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11 people love letters. 2024


私が彼ら、INIを応援してみようと思ったのはグループの始まりである2021.06.13。3年目を終え4年目に入る彼らに向け、自分の中でも応援のひとつの節目として、この3年間の思い出をひとりひとりメッセージにしました。

結成日に載せようと思っていた記事でしたが、こうして書き上がり、彼らがなんでもないと感じる日にも自分の心に居てくれるように、このなんでもない日に残します。



☆松田迅くん



最初に魅力的だなと思ったのは恐らく番組中のグループバトル、オエオの「君と一緒に 望んでいた夢の世界」のポーズの決めと立ち去り方。おお!と、こんな子がいるんだな、華がある子だなあ、と。そして結成後色々な雑誌のインタビュー、Gyao(今は亡き·····)での特別番組、YouTube、などなどで映るのは「The最年少」と呼ばれそうなパワフルに元気で声がおっきく笑い声もおっきく出身の沖縄の太陽のようにグループを照らす姿。そしてそんな姿の中で、時折ちょっとはにかむように笑っていたり、デビュー曲がオリコン1位となった時は大粒の涙をぼろぼろ流したり、今や懐かしい「5分前の1分前ですよ~!」などただ、わあぎゃあと一直線のように見えて"元生徒会長"という名残もある根っこの生真面目さと、ちょっぴり繊細でカラフルな心があるんだなと感じることも日を重ねる毎に増えて、今も変わらず。

素敵な所をひとつあげると、周りを本当によく見ていてその場その時に「声を出せる」こと、この「声を出すこと」ってとても難しいと思っていて、例えばグループで居る時、先輩グループと共演する時、外部のアーティストと共演する時、大物の方と共演する時。どんなときでも迅ちゃまはきっと自分の中の恐れを感じながらもパッ、とフォローするような言葉をかけられたり、わざとちょっと生意気なようにしたり、キラーワードを投げてみたり。どうしても空気が停滞したり、何となく気まずい、出にくい、そんな時でも第一声めを出せる。もしかしたらそんな姿があまり好意的でなく気になる方も居るかもしれないけれど、本人はうすらそんな目も理解しながら、それでもそうして行動していくことをやめないんだろうなと思います。

野球のアプリに最高20万円課金したエピソードはちょっぴり心配になりましたが(笑)、いい意味でその歳頃らしいアイドルという世界と周りは大学生である年と、自分の中の揺れ動きの中で自分をひたすらに愛していくこと。出典雑誌を忘れちゃったんですが、何かの時に「自分に自信はあるし持っているけれど、ポジティブってわけではない」というような事を話していたのが記憶に残っているんですが··········結構前のはずなので、もしかしたら違うかも。ごめんなさい。それでそれがそうなんだな、と意外に最初感じて。でもポジティブな方へいつも顔を向けているというような話だったと思うのですが、自分自身を凄く愛せるセルフマイラブを根底に、少し前のINIフォルダバレンタイン企画で京介さんが「迅が泣きながら··········」と話すように、変わっていく環境や自分自身の肉体や精神に何度もトライアンドエラーしてるんだと思います。「自分が好きなのはどういうことなのか」「世界が好きなのはどういうものなのか」INIの中でTiktokに力を入れて見事バズに繋げたり、グループと松田迅という存在がもっともっと届くにはどうしたらと考えられるし、ちゃんと行動に移せる。先の「声を出せる」と同じく、迅ちゃまの大きな魅力のひとつと感じて、それはグループ全体に感染しているんじゃないかなと。

「松田迅を1番愛しているのは、松田迅だけと思うので、それが自信の理由かなと思います。」

これがベストだと言う状態を作りたくないという迅ちゃま。色んなスタイルと出会う度に「新しい自分に出会えて良かった」と、自信を持つことはなくてはならない心理だと。自分で自分の最高を常に更新するために励む迅ちゃまのパワフルで常に燃え続ける魂からのパフォーマンスと、人懐っこくてわんぱく食いもまだまだしちゃうマンネコちゃんぷりをこの先も見られたら嬉しいな。


☆池﨑理人くん




1番最初はなんだったかな~·····もう"オットセイニキ"なんて異名が出来てしまいましたが、Snow jamだったような気がしています。それかドス鯉かなあ。顔立ちのハッキリした美形っぷりと超低音ボイスで番組時は未成年だった、と言うと何だか凄いなあ。「練習生やトレーナーにまで愛される練習生」というのはひとりだけではないと思いますが、理人はそれに当てはまるひとりであり、それは今のINIと言うチームになってからも変わらないと思います。バレンタイン企画の毎年のモテ男ぶり!

