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オニヤンマくんパラドックス

🟢「忌避」と「駆除」


1. 忌避(きひ):
「忌避」は、ある対象や行為を避けることを指します。特定の対象や事象が不快、不利益、あるいは危険とみなされる場合に、それらを避けるための行動を取ることが含まれます。忌避は主に否定的な要素を避けるための防御的な手段として使用されます。

2. 駆除(くじょ):
「駆除」は、害を及ぼす生物や有害なものを積極的に取り除くことを指します。例えば、害虫や害獣を駆除することは、それらを制御し、被害を減らす目的で行われる活動です。駆除は、対象となるものを根本的に排除し、問題を解決する手段として用いられます。

忌避と駆除は、いずれも特定の対象を避けるためのアクションを含みますが、忌避は避けることで問題を回避するのに対し、駆除は積極的に対象を取り除くことで問題を解決することが異なる点です。


🟢忌避の場合:

忌避は、問題の対象を避けることで、直接的な対決を避けることができます。特定の対象を回避することで、問題の発生を未然に防ぐことができる場合があります。例えば、害虫や有害な場所を避けることで、被害を防ぐことができます。

🟢駆除の場合:

駆除は、問題の対象を積極的に取り除くことで、直接的な解決を目指します。対象を根本的に排除することで、問題を解消する可能性があります。例えば、害虫や害獣を駆除することで、被害を減らすことができる場合があります。

効果的な方法を選択するには、具体的な状況や目的をよく理解し、忌避と駆除のそれぞれの長所と短所を考慮する必要があります。場合によっては、忌避と駆除の両方を組み合わせて問題に取り組むこともあります。


🟢害虫駆除をしないで忌避ばかりした場合のゲーム理論

2人の主体が関与することを想定します。ここでは、簡単なゲーム理論のモデルとして「害虫駆除忌避ゲーム」を考えてみましょう。

参加者:2人の個人(プレイヤー A と プレイヤー B)

行動:
1. 害虫駆除(Cooperate):プレイヤー A とプレイヤー B が協力して害虫駆除を行う。
2. 忌避(Defect):プレイヤー A とプレイヤー B が害虫駆除を行わずに忌避する。

結果(利得):
- 害虫駆除をしない場合(忌避を選択した場合):
 - プレイヤー A とプレイヤー B はともに少しの被害を受ける(例えば、被害を1とする)。

- 害虫駆除をした場合(協力した場合):
 - プレイヤー A とプレイヤー B は共同の努力により被害を最小限に抑えることができる(例えば、被害を0とする)。

ゲームの戦略として、プレイヤーはそれぞれ「害虫駆除(Cooperate)」または「忌避(Defect)」を選択します。各プレイヤーは、相手の選択によって利得が変わるため、個々の戦略を選択することになります。

このゲームでは、両者が「害虫駆除(Cooperate)」を選択することで最適な結果が得られますが、自己防衛的な観点から「忌避(Defect)」を選択する可能性もあります。結果として、両者が「忌避(Defect)」を選択した場合、少しの被害を受けることになり、全体的な利益が最大化されないという囚人のジレンマに似た状況が生じます。


🟢蚊は様々な病気の媒介者


1. マラリア(Malaria):マラリアは、プラスモジウム属の寄生虫によって引き起こされる感染症です。蚊がマラリア原虫を吸血することで感染し、次に別の人に媒介することで広がります。主に熱帯地域で広く見られます。

2. デング熱(Dengue Fever):デング熱はデングウイルスによって引き起こされる感染症で、蚊(主にAedes aegypti蚊)によって媒介されます。高熱、頭痛、筋肉痛、発疹などの症状が特徴です。

3. ジカ熱(Zika Virus Infection):ジカ熱はジカウイルスによって引き起こされる感染症で、同様にAedes蚊によって媒介されます。ジカ熱の感染は、妊婦にとって胎児に影響を及ぼす可能性がある先天性の障害のリスクを持つことが知られています。

4. ウエストナイルウイルス感染症(West Nile Virus Infection):ウエストナイルウイルスは蚊によって媒介されるウイルスで、感染すると発熱や神経系の症状を引き起こすことがあります。

これらの病気は、特に暖かい地域や湿地など、蚊が繁殖する環境に注意が必要です。予防策として、蚊にさされないように長袖や長ズボンを着用し、蚊除けスプレーを使用するなどの対策が推奨されています。