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組織開発のお仕事はイシュードリブンで、着実に進めよう

良いプロマネ

組織開発系の施策を企画実行する仕事は、多くのステークホルダーを巻き込みながら適切な関係者と合意をとって、実行し運用していくことが大まかにやること。なので、取り組むべき課題の優先順位付けが甘かったり、そもそも課題設定が間違っていたりすると、時間も労力も失ってしまう。
ひどいときは、人のアサインまでしたのに、お蔵入りになってしまう・・・。

私自身、課題設定や説得材料の準備の甘さが原因で、関係者との合意が取れなくて実際に施策実行ができなかったり、やってみたけどインパクトの大きい結果がでなかったり…いろいろ失敗も経験しました。

まだまだ勉強段階ですが、、これまでに学んだことをフレームワークにして実践してみたら、最近施策の遂行が調子よくなってきたので、まとめて書いてみます。


ざっくりとした大まかな流れ

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1. 課題を洗い出す
組織として何が課題なのかを、大項目、小項目に分けて課題を漏れなくダブりなく洗い出す。組織としての課題は大きすぎて自分一人で洗い出すことは難しいため、社内のメンバーにヒアリングしたり社外メンバーのヒアリングの場を設けて、なるべく漏れなく洗い出していくことが大切です。

2. 優先順位づけして、取り組む課題を選ぶ
課題解決にあたり、その課題が解決されるとどれくらい影響力があるかを、考察する。例え工数がかかっても、影響力がとても大きい課題は時間とコストをかけて取り組むべき課題といえる。今本当に答えを出すべき問題が何か見極めることが大事です。

3. PoCの設計
課題を見極めたら、その課題を解決できるところまで細かく落とし込む。それに基づいてストーリーの流れを整理し、仮説を立てる。そして、仮説を検証するために、必要なアウトプットのイメージを描き、PoCの結果得たい解が何なのかをここで設計していく。PoCをやったあとのマイルストーンもある程度見積もり、経営やVP/Directorsへ提案し、合意をとる。関係者と合意をとったうえで、小さく成功体験を積み、組織全体に適応していくことが大切です。

4. PoC実施
PoCには、現場の他チームの関係者を巻き込む必要があることが多い。事前に課題とその解に対する仮説を説明し、PoC検証に協力してもらえるよう依頼をし、周りの人の協力を得られるようにすることが、とても大切。その後は、仮説を踏まえて、段取り良く検証していく。

5. 結果評価
PoCのFeedbackをもらい、PoC結果の分析をし、施策をどう展開するか考察する。上手くいけば、これを根拠に全社展開など上層部へのより説得力のある提案ができるが、上手く行かなかった場合は、課題が間違っていたり、取り組む課題が間違っている可能性があるため、2にもどりる。

大事なこと

この中で一番大事なのは、1と2の課題の洗い出しと抽出。ここを適当にふわっと、「これが課題!」と決めて進めると、その後取り返しがつかなくなる。もちろん、進めていく上で新しい課題が見つかることもあるので、そのときはアップデートすればよい。最初は、現状分かる限りの課題は洗い出して、正しく優先順位をつけて、取り組む課題を明確にするべき。そしてなにが、Current bestな解決策なのか考えることが一番大切。

一方で、課題を全部一人で洗い出し切るなんて、問題が大きすぎて難しいです。なので、社内メンバーにヒアリングしたり、他社の取り組みを調査したり、一次情報をとりにくことで、核となる課題がみえ、より角度高い仮説を立てられるようになります。

次の投稿で、課題の洗い出しというテーマで書いていきたいと思います。

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