理人の番組時エピソードで私が1番好きなのが、練習生を友達と話していた捨てきれない情や優しさのようなもので、つい昨日(5/19)も番組で「メンバーが友達であり家族」「ずっと一緒に居たい」と話し、その心根は変わることなくむしろ増幅しているんだなと。

INIには「優しい」という言葉が当てはまる子が沢山いて、それぞれにそのやさしさの形を持っているかと思いますが、そんな理人のやさしさを特に公言してくれているイメージがあるのが藤牧さん。2023年RTP福岡公演での理人へのメッセージや、雑誌での「やさしいという言葉では片づけられないいい人」、ふたりで前作では共作もしていましたが、寄り添う事ができる性質が似ているからこその溶け込み合う馴染み方だったのかな、なんて。

誰かが元気なさそうにしている事にいち早く気づき、言葉をかけたり、そっとチョコを渡したり、小さな心配りが沢山出来る理人。そうしようという思いより先に身体が動くような愛ある行動の数々に多くのメンバーが救われているだろうし、きっと彼自身も自分がそうされたらうれしい事だから、何も、なんだろうな。打算的な行動ではなくて、心で動けるんだろうな。

自分が少しずつ削れていくのに気付かず、相手に対して沢山の気持ちを与えられる受け容れる器や愛の配り方にはときおり心配になってしまいますが、
2022年のBTCでは観に来たファンたちに、そしてきっと自分自身に、メンバーに。「Runaway」という楽曲の曲ふりでこう話してくれました。

「いつも辛い事とかね、逃げ出したくなる事あると思うんですけど、逃げるという事が僕は間違いだと思っていなくて。心も身体も健康で居る事が一番大事だと思うので、疲れたらね。僕たちが居るので、寄り添いますので、これからもね、僕たちと一緒に長い旅路を共にしてくれたら嬉しいです。」

もし疲れてしまった時、どうにもならないとへこむとき、人知れず涙してしまったり、さびしい夜を感じても。理人が伝えてくれた言葉をそのまま返すように、INIというチームの10人はずっと味方で、応援するファンたちも味方で、そして側にいるご家族やお友達、こちらが知りえないくらいに沢山の人たちが理人が理人で居るありのままの姿が好きだから。時に自分を信じられない日があっても、そう覚え感じていてくれたらうれしいなと思っています。

理人のカラフルで温かい心のパレットで彩る世界が、これからも楽しみです。


☆佐野雄大くん



佐野ちゃんについてどこが始まりだったか正直全く覚えていないんですが、結成されてどんな子かと観たパフォーマンス動画のひとつが番組中の「&LOVE」で何だか分からないけど号泣してしまったんですよね。正直、その時の私の佐野ちゃんの知識と言えば尾崎くんと同じなにプリの子だよな?くらいだったのに。懸命でひたむきであることがただうつくしく、抜群に愛らしい。それを「天性のアイドル」と呼んだりしますが、佐野ちゃんはまさに「生まれ持ったアイドル性」が飛びぬけていてキューピットのハートの矢のように胸を刺しました。

それからグループになり時を重ねていく中で、私の中での佐野ちゃんは少しずつ少しずつ変化していって、いっぱいおしゃべりしてくれたかと思えば、いつの間にか天界に帰ってしまっていたり、目くらましをされるような気持になったり、本人の性質が掴めそうで掴めない日々が今も続いていますが、それが楽しくて、着実に身に着けているスキルのように、本人の心も粘土のようにくにゃりと時に形を変えては寄り添い、愛し、愛されていく。

「今特にこの子と居たい時期なのかな」なんてのも少し感じつつ、良いなと思うのはメンバー10人誰に対しても一定の愛があること。一定と言うともしかしたら聞こえがあまり良くないかもしれないですが、この良い同じ愛を与えられる事、特別視をしないで打ち当たれたり、考えられて沢山迷ったりもできること。

