ進めなきゃ該当コマンドの確認ができません。SE付けとか他のコマンド打ちしてるときのテストプレイは楽しくやってたけどこのフェーズのテストプレイは正直嫌々やってました。ここら辺がストレスと疲労感のマックスでした(まあ全体を通してそこまでストレスは感じてないです)。

それでもなんやかんやで完成したし期限内に提出できたし何よりめちゃくちゃ楽しかったのでOKです、まじで。二徹とかしたせいで変な時間に寝ちゃって自車校寝坊したりしたけど……まあ…………(ごめんなさい)


約5日間引きこもり+ほぼ寝ず+入浴せずでやっていたもので、人間としては色々終わっていました。代わりに、完成して提出が終わった時の達成感は凄かった。


やっぱり、課題に便乗しなくとも100%自分の意志で始めたかったなぁという後悔はあります。でも前述のように、この経験を通して感情面でのいろんな経験をすることができました。結果として何か残したっていうよりも気持ち的にいろいろな経験ができたことが一番の報酬かなとおもう。創作をそこそこいろんな手段でやっていますが、DTMとかボカロいじったりしても経験できない感情が経験できたかなと思います。私の場合です。曲とゲームじゃ色々違うし。

何より自分らしい選択ができたことが一番サイコーかも!まあ本当に出来が良いとは言えないけれど。それに、これを読んでいただいた方はお分かりのように、私は「挑戦した」ということにめちゃくちゃ満足してしまっています。多分めちゃくちゃずっとやりたいと思ってたから。内容的に満足したら多分終わりだし、内容的には全然満足してない それでも、自分こんなことしたよ!てここに書き残せるくらいでっかい記憶になったのは感情の部分でいろいろ経験できたし、自分らしい選択だと自分で思っているからなのだろうなあと思います。


今うまいまとめ方が見つからなくて困ってるところです これからもやりたいことやってこ~とおもいます。


そんな感じで!


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