📚人との距離の近さ、それが久我山の魅力📚どりかむ図鑑~くじら久我山店長・ゆうだい 後編~📚
株式会社どりーむずかむとぅるーのスタッフの秘密に迫る「どりかむ図鑑」。前回、カリーショップくじら久我山店の名物店長・ゆうだいの後編です!
前編はこちら▽
久我山の地域性がくじらの魅力に
-前編では、新店オープンを機に久我山に引っ越してきたとお話しされてましたが、そんな久我山在住のゆうだいさんから見る、久我山のいいところを教えてください!
ナンバーワンは静か!
つぎに、川があるっていうのも落ち着くのかなぁ。街に植物があるっていうのもいいし。
あと、いい意味でも悪い意味でもみんなの心の距離感が近い。高円寺とかも人と人との距離が近いけど、それよりももう一歩くらい近い気がするなぁ。だから迷惑なこともあるけどいいことも言われる、その距離感って大事なんだなぁって思って。
あとは(井の頭線)急行も停まる(笑)けっこう大事だと思うし、急行停まるのにこんなに静かっていうのがまじですごい。
-じゃぁ、カリーショップくじら久我山店のいいところは?
みんな仲がいい。まず店員同士が仲がいい。それでぼくを含めて常連さんにも紹介していくから、みんな良くしてくれるから。
街になじんできてると思う。すごい売上がいいってわけじゃないから今後の課題もあるけれど、一定の常連さんも来てくれるし街に溶け込んできてると思う。
-たしかに、話を聞いていると久我山のいいところとくじら久我山店のいいところってリンクしているというか。久我山の良さがくじら久我山店の良さに発展していっている感じがありますね。
そうだねぇ、でもなんか、ほんとう、高円寺の人と人との距離感が遠く感じるもんね。
ぼくが沖縄にいたから、そのときみたいな感覚がよぎるくらい、人との距離の近さや時間の流れるゆるさを確実に持ってると思う。
人口も多いし急行も停まるし、ほんとうはもっと開拓して商業ビルとか建てればもっと発展していくって目に見えてるのにそれをみんながしないっていう、たぶん街の人がそれを残そうとしている、大事にしている感じがすごい伝わる。
-久我山の良さって7年前に通っていたときから感じてたんですか?
あー。「くが野」の良さはわかってたけど、久我山全体の良さはわかってなかったですね、住むまでは。
ほんとうに「くが野」には久我山の酒好きが集まってて、「くが野」が好きな人たちは久我山が好きみたいなのをすっごく強く感じて。
ぼくは「くが野」に来てただけで久我山の他の店舗に行ったりすることは1ミリもなくて。「くが野」に来て、「くが野」の常連さんとかと飲んで喋って、こうだいの家に泊まるか、高円寺に帰るか、ってだけで。
-久我山の地域の良さは久我山に住むようになってから知っていったんですね。しばらくは久我山から移動しなさそうですか?
実はね、引っ越したんだよね。久我山から久我山に(笑)
たぶんね、久我山が好きなんだよねぇ。
紡いで繋げる、ナチュラルでいるために
-じゃぁつぎは、ゆうだいさんが死ぬまでにやりたいことを教えてください!
それはね、順調に叶えていってますよ。
やれるのかなぁ、ってことでもいいの?それなら、来年ね、伊豆に別荘買えたらなぁと思ってて。それが来年の目標。
あとは、自分で家を建てたいんだよね。お金を稼いで買うって意味じゃなくて、自分で建設したいの。
なるべく自分で作ったものを食べて、自給自足をしてみたい。そこにクラブもいっちゃう?(笑)クラブもつけちゃおうかな、やりましょう。伊豆の別荘にクラブもつけて。
壮大ですね、でもいまの僕には、けっこう簡単なことだと思っちゃってる。やり始めちゃえば、もう、すぐにできちゃって、逆にすぐに飽きないかが心配。
でも絵を描いたり服作ったりモノ作りもしていくから。
もう全部作りたいんですよ。
森に住みたいっていうのも死ぬまでにやりたくて。いつかっていうか、もう結構見えてるよ。右足突っ込んでる(笑)
そのために、がんばってきた。
-究極の自給自足ですね。それに、モノヅクリもやっぱり好きなんですね。
服が作りたいんだけど、やっぱり(服は)着物で完成されてるねって常連のお客さまとも話してたりしてて。だから、新しい和服を作りたいんですよね。
みんなが着物をもっと身近に感じるようになるまでには、もうちょい(課題が)あるんじゃないかな、って思って。
作法が身についてないと着物を着続けられないし。手拭いを持ち歩いて汚れを落とすとか、ほつれたら直すとか、そういう教養とか作法が身についてないとそれはできないんですよね。
和服で毎日過ごすっていうことに近づこうとすればするほど、そういう生活をしなきゃいけないわけ。ものすごく自分の頭の中の自分の思想もそうならないと無理なんだよ。
みんなたぶんそれが大変だったり面倒くさかったり難しいからやってないってことでしょ。そういう生活に近づくってことは、確実にレベルが上がるってことで。だんだんそうなっていってるんだけど。
-昔の人はほつれても直して着続けるとか、ちょっとした汚れも手拭いで拭いて洗って繰り返し使うとか、そんなのが当たり前だし、毎日着物で過ごしてたんですもんね。
だからそういう生活って、めっちゃナチュラルに近づくことだなって思うし。
-そういうナチュラルでいたいっていう思考って、いつごろ芽生えた考えなんですか?
小さいころからかな。デザインをする、ファッションに行くって決めたころくらいかな。ファッションの歴史を学んで、色々な国の歴史を学んで、明らかに日本の歴史が一番素晴らしいって思ったんだよね。日本が好きってことだね。
-パーソナルな部分も教えてくださいましたが、最後に、これからのくじら久我山はどうなっていきますか?もしくは、どんなお店にしていきたいですか?
みんなが楽しい場所にしたいかなー。
それは、くじらのスパイスカリーは勿論、音楽やアートやファッションを含めたみんなの五感を刺激できる場所にしたいですね。
-くじら久我山店は古道具や雑貨も販売していて、他のお店とは異なる空気感がありますよね。
コンセプトでもあるから、雑貨販売とかは今後もつづけていくよ。
-限られた時間(通常のインタビューの半分以下しか時間とれませんでした...!)ではありましたが、ありがとうございました!カリーショップくじらはこれからどんどん大きくなっていくフェーズだと思います、読者のみなさんも温かい目で成長を見守っていただけたら嬉しいです!
・編集後記・
「お客様にとってもスタッフにとっても居心地の良い豊かな場所を提供する」、それが株式会社どりーむずかむとぅるーの企業理念です。居心地の良さといっても漠然としていますが、くじら久我山店には「ゆうだいさんにしか生み出せない居心地の良さ」が確実に存在しています。一言では語れない理念を掲げる中で、ゆうだいさんのような人間力を持ったメンバーがいるのは、どりかむの強みだなぁと感じさせます。そんなゆうだいさんの人柄を、本格スパイスカレーといっしょに是非ご堪能ください、くじら久我山店でお待ちしております🥰
※取材・撮影時のみマスクを外しています
<取材・文・撮影 みやの>
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