RTP横浜で佐野ちゃんがおやすみとなった公演がありました。きっともし、誰がもしおやすみになったとしても、彼等もファンもきっと同じような気持ちを抱いてたかもしれません。でもあの日、メンバーが佐野ちゃんの小物をつけたり、佐野ちゃんの分までファンサすると話したり、アクリルスタンドをステージにわざわざ持ってきて注目させたり、トークでも名前を出して、その不在の次の日の復帰公演でのとびきり大きい歓声は、佐野ちゃんの愛され力があるからこそ、とも言えるんじゃないかな、と思います。

最後にもうひとつ、「自分を笑うようなことはしない」と言うのが好きなんです。それこそデビュー時期の番組で、番組中の練習風景やステージを振り返る企画がありました。ダンスも歌も未経験、映像で流れる自身のおぼつかない手先やステップに自分だったら気恥ずかしさで誤魔化すように笑うと思うんです。そんな中、そのVTRを観ている佐野ちゃんはそう言ったことなく、ただ真剣にその時の自分を見つめ、見守り、今と過去と向き合っていた。やってもやってもどうにもならないと涙したり、かわいらしい笑顔を隠すようにしたり、計り知れない葛藤を乗り越えた自分をすっ、と感じてこの場に居るんだとでもいうような姿は胸を打ちました。

天使の佐野ちゃんも人間の佐野ちゃんも、アイドルの佐野ちゃんも。どんな所にも勇気とハッピーが降りそそいでますように。


☆藤牧京介くん



牧さんは最初は宣材で、今でも覚えてるんですが「あ~、豆ちゃん(JO1)系の日本犬顔だ。こういう子は一定の根強い人気を持っていくんだよなあ」でした。そして多分その次が伝説のおざまき・じゃんけんぽんですかね。何を隠そうこのふたりが組んでいなかったら、私の番組への興味は火が入ることなく忘れていくものだったからよく覚えています。じゃんけんぽんで自分が1番気になっていた尾崎くんと組んだのが牧さんで、そのふたりの空気感が良かったからこそ、S2も少し気にかけておこうと思ったので本当にふたりが組んでくれて良かった。

そしてそこから時が経ち、選ばれ結成し。当時仕事用のSNSしか持っていなかったのと、調べるとしても尾崎くんの事だけ、YouTubeも彼のチッケムしかほぼ見ていなかったので、花束が話題を集めていたのも知りませんでした。たまに舞台裏は見てたんですが、あの当時の牧さんってチワワ産豆柴だったのでそんなに印象なく、結成日からの無限大で「このふたりパフォーマンスでも最高だ!」と。

過去を辿り過ぎると今の彼のことが書けなくなるので切り上げますが、私の中でしばらくは「かっこいいひと」と言うイメージでした。「見た目はめちゃくちゃきゅるきゅるしているけれど、性格はさっぱりしてるし良い意味でアイドルのイメージにない社会人経験がよくわかる子」礼儀正しいし、よく通る声で話せるし、1年目からもメンバーにツッコんだりもしてましたが、まだまだ振り返ると爪を隠していたなと。

時が経つにつれて見えてきたのは、自分が思っていた何百倍もファンの事が大好きで深い愛があること。そしてメンバーに対してもでっかい愛でそこに居る自分ごと包み守るようにいること。意外とさびしがりな所もあって、かまってちゃんな所もあって、子供っぽくもあり、人が好きで、特に自分が好きだと思う大事な場所や人たちに対してその命を捧げるくらいに自分を渡せること。公にしないけど、持ち前の身体能力や芯を掴むセンスに甘んじないで努力し続けうち現わすことが出来る変わらない真面目さと。

牧さんって個人的にINIの中でトップクラスの「危険な男」感があるんですよね、所謂「沼男」感。一度好きだと思ってしまったら心から消えてくれない、消させてくれないその眼差しと志し、人間として生き、アイドルとして生きる魂からの色っぽさがある。なんでもこなせて完璧なようにみえて、完璧じゃないことがうつくしさになるようなひと。

メンバーの事をたくさん「やさしい」と話す印象がある牧さんだけれど、それは牧さん自身がうんとやさしいから、そのやさしさによく気づいているんだよ、と思います。コンテンツなどで最近の牧さんからもし知ったら、するどいツッコミと言動にどんな子だ?となる方が居るかも知れないけれど、そういった面も勿論ありながら特に心落ち着く場ではただふにゃっと笑って、ちょっとぼんやりもして、とにかく柔らかい。【剛柔】という言葉の意味は、かたいこととやわらかいこと。強いこととやさしいこと。そんな言葉も似合うのが、藤牧京介くんという青年かなと思います。

