天の川に映る自分は
本当の自分を見つけると、
少しだけ嬉しくなる。
でもその後で、その感情が、自分の半分以上は嘘だと白状していることに気がつく。
小さい頃は、
七夕の晴れを願うほど、人に優しく生きてきた。
少し時間が経って、
明るい母も泣くことを知った。
乱暴な父にも、大切に仕舞っているものがあることを知った。
お姉ちゃんにある弱さを知り、妹が持つこだわりを知った。
当たり前の尊さを知った。
器用なヤツが有利なことを知った。
人知れず咲く花があることを知った。
支える人と支えられる人がいることを知った。
案外、誰でもいいってことを知った。
それでも、
金曜日のお酒が美味しいことを知った。
今日もまた、魔王のいないロールプレイングを進める。
信じたり、疑ったりの繰り返し。
自分のことですら半信半疑。
だってホントに、半分ウソで、半分ホント。
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