窓の外から覗くように
よく、制作風景を覗きたいと言われる。
その気持ちはよくわかる。私も見たい。
見たいって言われる方のイメージ通りではないと思うのですが、
作っているところが見てもらえたら、もっと想いも伝わるのかもしれないなと思ったりする。
実際に、本気で作っている時は誰にも見られていない一人だけの空間でないと
うおーーーーっと火がでるくらい(もちろんイメージ)の制作ができない。
つまり、”一人”が一番集中できて気持ちが高まりやすい。
集中してノリに乗っている時は体感としてはスポーツのようなスピード感で作るので、なりふり構っていられなくて、話しかけられでもしたら
スイッチがヒューーッという音を立ててオフになる。
その時の私はめっちゃ怖いかもしれない。
自分の一番気持ちいい状態を奪われたと思ってしまうから。
失敗するかもしれないし、新しい何かが生まれる瞬間を目撃することになるかもしれないし、どこにたどり着くかわからない未知の場所へ向かって制作している姿は見ていて面白いだろうなと思う。
私だったら、断然、雰囲気がいい感じの、馴れ合いのような制作風景よりもずっとゾクゾクしてワクワクして、下手したら涙してしまうくらいに高まって、すぐにでもアトリエに戻って作りたい!という気持ちになってしまうかもしれない。
アトリエっぽい雰囲気や制作している風景っぽさだけ感じたいのであればこの場面は夢を壊してしまうから見ない方がいいけど、
そんなものは大抵作られたもので、実際の制作現場とはそんな甘くてふわふわしたものでない場合が多いと私は思う。
そろそろ、この戦う自分を見せる時なのかな?
なんて、珍しくちょっとそんなことを思い始めた。
窓から覗くように、日常の制作風景を見てもらえることができたら、一番いいな。
さて、実現するのに、どうしたらいいのかな。。。
課題が一つ増えましたね。
なにか閃いた方はぜひご提案をお待ちしています!笑
Linen+roomさんの展示までのカウントダウンも1ヶ月を切りました。
6/6からはこちらでも、作品を紹介していきたいと思います。
【nolum 10周年 記念企画】
"わたしがつくりはじめた理由"
__prologue__
6/27sat-28sun
Linen+room
Linne
福岡県久留米市瀬下町165-2
TEL : 0942−38−0536
OPEN11:00
CLOSE19:00
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