牧さんがぎゃーって思いっきりかわいい八重歯を光らせて笑う時、なんかすごく安心するよ。これからもその潤んだ瞳で愛を見つめられますように。


☆尾崎匠海くん



始まりのひと、そしてあんまりこの言葉を使うのは好まないんですが最推しのメンバーである匠海さん。彼の番組のオンタクト映像がYouTubeのおすすめに出てこなければ、S2に触れる事はなかったと思います。だから出会いってどこで生まれるか分からないよねえ。オンタクトで観た彼に、不思議と惹かれたのはきっとその老若男女から無心に愛される根の良さと、この番組で人生を変えてやろうという気概を感じ取ったからだと思います。

話してしまうと、ビジュアルや歌が好みだった、というわけではありませんでした。ビジュアルはイケメンだな、歌も上手いな、とは感じましたが特にそんなに印象に残らず、ただその「アイドルを職業として生き抜く覚悟」と「隠しきれない人の好さ」が自分の疲れていた心に響いて、きっとそれが自分の根底にあるから、今も変わらずに野心的に心の炎を燃やしながらも、まあるくピュアに居られる心、考えて考えて何度でも歩む勇気を持つ姿に惹かれて見続けているのかな。

「特に好きな人」について、言葉が溢れてどうしようもない、という方とそのあまりに言葉がなくなっていく、という方がいるかと思うんですが、私は完全に後者で、たくみんに対してはいざこうして書き始めていても、どう書いていこうかと浮かびそうで浮かびません。言葉になる前に、胸がいっぱいでせき止めてしまうかのようです。

私は好きなアイドルに、自分の存在を一切知られたくない人間です。だから多くに紛れられるライブには足を運ぶけれど、対面イベントは望まないし、ファンレターも書いたことがありません。一瞬でもその脳に自分がかすめるのが嫌、と思ってしまうオタクなんです。こうして文章を書いたり、今また再開したSNSで言葉を残すのも、本人たちに届けたいとか目にして欲しいというわけでなく、ただこうして思っていたという自分の記録と言うんでしょうか。

そんなまあまあややこしいオタクですが、一度だけ彼に対して自分を出すようなことをしたことがあります。それが、今年の3月4日に届いた彼からのプライベートメール。件名が自分が登録した名前、本文が内容無く添付画像がひとつ。その画像が、彼が大切にしている自分のものに書いた、こちらへのメッセージだったんです。手書きで、丁寧にきっと思いを馳せながらボールペンで書いてあるメッセージに、何だかこう、彼は自分のプライベートの事を打ち明け綴る物に、ファンへのメッセージを残せる、残そうと思ってくれるひとなんだなあ、って深い感動と言うのか、奥底まで本当に沁みたんですよね。

だから、届くけれど読まないであろうメッセージを初めて書きました。そんなことをする自分が居たことに驚いたけれど、送信画面を見た時にどこか解放されたような、でも小さなドキドキを残して居たのを覚えています。

たくみんを好きである理由は、ひとつ言葉にするのならば、自分を変えてしまうくらいの存在だから、だと思います。そして彼が「幸せ!」と伝えてくれる言葉が、それだけでこちらも幸せで、続けていく先にある永遠を願ってしまうから。

"My beauty star"と過去に贈った言葉をまた贈ります。滾々と命と向き合い続けている魂のひかりが何億光年と輝き、きらきらアイドルを全うできますように。

☆後藤威尊くん



最終順位11位で選ばれたその光景を覚えています。その時の信じられないような、でも歩んで選ばれし場所に進む姿。なにプリの子だよな、という事は知っていたので、番組史上初の初期チームで全員メンバー入りにおおっ、と思ったな。たけち~の事を知っていくのは、そんな後でした。オエオ、そしてAgeha、甘いマスクを持ちながら持つ心は武士のようでストイック。パフォーマンスは上品で、その中に青い炎が上がる様な。ダンス上手だし、歌も歌えそうな感じ。この子はポディション的にどこになるんだろう、なんて思いながらも結成から時が進み、壁に貼られたタイムスケジュールをみてちょっとこの子ヤバいな(いい意味)だと思い、徐々に出てくるはんなり関西弁からのおもしれ~男感。「なんか変な子だな」と、でもそれが不思議と心地よく感じたのが1~2年目くらい。

