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チームカラー

松本山雅サポーターの皆さんが思わす選んでしまうのって何色でしょうか。えっ?愚問?

気が向いたのでまた書きます。

小さい頃、秘密戦隊ゴレンジャーの中でミドレンジャーが好きでした(ネタじゃないです、マジです)。信州で過ごしていたからか、緑色は身近にある色でしたし、四季を感じる色でもありました。春は若葉、夏には深緑、秋はくすみ系緑、冬にはほぼ灰色に近い緑。

私が松本山雅に出会った2004年(だと自分は思っている、けど証拠写真がない…)、地元松本に地域に根差したクラブがあると教えてもらったのですが、サポーターの熱さとクラブカラーの緑色が、松本山雅にすんなりとはまったきっかけでもありました。

話は変わりますが、本屋さんでこんな本を見つけました。

出版社が雷鳥社っていうね(^^)

以前から、色はアナログに連続的に変化するものだと感じていて、その色に地域や国によって感度が存在し、名前が付けられていることに興味を持っていました。この書籍によると、松本山雅FCのクラブカラーである「緑」は植物に結びられ「新鮮さ」「若さ」「成長」「再生」というイメージを持った色で、日本では古くから乳幼児を「みどりご」と言い、生まれたばかりに新しいものを「みどり」と称していたいそうです。また、常夏の国では緑色に特別な感情がなく、荒涼とした乾燥地域では緑色は砂漠のオアシスであり「生命の源」という特殊な思いを託しているようです。面白いですね。

語源は「瑞々しい」説、カワセミの古名「そにどり」説があるようです。

また話は変わります。
皆さん、カラーユニバーサルデザインという言葉をご存じでしょうか。

私たちは、自分たちの目で様々なものを見て理解していますが、実は全員が同じ色で見えているわけではありません。人間が持つ視覚特性には、視力・視野・色覚があって、加齢によっても劣化が生じます。特に色覚は複数の色覚特性(生まれ持った特性)が存在することが分かっています。大多数は一般色覚(C型)を有していますが、緑色と赤色の区別がつきにくいP型やD型の色覚を持つ方(色弱者)が全世界には2億人いると言われています(日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人だそうです)。

カラーユニバーサルデザインとは、そうした色弱者に対しても、色の配置を設計することで識別ができるようにするという取り組みです。

家電製品の例では、以前は電源オン表示を緑色LEDで、エラー表示を赤色LEDで示していたものを、カラーユニバーサルデザインの観点から、電源オンは青色もしくは白色LED、エラーを橙色LEDにすることで誰もが認識できるよう配慮設計をしています。

話題をユニフォームの色に戻して考えてみると、ユニバーサルデザインという観点で今後ユニフォームが検討される時代が来るのでしょうか?

色の識別が苦手な方にとっては、緑対赤、緑対橙という組み合わせは理論上NGということになりますが、スタジアムでも実際にそう見えて識別しづらいものなのかしらん?

ただ、そうは言ってもカラーユニバーサルデザインでチームカラーを変えることは困難なので、そうなると区別できるためにデザイン柄や胸・背中スポンサーロゴが重要になってくるのかもしれません。カラーユニバーサルデザインというコンセプトでデザイン提案してくるユニフォームサプライヤーさんが出てくるかどうか、注目したいと思います。アディダスはどうかな?

で、調べずに書いていたので、最後の最後に念のためググってみたら………あらら。

それでは、また気が向いたら。
One Sou1

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