深海と花束

曖昧な返事を片手に
受け止めて夢を見る
深海を泳ぐ
私達はそれで生きてた

賛美の歌を歌った
風化した深海の中で
私達は美しく生きてた
優しい目をしてた　　

アルコールランプに心を灯す
産まれたときの思い出
出会ったときの思い出
全部、全部、綺麗だった

曖昧な記憶、私、連れて行って
知らない場所ヘつれてって
壊れかけのこの場所から
何処か知らない場所ヘ


君と話をしよう いつまでも
君と赤い紅い思い出
壊れかけた私の記憶
機械仕掛けの時計のように

悲しくなる前に 君を迎えに行かなくちゃ
アルコールは君には鳴らない
僕は君に愛を埋める
君に慈愛を捧げよう　
何も変われない君の代わりに

君にこの愛の骨をあげよう
誰も愛しなかったから代わりに愛してあげよう

綺麗な服を 美しく着た
どこへでも行ける気がした
綺麗な夢で 美しく歌った
どこへでも行ける気がした

それで笑い合っていたかった
いたかった