今のたけち~に感じる事は、なんとも言えずかわいい。何というか、その人柄のちょっとおとぼけしている所があって、お洒落っぽい所が好きだったり、かと思えばプライベートメールでくれる食事の写真があまりにありのままだったり(もし今お洒落になっていたらごめんなさい)、そもそも王子様になりたいのにお笑いにもいっちゃうのが面白い。そしてそれがかわいい。器用そうに見えて、実は結構不器用なのかな?と思う事も増えました。ただそれでそんな自分に甘んじているわけではなくて、改善するように動いてみたり、ただ努力を出来る力がある。そしてたけち~にはいつも爽やかな風が吹いていて、何にもしていなくてもその姿が気持ちいい。

お世話好きで、全くいやらしくない気遣いが常に溢れていて、多方面への感謝も常に忘れていなくて。相当な努力家なのに、自分がここに今居るのは周りのお陰と言いそうなやさしさ、やわらかさ、人を想う在り方。

INIフォルダでMINI(ファン)との会話に「パートナー」という言葉を選んでくれたり、行動での気遣いもですが、言葉での気遣いも長けているなと思います。だいぶ前のラジオになりますが、ふぇんちゃんが言葉に詰まったり迷ったりしたときに助け船をだす、フォローしていいか聞いていた時に、そうした聞く勇気もある子なんだなと。後はちゃんと相手の言葉や行動を待てるひと。これって中々できない事だと思うんです。自分の記憶にある中だと、2023年のバレンタイン企画の時に佐野ちゃんがたけち~にチョコを渡す流れで、ちょっと言葉に詰まるときがあるんですが、本当に慈しむような目で見守って微笑んでいるんですよね。今年だと、ふぇんちゃんが話していた「目線があった時に無意識的にうなずいてくれる」もですが、染み付いているものがただただ、誰かをいつでもそっとすくうような。上記で理人をモテ男と書きましたが、実はたけち~も相当なモテ男です。

INIのバランサー、と過去に書いたことがあるんですが、たけち~の肯定し待てる心、思いやり精神がチームの幹になっていると思います。これからもその素晴らしい心を大切に、ちょっとおとぼけのかわいい王子様でね。


☆髙塚大夢くん



大夢の最初は多分オンタクトと宣材で、宣材がヨハン(元X1・現wei)に似てるな~ってのと、オンタクトでS1のファイナル曲「young」を歌っていて、技術としてもオーディションの場でアピールする戦略としても上手いな、と思いました。で、私は伝説のAgehaよりA.I.Mに打ち抜かれたオタクでして。AIMの大夢のパート、「無限の俺 誰も止められない」をデビューが決まって、髙塚くんっていきなり2位になったってヤバいな、そんな魅力的な子なんだなと思った時に観たので余計に衝撃が凄くて。こんなに歌詞を体現している人間っているんだ!ってぐさぐさぐさ~っと感動したんですよね。それからもうこの子はただもんじゃないぞ、と言うのが底にありました。

そしてデビューしチームになっていくんですが、とにかく心配だと思ったのが大夢でした。ジャンプアップでの2位、そして本人から感じる人づきあいがあんまり得意じゃなさそうな感じ。上手く馴染んでいくんだろうか、とどこかハラハラする気持ちもありましたが、理人をはじめとするでっか~い愛N愛に包まれ、こねられ、そのずっと変わらない素直でまっすぐな部分がどんどんと魅力へ昇華し、すっかりチームのスーパーはむちゃんになりました。本当に良かった。

大夢の好きだなと思う所として、強かで賢いところ。強か、と書くと悪く捉われてしまいそうですが、ここで使っている強かは「粘り強くてしっかりしている」「気丈で勇猛である」の意味です。大夢って、物凄く落ち込んだり迷ったりしんどくても、絶対に根腐れしないし、枯れないひと。どんなに凄い台風で吹き荒れてしまっても、ぐっ、と根をはっているんですよね。よく「絶対に大夢は死なない」と言ってしまうんですが、そういった生命の強さがピカイチにある。

