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戦略を知らない経営者はスケールできない

おはようございます。
じゅんくろーまんです。
エアコンのクリーニングや塗装工事を通じて世界を綺麗にしている経営者です。
早速ですが”戦略が大事”とよく言われます。(経営者の勉強会では特に)

自分自身で約10年やってきてわかってきたこと、
それは『戦略と戦術の違いを理解して経営を進めないとスケール(規模の拡大)できない』という当たり前の結論を頭でなく感覚で実感した。
そう感じたきっかけについて。

エンジンの話を聞いてピンときた

昨年2023年4月から北海道の恵庭にあるハイテクノロジー専門学校に通った。
37歳春入学式を迎えた笑
約20年ぶりに学生になった。
学科は宇宙ロボット学科。
きっかけは植松努さんの会社、植松電機さんがロケットの作り方を教えてくれるという触れ込みがあったから関東での事業を置いてでも行きたいとわがままを言った。
この辺りのところでも大いに学びはあったのだが、今度詳しく話そうと思う。

話を戻す。
ある日のロケットの授業の時。
ロケットのエンジンの話で、ロケットってすごいんだなと感じられるわかりやすい話があった。

車のエンジンの重さを1とすると、
航空機が100分の1、
ロケットが10000分の1、

になると。
航空機、ロケットってデッカいけど、あのデカいものにしてはものすごく軽い。
理屈としては重力に逆らって、宙に浮く、更に大気圏を突破していくには推進力が必要。
そして、運ぶ機体の重さを軽くすればするほどいいと言う計算式にたどり着く。らしい笑


空を飛ぶを目指していた時代。
車と同じクオリティのエンジンを100分の1の重さで作れ!
と言われるだけでも従来の発想では作れない。


ロケットの時代。
航空機の100分の1の重さで作れ!といわれるくらいの難しさ。
すごいテクノロジーが必要だと容易に想像できる。

北海道の学校に行ってわかったことはロケット作るのってめちゃ難しい。笑
行ってみたからこそ実感できた。
逆に言うと1という物質の効率を徹底的に高めていると言える。
1の物質(今回はエンジンの重さ)で100の働き、10000の働きをするということ。

少し話が逸れる。
うすはりグラスって通常のグラスよりも薄いが機能性は損なわれない。
あの薄さでも使える考え尽くされた商品。
目に見えない相当な研究開発を想像すると頭が下がる思いになる。
同じものを作るにはそのレシピが必要。(マニュアルともいう)


経営も同じ(と考えてみると、、、)

まずはフリーランス、自営業の1個人が出来る仕事の成果を1のアウトプットとする。
そこからスケールするとなると、
航空機レベルの場合
仲間を集めてきて10人で協力して1000のアウトプットを出せるか?と言う話になる。(一人頭100のアウトプットの持分ってことね)
ロケットレベルの場合
仲間を集めてきて10人で協力して100000のアウトプットを出せるか?という話になる。

なんなら、協力の”協”のじは”力”が3つで”十”(10)と書く。
3人集まって10の力でもすごいことなのにその更に上をいくチームプレイが求められる。

そのためにはレシピが必要になる。
エンジンの場合、鉄と一言で行っても色んな金属がある。
合金とは違う種類の鉄を合わせたものだが、それにもレシピがある。

経営のレシピの答えはランチェスターにある

経営を始める前の事前準備でよく読んだのは自己啓発書、経営哲学書、ビジネス書だ。

どうやって技を磨くか。
目に見えるサービスのクオリティをどう上げるか。
スピードを上げられるか。
どんな工具、武器があればいいだろうか。
ホームセンターコーナンに通い、
目の前のお客さんにどう対峙するのか。
を徹底的に本を読み、アポを取ってその実践した。
それがある程度できるようになると、個人で仕事が受けれるようになる。
それが、1の状態。
そこから違う価値観が必要になる。
自分以外の人間を知り、協調する能力が必要になる。

今までの自分の能力を高めるだけの考え方から、人の力を集めて協調する方法が必要。
採用コストを、営業コストを、商品開発コストを、税金対策を、他社と比較してどれくらいの割合の頻度で連絡すれば選ばれやすくなるか。
どれが大事か。
正解は全て。
でも、限られた時間の人生で何に重きを置くのか?が大事なのと同じく。
家族、友人、近しい人間との良好な関係性。

有限な経営資源をどこにウエイトを置いて、どこにウエイトを置かないか。
それがとても大事。
営業、商品開発、経理、広告、などなど。
何から手をつけるのが効果的なんだい!

その割合を教えてくれるのがランチェスターの法則。

とはいえ、すごい確率で当てずっぽで当たる事業もあるかもしれない。
それは将棋をやったことない人が適当に駒を進めて藤井聡太さんに勝つくらい難しいこと。
そして一回の勝負ではなく、繰り返しの対戦となると実力が全てになる。
勝つためには定石があり、道筋がある。

特に初期の初期は定石どおりにいくことがものすごく大事。
藤井聡太さんでも最初の十手くらいまでは他のプロと遜色ないうち筋になる。

そこにオリジナリティを出そうとする素人はただのカモになる。

自分自身将棋は好きだからたまにやる。
将棋の対局で最初の一手目で無駄に王将を動かす人を見ているとパターンを学べよ!と思う。

それを経営において、自分自身、定石に沿って学んでいなかった。
正確には学んでいたが、実践ができなかった。

将棋のコマのように自分を適切な場所に送り込めばいい。
だけど、自分を自由自在に動かすことは容易じゃない。
少なくとも自分自身は容易じゃなかった笑

とはいえ、何度もやっているとすこーしずつ牛歩ではあるが無駄が減っていく。(無駄とは見栄を気にすること、何もしないで成果を期待することね)

その積み重ねだが、今思うことはもう一回ランチェスターを指標として進んでみたい。

そして、立派な会社を作り上げたい。

そんな決意の稲城のマクドナルドの2階席での思いでした。

以上です。


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