産総研デザインスクール
産総研デザインスクール主催の公開シンポジウムに関するお知らせです。
デザイン思考、デザインに関する事例・調査・研究を紹介します。
産総研デザインスクールの修了生・現役生の活躍を紹介するnoteマガジンです。
2024年10月8日(火)、産総研デザインスクールが主催する特別シンポジウム「『Willのあるリーダー』が活きるイノベーション経営とその組織運営のヒント」が開催されました。 シンポジウムの前半は講演とパネルディスカッションを実施。イノベーションを進めていくためには、牽引する存在として「目的を見出し、自発的に行動できる意志(Will)のある人材」が必要不可欠であることが言及されていました。 また、Will のある人材は先天的なものではなく組織で育てることができ、まずは自分の
この記事は2024年10月8日(火)に開催された産総研デザインスクール特別シンポジウム「『Willのあるリーダー』が活きるイノベーション経営とその組織運営のヒント」のレポート後編となります。 前編では、ゲストスピーカーである紺野登氏とウッフェ・エルベック氏の講演から、今後の世界に必要な人材と組織の在り方について紹介いただきました。後編では産総研デザインスクール共同設立者の小島一浩氏の講演とパネルディスカッションの様子から、イノベーションを牽引する人材育成のヒントと、活躍でき
社会が複雑に変化する現代において、企業は従来の考えに囚われない価値の提供や在り方が求められています。 企業は新しい方針を生み出すイノベーションに注目していますが、その方法を具体的に見出せていないのが現状です。企業から社会にイノベーションをもたらすためには、今後どのような組織や人材が必要なのでしょうか? 2024年10月8日(火)、インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて産総研デザインスクール特別シンポジウムが開催されました。 シンポジウムは「『Willのあるリ
産総研デザインスクール7期生のはるひです。 私たち産総研デザインスクール7期生は、9月にオーストリアとデインマークで欧州視察演習を行いました。この記事では、オーストリア リンツで開催されたArs Electronica Festival(アルス・エレクトロニカ・フェスティバル)への参加を中心にお話していきます。 目次 Ars Electronica Festival視察を行う理由 Ars Electronica Festivalとは 私たちが見たもの、印象に残っている作品
産総研デザインスクール7期生の川戸です。 先日、デザインスクールプログラムの一環として欧州視察演習(オーストリア・デンマーク)に参加してきましたので、スクール生視点でデンマークにおける学びについて簡単にまとめてみました。 デンマークでは、Royal Danish Academy、Ørsted、International People’s College、KAOSPILOT、DOKK1を訪問しましたが、ここではその概要を語るというよりも、これらの訪問とそこで参加したワークショ
近年、気候変動などの社会問題を解決する新技術や研究結果が続々と発表されています。しかし画期的な研究内容が発表されても、社会で目にするのは何年も後のこと。研究内容が社会に実装されるまでに非常に時間がかかっている現状があります。 研究を社会に実装するためには、研究内容を必要なところに届けるデザインが必要なのではないか。そんな問いをもとに、共創プロジェクトを始めた人がいます。産総研の素材研究者であり産総研デザインスクール修了生の浦田千尋氏(以下、浦田氏)と、デンマークを拠点に活躍
産総研デザインスクール 特別シンポジウム2024: 『Willのあるリーダー』が活きるイノベーション経営とその組織運営のヒント 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)主催の「産総研デザインスクール」では、今回、ご招待の皆さまをお迎えして2部構成の特別シンポジウムを開催いたします。Will を掲げるリーダーを活かしたイノベーション経営とその組織運営についてのヒントが満載のシンポジウムですので、皆様のご来場を心よりお待ちしております。 ※1部13:00〜16:00は一般