賢い、の所は勿論学力的な意味もありますが、要望の汲み取り方が上手い。ファンに対してファンがきっと喜ぶかなって事を考えても出来るし、考えなくても出来ている。ちょっとあざとい、と呼ばれる行動もかわいいし、本人が意図しない所で刺してしまうピュアさも良い武器で性質で。

結構「かわいい」印象が先行してるのかなと思いますが、自分の中では大夢はずっと恰好良いがハマります。こっちが気が狂いそうなほどの真面目さがあるかと思ったら、いきなり大胆に行動したり、相手へ敬意と配慮を持ちながらもちゃんと芯を食える。チームを思うからこそ自分が言った方がいいと思った自分の考えを共有しようといつもその場に立てるのは、簡単じゃないと思います。今のチームが言いやすい環境でもあるから、というのもあるかも知れないけれど、こうした大夢の賢く冷静な目はずっと気持ちよくあり続けてくれたらいいなと。

突き詰めていくマニアックな気質も良いし、とことん好きに好きを重ねていけるその一途さも、メンバーに対して敬意があっていつでも観察していて、いざと言う時に黙って寄り添える男前さ。あとはあえてこう書いちゃいますが、がきんちょ人格(笑)ひとの鼻に指つっこんだり、いたずらしてみたり、煽ってみたり。けらけらとしている大夢をみると、楽しいです。

まだまだ進化を感じるウルトラボイスで、宇宙の先までその魅力が届きますように。


☆田島将吾くん



田島くんはね、怖かったですね。なんかこう他の子にはないひりひりとするほどそこにかけた命が。元々世間に名前が知られている子、という目も多少なりともありましたが、それ以上にステージが生き場で死に場にしたい子なんだろうなと。で、どのタイミングかは完全に忘れちゃったんですが、レミフラで尾崎くんとシンメを組んでいる田島くんに気付いてしまって、そこのシンメのあまりの素晴らしさにそこから推しケミがたじたくになっちゃったんですよねえ。

デビューが決まって様々な媒体をこなす中でも、田島くんと言うひとはどうにも分からず。と言うのも積極的に話したり前に出るメンバーではないし。でも、ふと笑う時の顔があどけなかったり、自分はこういう目標や思いを持っている、というのをきちんと心にあり続け燃やしている子なんだなあと、それでどこかのタイミングでパフォーマンスに注目してみたら、そのパフォーマンスがまあ良かった!単純な技術的な上手さ、も勿論ありますがそれよりも本人が本人の身体をよく理解していて、その魅力を存分に出して気持ちいいアピールをし続けて、遊び心がある。そこにぐーっと惹かれて、そこから田島くんのパフォ厨に細胞が生まれ変わってしまいました。ハハ。

そして田島くんの事を言葉で語るのは、先の尾崎くんのように難しく。ちょっと違う所は、田島くんの場合はよりパフォーマンスを見てくれたらその人となりと魅力がわかるから!と言うことなんですが、長年続けていても完成することがないんですよね。もはや完成させる気もないと思う。その時にその時によって、田島将吾という細胞からまるっと生まれ変わるように、でもその歩んできた軌跡はわすれずに残っていて、そこからどんどん生まれていく。そのステージでのパフォーマンスに出会うたびに、田島将吾のバージョンが違うんですよね。

あとこれは自身が勝手に思っているだけかもしれないのですが、ステージが今の俺の生き方と在り方だから!って示しているように感じるんです。見てくれたら分かるし、観ていたら分かるでしょうとある種、試されているような。だからかも知れませんが、これまで田島くんに一度も心配の気持ちが湧いた事がありません。関心がないわけじゃなくて、彼の言葉数やこちらに対する行動が少ないと感じる時期があったとしても、ステージでそのパフォーマンスに出会った時に、今の在り方やその答えがわかるような気がするから。

これからも自分の大事にしたいこと、向き合いたいと思う事、息を吐き出して、また吸う事。それを好きなように取り組んで、好きなようにステージで遊んでくれて、吹っ切れた楽しさを味わうことが増えたらいいなと思います。ときどき休んだりしながら、20代、30代を駆け抜けられますように。


