見出し画像

歓迎されないこと

古参ファン

私の勤めているコミュニティFM局は、全国各地にファンクラブがある。
古くから愛しているファンがいる。

そんな中、去年新しいスタッフとして入った私は新参者。
古参ファンの目というのは気になるし、「認められる、認められない」という点においては、正直怖かった。

その中の1人がいつだったか、私の番組にチャットをくれたことがある。
私はその方のお名前は知っていたけれど面識がないので、初めまして状態。
でもその方は「ここの古参です」のテイで「自分のこと知ってるでしょ?」的に、なかなかの踏み込み具合で現れた。

番組中だったので抑えたけど、正直、私は盛大に引いた。
そして、多分それがその方にも伝わったのだろう。
以降、私の関与する番組にその方が来ることはなかった

新参者

見なくていいものを見てしまうことがある。
昨日なんとなくTwitterを見ていて、その古参ファンがとある新しいスタッフにリプしている書き込みを見てしまった。

その新しいスタッフとは、ずいぶん前からこのラジオ局にパーソナリティとして在籍していた方で、先月より私が普段関わっている番組に新スタッフとして参加することになった。
だから古参ファンとしては、お馴染みの顔の人。

【昔はこの番組もアーカイブで絶対見てたしコメントもしてたけど、新しいスタッフになってからは番組の雰囲気も変わって、めっきりこの番組を見なくなった。でもあなたが復活するなら見るよ!あなた色に染めてね!】

そんな内容が書かれてあった。
文中の新しいスタッフとは私を含んでいる。

私のことを歓迎していない事実が、そこにはっきり書かれてあった。
新参者は認められていなかったのだ。

人が何を好きで何を応援しようとその人の自由なので、それに対しては何も思わない。
だから認められるとか認められないも仕方がないことだとわかっている。
そこを求めてはいけないことも。

ただ、こういう意見をはっきりと見てしまうと、思うところはあるわけで。
「歓迎されてないな〜」という事実は、少なくとも私の心を削っていく。

新参者で未開の地で自分なりに必死にやっていたけれど、こういうふうに表で言っちゃう人がいる、ということ。
それに削られている自分がいることも、私はものすごく悔しかった。

そう、悔しかった。めちゃくちゃに。

絶対に負けない

自分を歓迎しない人がいる一方で、新参者の私を受け入れてくれた古参ファンの方もいる。
見ず知らずの私を、応援してくれる方もいてくれる。

そういう方への感謝が極まる。心底ありがたい。

新しい人が歓迎されて人気になろうと、私は自分のできることを粛々とやろうと思う。
自分以上のことはできないから、自分のできることを精一杯。

でもこの悔しさも絶対に忘れない。絶対に負けない。
「今に見てろよ」そう思ってる。

今日も、1日頑張ろう。