子どもが借りてきた本。 「にじうお」と呼ばれる にじいろのさかなは、 キラキラする銀色のうろこを持っている。 それを羨ましく眺める周りのさかな達。 それを誇らしく思っている、にじいろのさかな。 ある日、 小さな魚が、 その銀色のうろこをくれないかと言ってきた。 にじいろのさかなは、 とんでもない! とその魚を怒鳴りつける。 どんどん孤立していく、にじいろのさかな。 悩むにじいろのさかなは、タコに相談。 「その銀色のうろこを、みんなに分け与えなさい。