☆許豊凡くん



ふぇんちゃんは「中国の子がいるんだな」と、本当に申し訳ないんですが、そのくらいの印象で。番組中の映像では見た目に寄らず結構激しいパフォーマンスなんだな、声質があまり他の子にない感じでいいな、と思ったのは覚えています。うーん、ふぇんちゃんの事をぐっと自分に近づけたのはいつだろう、思い出せないけれど、恐らくメンバーダイアリーじゃないかなと思います。一番最初のダイアリーが、結成日から2カ月後に書かれた海の話。その時に「ああ、素敵な感性だな、繊細に世界を感じ取るんだな」と心の距離が近づいた気がします。

ふぇんちゃんについてデビューから変わらずに思うのは、異国の地で、異国の言葉を使い続けるという環境に居ること。もちろん、その道を選び取ったのは彼自身だけれど、自分のちっぽけな頭じゃ想像でもしきれないほど、困難も、ギャップのようなものも、強く味わうだろうなと。ただでさえ芸能界という特殊な場所の中で、歩いていきましょう、時にさあ横並んで一列で、なんて言われることは苦しくもあるかと思います。逆に、「ああ、いいよ」なんて言われることがあれば、かなしく、腹立たしくもなったりするかもしれません。それでもINIとして、ひとりの中国人の青年として、日本と言う国を今主軸にして生きてくれることを本当に有難く感じています。

月のような男の子だなと感じる時があります。地球にとって月はなくてはならない衛星で、もし月が消滅したり、地球から離れてしまったら地球は地球でなくなってしまう。少なくとも今の形とはまるっと変わる、盾のようなもの。今のINIのグループの雰囲気の良さ、謙虚さ、示せる賢さみたいなものは、個々の力が勿論ありますが、ふぇんちゃんという存在が居て、その視点からの言葉や行動、気づきを得続けたからかなと。「安心してみていられるグループ」という誉め言葉の中に、功績としていってしまうならふぇんちゃんの功績はそれは大きなものでしょう。

私は主にメンバーダイアリーから彼が残す言葉を知りますが、読むたびに自己反省があります。そうなることがけしてしんどいとか、いやではなくて、いつも知らない視点や見ようとしてこなかったことに気付かせて、伝えてくれているなと有難く感じています。彼のような社会的に影響を与えやすい立場にある子が発言していくことって、恐れの心があると思うんです。それでも、自分が感じたこと、考え、そうしたことを綴って、きっとまたその心の部屋に絵を飾る。肌に触れて口にして自分の身体を通ったその感性を、一部分だとしても、その大きさってわからないから。それを知れる環境がファンにとってもある事が、幸福のひとつだと感じます。

ポケモン好きだったり、甘えん坊な面もあったり、きらきらメイクにぽってりくちびる、涼やかな瞳で紙を重ね本にするようなふぇんちゃんの一歩が、水たまりをもし踏んだとしても、空に虹がかかってますように。


☆木村柾哉くん



白T・爽やか笑顔・蓮くんのお友達・確かな経歴と実力。こりゃーそれは1位で表題センターになるわなあ、と言うのが最初の印象だったかな。デビュー日でジンクスを破り1位になった彼を見て、この子は何か凄いものを持っているのかも、と。あとはそのファイナルのONEで出していた所謂「覇王オーラ」が当時覚えていた印象とあまりに違い過ぎて、何があったんだろうこの子に、と思うと同時にぐぐっと気になったひとつでもありました。

私はファイナルからの後追いで、リアルタイム放送中は尾崎くんのチッケムやグルバト映像のみくらいで、まあちゃんの事は同じチームに複数回なっているのも知っていたけれど、番組中のイメージが「なんだかあまりにできすぎている存在」で今思い出そうとしても、よく思い出せません。この印象がけしてわるかったわけでなく、ただどこか「神の子」のように感じていたんだと思います。

そんなまあちゃんでしたが、自分の中で妙に気になる存在でもあり続けていたので、プライベートメールの始まりの日から唯一欠かさず取り続けているメンバーで、そして結成し、デビューが決まり、活動していく中で「彼はけして神の子ではなかったんだな」とどこかのタイミングで思った時、その魅力が自分の中でいっそう大きく膨らみ、好きだなあと強く感じる事が増えました。

