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2023.7.30

お誘いいただいたことをきっかけに、ジェンダー問題について考えるイベントに参加した。

高校生から20代の人が集まって考えていることを共有する、とても勉強になる時間だった。

高校生が「高校生にも、できることがある」と最後に感想を話されていて、その思考の置き方が美しいと思った。

これまで、私は「人それぞれ、幸せの形も、努力の形もある」という考え方が、どのシーンどのタイミングでも、万人にとって心地よくて、万人を受け入れる考えだと思っていた。

けれど、女性管理職の割合の問題を考えることで、考えが改まって、視野を広げられた気がした。

人事を左右するシーンでは「人それぞれ、幸せの形も、努力の形もある」という考えを据え置くことは、働く人の意思や働き方を「尊重」しているようで「放置」しているだけだと、考えられるようになった。

管理職になりたい人がなれるような道筋を作る
管理職になりたくない人には、それを選択できるようにする
管理職になりたい理由なりたくない理由を、丁寧にヒアリングする
考えや選択が変わっても受け入れられる体制を作る
みたいなことを長期的に行って、環境を整え続けている先で、初めて「人それぞれ、幸せの形も、努力の形もある」と言えるのだと思った。

幸せの形や努力の形が限定されていないか、バイアスがかかって形の輪郭が定まってしまっていないか、見つめる必要があった。

これからは「人それぞれ、幸せの形も、努力の形もある」の考え方を、適切に持てるようにしたい。

干渉でも放置でもなく、選択の自由を守れるような関わり方を、できるような人になりたい。
家族や友人、恋人のためにも、いつか生まれるかもしれない子どものためにも。

昇進することが、短期的ではなく、長期的な人生の幸せに関わっているのかどうか、研究している方のお話しも少し聞いて、研究自体も面白いし、研究から見えてくることも興味深いと思った。

勉強したいこと、たくさんある。
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イベントの後、高校生にドリンクや軽食をご馳走できて、帰り同じ方面だった子をタクシーに乗せてあげることができて、とてもうれしかった。

私を大切にしてくれる大人や先輩からからしてもらったことを、少しずつ次の世代に渡すことで返していくことができる自分になり始めたのだと思えて、うれしかった。

なりたい大人になるために、がんばる。

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