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台風10号水害対策のまとめ

台風10号は異例の遅さで迷走し長く日本列島に停滞しています。
台風本体の近くばかりではなく、数百km離れた外側に湿った空気を送り長時間に渡り大雨をもたらしているのが特徴です。

これだけの大雨が長時間に渡ると、河川の氾濫や土砂災害が心配です。
今回のような過去データがないような場合は不確定な要素が多く、予想するのが困難であり想定外のことが発生します。

水害は積算の雨量が重要になります。
過去の雨量データによって治水対策はなされますので、その地区の過去の積算雨量データが災害が発生する目安となります。
毎年台風が来る九州や四国と台風のあまり来ない北海道では雨に対する治水対策レベルが異なっています。
雨の絶対量ではなくて、その地区の相対的な量で決まるのです。
(あくまでも目安です)

2019年の台風19号を覚えているでしょうか。
箱根などで24時間の大雨を記録し、福島、宮城県で多くの犠牲者を出し、長野県で川が氾濫して留置していた新幹線が水没しました。

今回のような長く大雨をもたらすような台風はまさかというような所で水害が起こる可能性があります。

避難途中に屋外で被災されている例も指摘されています。
避難を開始するタイミングが重要です。
たとえ車であっても立ち往生や流されるケースがあります。

長く警戒が呼び呼びかけられていますので、情報の慣れによる正常性バイアスがかかることもあります。
客観的に把握するためにも、自分の周りのデータを調べることをおすすめします。


ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/
自分の身の回りの災害リスクを知る

キキクル
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#zoom:9/lat:35.001878/lon:138.048706/colordepth:normal/elements:hazardmap&inund
気象庁のページ
 大雨や洪水などの危険度分布を知る

積算雨量を調べてみましょう。
https://www.data.jma.go.jp/stats/data/mdrr/pre_rct/index24_rct.html
(気象庁>各種データ・資料>最新の気象データ>降水の状況>24時間降水量(拡大していくと詳細が見れます)  >72時間降水量

過去の積算雨量ランキングを調べてみましょう。
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php 
(気象庁>過去の気象データ検索>都道府県選択>地点検索>地点ごとの観測史上1〜10位の値>(主な要素) 日降水量     詳細(N時間降水量) 月最大72時間降水量の多い方から(mm))

近くの河川の水量を調べてみましょう。
https://www.river.go.jp/index
国土交通省
 川の防災情報
水位情報、ライブカメラを見ることができます。

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