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私の激推し漫画①

もう2023年の夏が終わろうとしているが、
私はやっと終わるのかという気持ちになっている。
なぜなら、夏にあまり良い思い出がないためだ。
暑いのが苦手なのはもちろん、
この歳になってから、海やプールへ行きたいという欲もなく、夏はなぜか全体的に上手くいかないこと、しんどいことが長く続く時期な気がしている。
(占いでも大体運気低めだ)

なので、最低限外出する予定はありつつ
それ以外はおとなしく家に引きこもって
大好きな漫画や本を読んでいた今年の夏なのだが、
読み返してみて『やっぱ好きだわ!!』っと
最近気持ちがワクワクしたので、
今回ぜひ紹介していきたい。

『ちひろ』
原作:安田弘之さん

元風俗嬢のちひろさんが、海辺の小さな弁当屋で働くところから物語がスタートする。
さまざまな悩みを抱えた人がちひろさんと出会い、一歩前進したり、ちひろさん自身も変化しながら、話が展開される。
ちなみにこの作者さんは、『ショムニ』も描いている。
ショムニといえばドラマでの一列にOLが並んで歩いてくる登場シーン。
むしろあれしか覚えてないかもだが、強烈に記憶に残っている。

あと、ちひろさんは最近映画化されている。
主演は有村架純さん。映画を観る予定は今のところない。

この漫画に出てくる感性が
とにかく大好き!

ちひろさんの人を見る目や、物事の捉え方、
この漫画が取り上げる場面は、
いつ読み返しても心にグッとくるものがある。

夏の描写で私がお気に入りなのは、
近所で怪しまれているおじさんが
奥さんと毎年夏に線香花火を楽しむ話。

線香花火に火をつけた時の過程が描かれた絵と、
花火が放つ一連の流れやリズムを楽しむ奥さんとおじさんの話をみて、

そんな感じ方があるのか!
素敵すぎないか!!

と私は感動した。
こんな感性の持ち主になりたい!と
純粋に思った。

また近所に怪しまれているおじさんの背景には、
仕事を退職して大好きな奥さんが先に亡くなったことをきっかけに
ずっと

『いい人』

できた自分をやめて
綺麗にしてた庭を掃除しなかったり
流木を集めてみたりと

『反抗期を楽しむ』

という
なんとも人間味を感じるほっこり可愛い場面が
私の胸を熱くさせる。

『庭にすくすくと荒れて育つ雑草を見るのが楽しい』
『海に洗われて旅してきた木はいろんなことを知ってて教えてくれる。とってもおしゃべりなんだよ。』
『いい人をやめてからの世界がキレイ』

こんな素敵な言葉、感じ方を知れて
私は幸せだ。

っと、こんなことを語り出したら
何文字でも書けてしまうので
とりあえず一旦ここらで。(雑ですみません)
気が向いた時にまた書こうと思う。

みなさんも是非見てみてね。

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