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〜season2〜④再会した二人の青春の結末

2010年年始から数ヶ月、幸せな日々の中に少しずつ変化があった。
お互いの引越し、転職、家族のこと…
連絡頻度も変わっていった
そう感じると自己肯定感の低い私は、どんどん悪い方向へ意識が向かう

今思えば、season②の結末は私の中の問題だった
不安を彼に素直に話せばお互い誤解を簡単に解くことができた。
嫉妬心…
意地っ張り…
過去のトラウマ…
自分の頭で考えることを放棄してしまった、そして彼のせいにしてしまった。
その結果が悪い奇跡を起こしてしまった。

連絡頻度がどんどん減り、連絡をすることに不安を持ち、彼の気持ちが離れたと思い込んだ私…

ある日友達と出かけた。彼と入った美味しいお店が近くにあったので友達に教えてあげる為にお店の場所に行った。
ビルの2階、お店の入り口に着いた
そして1階に下りビルから出た時…
前から二人組が来たので道を譲った、日傘を持っていた私は無意識のうちに日傘を二人組の前に出してとおせんぼしていた。
彼だった。
女の人と一緒にお店に来た

season①の奇跡の出会いの最悪バージョン、あの時、あの場所に行かなければ出会わなかった私たち。
まさか、都会の人混みの中でも会ってしまった。またお互い友達同士。今回は彼の横にいたのは知らない女の人…
『また連絡する』と言われた。
私は聞く耳を持つことを放棄してしまっていた。すでに真っ黒なこころになってしまっていた。

彼からメールが届いた。
『職場の人が退職するからお世話になったのでお店に連れて行った。』
これは本当の話しだったけれど、連絡頻度が少なくなっていた時に女の人をあのお店に連れて行ったことがどうしても嫌だった。
私の返信は嫌味でしかなかった。
そうなれば、もう泥沼化…
終わった…
ただ、海が好きな2人だから最後に一緒に海に行きたいと伝えて、数日後に行った。

そしてseason②の青春は7ヶ月で終わった。
ただ、縁がなかったと諦められない私は、どんどん最悪な状況に入っていった…

『去るもの追わず』それを受け入れるようになるまで13年かかってしまった。
その間は、忘れようとして思い出しての繰り返しだった。
他の出会いもあったし、もう大丈夫と思う時もあったのに、ふとした時に思い出す。
誕生日がくると思い出す。
同窓会で翌年再会する。
会いたくて理由をみつけては連絡する。
こんなことが数年続いた…

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