映画を観たら、感情が溢れてしまった

知人のストーリーでお薦めしていた映画を思い立って朝から観てきました。

観たのはこちら
劇場アニメ『ルックバック

はぁ〜!
始まりから終わりまでひとりでポップコーン食べながら泣き腫らした1時間でした。

まず、この映画に登場する2人が、
すごく好きだったし応援したくなる2人でした。

やりたいことに向かってがむしゃらに向き合い続ける人、大好きなんです!


わたしもやりたいことをわりとがむしゃらに続けてきた人生なので、
随所で半生を振り返るような気持ちになり、家族への感謝が溢れてしまいました。

映画の内容では家族との関係性はほとんど出てこないのですが、なぜかわたしはそこに繋げて観てしまったんですよね。

観終わった時、母への気持ちが変わった気がしました。

やりたいことを応援してくれたこと、
毎日そうできるだけの食事と環境を提供してくれていたこと
当たり前のようにやり続けてきたけど、
当たり前なんかじゃなかったな、ありがとう!と心から感じられました。

それは、同じく夫にも感じたのだけど
バンクーバーのショーのあと、同じように子供を育てているたくさんの友人に
1歳の子供を育てながらあのショーを成功させたなんて信じられない!すごい!って言ってもらえたのですが、

あれはね、チーム家族(夫、息子、私)なのよね。

うちは実家は県外で離れていて、預けたりはできないので、3人でどう分担するかでしかなくて。
ありがたいことにうちは夫も家で仕事をする人だからできることでもあり、
保育園が近くにあったり、すごくいい先生たちに囲まれていることだったり、
恵まれている環境だということも大前提でありますね。

で、夫婦ともども物作りしているから、お互いにどうしたらいいモノづくりができるか常に試行錯誤し、話し合い、喧嘩しながら(笑)やっています。

うちの夫、ほんとすごいのよ。我慢強い。
4ヶ月の間、保育園の送り迎え、子の食事の世話、寝かしつけ全部担当してくれたから、わたしは頭の切り替えが最小限で済んだ。

子は嘘みたいに可愛くて子育てが嫌だとかそいういうのはなくって、できるだけ一緒にいたい気持ちもあったから、もう、心をグイッと製作に向けることも辛い日は結構あったな。

キラキラしたショーを見ると、華やかなイメージを抱く人が多いけど、
そこまでの制作期間って嘘みたいに地味でコツコツでしかないからね。

作って悩んで立ち止まって、作って壊して、泣いて、、、作れなくてぼーっとして
インプットインプットインプット、、
アウトプット(製作)アウトプットアウトプット、、、、

映画の話に戻るとね、
その、外には見えない地味な時間を描いてあるんだよね。
そうそう、そうそう、そうなんだよな〜って
で、その地味な時間がつまらないとかそういうんじゃなくって、本当はその過程こそがキラキラしてるんだよな〜って。

地味にコツコツの土台があるから、魔法のようなものがのっかっていくということを、その幸せな時間を、奇跡のようなものを、支えてくれる家族や周りのみんなにありがとうが溢れました。


ずっとゆっくり感謝の気持ちを味わいたかったんだろうな。
バンクーバーのショーが終わった時から少しづつ気持ちが変化していることは感じていたけど、余韻に浸る余裕もなく、ここまできてしまって…
今日がその日だったのかもしれないと思いました。

映画のおかげだなぁ。
本当に観てよかったな!!

そうそう、ちょっと話がずれちゃうんだけど、この流れのまま書きたいと思ったので今伝えますね。

nolumをスタートして、子供がいない間に何度も何度も言われたこと、
『子供がいないからできるんですよ』

ずっと言えなかったけど、わたし、この言葉を言われるのがすごく嫌でした。

この言葉に惑わされてもきたというか、、、
子供がいたら大好きな製作ができなくなるんじゃないかと恐怖を感じていたから、長いこと逃げ続けてきたところがあって。

だからね、ショーの話を受けると決めた時に、
このことばも乗り越えたい!乗り越えよう!
同じ不安を持つ人に大丈夫だよと伝えたい!という気持ちがあって。

今わたしが感じていることは
子供がいても、やりたい続けたいという気持ちを強く持っていたら、できる環境を作れるということ。

もちろんそのためには家族の理解や、周りの人の協力や、乗り越えることはたくさんある。だけど、できる!ということ。

子供がいるから感じる温かい時間もたくさんあって、そこから溢れるインスピレーションもあるからね。息子にとってかっこいいお母さんになりたい!という想いが頑張れる原動力になったことは間違いないです!

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