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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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2024年5月の記事一覧

一日一句【菜根譚】#88『真誠作人,圓融涉世』真心と柔軟性:成功する人間関係と仕事…

『真誠作人,圓融涉世』 意味 として、真心を持たないと全てが虚偽になり、狡猾な人間にな…

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一日一句【菜根譚】#87 『困窮しても人助けはできる』:『醒人痴迷、救人急難』解説

はじめに この文章は、困窮していても人助けは可能であることを説いています。士君子たるも…

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一日一句【菜根譚】#86『韜光養晦 功成身退』才能はひけらかさず、栄光とともに勇退す…

はじめに 「韜光養晦」という言葉 は、中国の故事から生まれた言葉で、「自分の才能や力を…

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一日一句【菜根譚】#85『功過不容混,恩仇勿太明』功過と恩怨のバランス:リーダーの心…

「功過不容混,恩仇勿太明」 日本語訳: 功績と過失は混同してはならず、恩義と恨みはあまりに…

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一日一句【菜根譚】#84 高潔な志と庶民への思いやり:格言「居高懷山林,處遠思廊廟」…

はじめに 「居高懷山林,處遠思廊廟」 は、現代社会においても多くの示唆を与えてくれる奥…

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一日一句【菜根譚】#83 『事無圓滿,處處留余』物事には常に余地を残しておくことも大…

事無圓滿,處處留余(じむまんえん、しょしょりゅうよ)は、中国の古典「菜根譚」にある言葉で…

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一日一句【菜根譚】#82 『一時の孤独と永遠の孤独』:観物外之物、思身后之身

意味 **「観物外之物、思身后之身」**とは、中国の古典『菜根譚』にある言葉です。現代語訳では、「世俗を超えた価値あるものを見つめ、死後の名声を思いなさい」となります。 この言葉は、人生における価値観と生き方について深く考えさせてくれます。 世俗を超えた価値あるものとは、目先の利益や名誉ではなく、真の徳や道義、そして永遠に残る名声などのことを指します。 死後の名声とは、自分がこの世を去った後も、人々に良い思い出として記憶に残ることです。 一時の孤独とは、世の中の流