福井大学と産総研がタッグを組み、地域企業とイノベーション対話を重ねながら事業開発への貢献を目指す「i-GARAGE HUB」。 産総研デザインスクールnoteでは、これまで参加企業や学生にその魅力をお聞きし(記事)、また発起人となった福井大学の米沢晋さん、勝木一雄さんにプロジェクトの狙いや大学の役割を語っていただきました(記事)。 第三回目となる最終回では、「デザイン・シンキング」や「ものづくりのトランスフォーメーション」を軸にi-GARAGE HUBをサポートする産業技
私は昨年、産総研デザインスクールでの出張でデンマークのDDC(Danish Design Center)を視察した。DDCはデンマーク全体のデザイン政策を考える場だ。日本におけるデザイン政策やデザイン教育の問題について考えてきた私だが、デンマークの事例を目にし、「国家戦略としてのデザイン」という概念がリアルに感じられるようになった。同時に、他国での試みにも興味を持った。 近年、台湾はデジタル分野への取り組みと同様に、デザインについても独自性が見られると聞く。知人が台湾に調査出
2024年度カリキュラムを紹介致します。 9月に欧州視察演習(10日間程)の実施を予定しています。欧州視察演習は希望者による任意参加としますが、共創型リーダーの育成にあたり非常に重要な位置づけであるため、参加を強く推奨致します。参加にあたり渡航費用、宿泊費、食費、現地交通費などは、受講費とは別に各社負担となります。ただし、新型感染症や国際紛争等により中止となることもあります。 毎週金曜日 10:00〜17:00(講義内容によって変動します) 目的開発とリーダーシップ開発
産総研デザインスクールシンポジウム2024 研究の社会実装を加速する「デザインの力」 〜 研究者とデザイナーの共創が生み出す、持続可能な未来 〜 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)が主催する「産総研デザインスクール」では、研究成果の社会実装を加速するための手法を学びます。本シンポジウムでは、その実践例として、産総研の研究者とグローバルに活躍するデザイナーによる意欲的なプロジェクトをご紹介します。 持続可能な社会の実現に寄与する素材を開発した産総研の浦田
福井県の地域企業と学生、自治体、産業支援機関の職員が協働し、デザイン思考による実践的な地域イノベーションを共創するi-GARAGE HUB。 発起人となった福井大学 産学官連携本部長の米沢晋さん、客員教員として本プロジェクトを支える勝木一雄さんに、プロジェクトの狙いや地域における大学の役割をお聞きしました。 既存の思考を脱ぎ捨て、文化を創出する地域産業づくりを目指す ーー まず、i-GARAGE HUBを立ち上げたきっかけを教えてください。 米沢: 産学官連携本部長に
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みなさん、こんにちは。 産総研デザインスクール事務局長・最高学習責任者の小島です。 みなさんは、小中高の総合的な学習(探究)の授業(以下、総探)をご存じですか? 今回は、高校の総探をデザインしてみたよって話しです。 総探とはまずは、文部科学省のホームページを見てみましょう。 Googleで「総合探究 事例」で検索すると事例が色々出てきます。 各学校で工夫がされているようです。 私のWill(行動意志)前回、Willに関しては紹介しました。 さて、私の社会課題意識は「1
写真右が産総研デザインスクール校長 小島一浩 左は株式会社ディープビジョン研究所代表取締役 江上隆夫さん いま経営者に必要なのは、成功バイアスを壊すバイアスブレイク江上さん:小島さんから事前にいただいた最後の質問の「経営を目指している人達に向けたアドバイス」ですが、基本的に経営者は成功体験により、強烈に自分の中の方法ができてしまっていて、これはいい、あれはいいという、ものすごいバイアスになっています。僕のクリエイティブディレクターの仕事も、ある種の成功体験であり強烈なバイア
写真左は産総研デザインスクール校長 小島一浩 右が株式会社ディープビジョン研究所 代表取締役 江上隆夫さん 産総研デザインスクールは、オンラインの最高峰かもしれない小島一浩(以下、小島):今回は卒業生が当時仕事とどうやって両立してきたか、卒業後どのように活かしているかなど、これから受講を考えている方にイメージをしてもらいたく、江上さんには経営者の視点でお聞きしたいと思っています。 江上隆夫さん(以下、江上さん):僕、ちょっと特殊かもしれないです。 小島:はい。みんな会社員