推している子や推しているグループに対して、どういった考えが多いかはわかりませんが、私は木村柾哉くんに関してだけはとにかく知りたい欲があります。どんなものを感じて、どんなものが好きで、どんな匂いが落ち着いて、どんなものやひとを好きになって、毎日何を考えて生きているんだろうと本気で思います。そしてもし知ることが出来ても、きっとまたこちらを気持ちよく悩ませてくれるのが、まあちゃんって存在なのかなとも。

瞳に纏う色が良く変わる子だなあと思っていて。ピンクのような時も、ブルーになるときも、グリーンも、凄く目に表情と色があって、それを見ていると惹きこまれるような、不思議な気持ちになります。ひとの器に形があるとして、ひとが変形して器に適していくか、器が変形してひとに適していくか、だと思いますが、まあちゃんの場合はひとも器も変形していって、その形が定まることなく、だからきっと、地球と呼びたくなるんでしょうね。

で、そう。でもそんな彼も「神の子」ではなく「人の子」であること、天才肌の面や、持ち前の運、ひとよりも世界をひろくみえる力はあれど、全知全能ではない。その少し優れた力を持ちながら自分のために、グループのために励めること、時に怒ったり、かなしんだり、笑ったり、生き生きとした感情があり続ける事が、大きな魅力だなと。甘えたりすねたり、ぼーっとしてたり、どんな姿を見てもただそのまま見ていたくなります。

まあちゃんがINIのリーダーでなければ、今のINIは存在していないと思います。スーパーマンも人間、この先もそのチャームポイントの変わらない笑顔が共にありますように。



☆西洸人くん



その~、ごめんね西くん。苦手でした!(笑)
番組中に彼を知った時、苦手で、そして謎だなと感じていました。まずチーズを服からばらばら落としたあの動画で私の心はひとつ離れ、華やかとも呼べる経歴を0にしても挑戦しに来たその理由が、本当に最初に知った時はどうにも理解しにくかったのです。もちろん!ファイナルを終え、デビューが決まり、番組をさかのぼり出会って知っていく中で、そんな気持ちは消えたのですがね。

西くんは結構メンバーの中でもそういった印象の激しいメンバーじゃないかなと思います。世間的にもと言うのかな。個人的には今A期(デビュー時期)の西くんをみると、どこかまるしろおもちの中にとんがりが混ざっている感じ。髪色も多少あるとは思いますが、それを抜きにしても妙に大人っぽいと言うか、落ち着いているというよりか、環境に対しての自分の在り方の迷いが少しあるような。最年長、という看板がくるしそうで。

3年経った今、ただただ、このひとは本当にかわいい男だなあ、と。
すべすべのまるおもちになりました。雰囲気がやわらかくなったというか、受け容れていくことの間口が広がったような。あとはいい意味で最年長の自覚はあれど、最年長の呪縛はとけたのかな、と。

西くんの目標を立てて挑戦し、叶ったらまた新しい目標へ、という根気強さは目を見張るものがあります。そして好きなものこそ上手なれと言うように、未経験だったラップスキルも番組からこの3年で別人のように変化し、でもそれは、本当の基礎や成り立ちから向き合える素直さと頑張りがあるからこそですよね。大好きな音楽も、小さくてもいいからまずやってみる、派手なステージの裏には血のにじむような努力があるように、地道でも着実に。そういった姿は、やっぱりグループに大きな影響を与えて、そんな彼が生み出すものを最高の形で届けよう!って自然と全員の心が同じ方へ向かうと思います。

西くんのあと魅力は、パフォーマンスにもコンテンツにも、外部のちょっとした出演でもよく出ていて。実は意外とこの全方位に初対面でもはっきりおっ、となる魅力が伝わる!って子は貴重じゃないかと思うんです。表情もコロコロとよくかわるし、おちゃらけてみたりすることも出来れば、ほどよく真面目に居ることも出来る。パフォーマンスにおいては目を惹く位置が多いのもありますが、その繊細さを持つからこそ生まれるダンスパフォーマンスや、経験からのクリエイティブな扱い方、キャッチーさ、INIに居てくれて良かったな~は全員思いますが、西くんが居てくれるって有難いな、と。

歩む全てが革新となるから、これからも自分のとびきりキュートな性質と、繊細クリエイターである力を信じて世界の西になれますように。



最後まで読んでくださった方に感謝をこめて。そして、INIっていいチームなんだろうなってどこかで感じてくださったら、うれしいです。


2024.05.20  Suama

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