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続サントリー氏2

サントリー氏2の後編

ライオンズヘッドに向けて当初は四人で出発したが私一人だけ登頂。
なんとクラスメイト発見💡‼️

右、私・真ん中、ワリード・左アブドゥル

アラビア系は皆が私に対して親切にしてくれます😃
彼等とはよくモスクに礼拝に行く仲です🕌

そして絶景のライオンズヘッド頂上からの夕焼け🌆

苦労して登った甲斐があって素晴らしい眺め、、、

近年は素晴らしい景色をみると世界を司る偉大なクリエイター(つまり神)がいて世の全てをデザインしたのだろうと感じずにはいられません。
大西洋も南アの空も、ケープタウンで暮らす人々の生活も全てが大きな意思でデザインされている様な気がします。
そうでなければ説明が付かない圧倒的な景色がありました…。

何て綺麗なんだろう…🌏
私もこんな素敵な世界の一部であり続けたい⭐️🌈✨

おぉ…神よ…🥲

絶景を堪能したのでアラビア系友人と下山。陽が沈んだ下山は中々にスリリング⚠️⛔️
学友と助け合いながら下山して行きますが困った事にサントリー氏達やタリマスン女史と会いません。登山道は一本道だと思うのですが、、🙃

俺を置いて先に下山したのだろうか…?

そうも思いましたがそれはサントリー氏の性格から言って考えずらい、
しかし女性が二人もいるので下山の判断をした。

果たしてそうなのでしょうか?

アラビア系の学友と私はついに下山。そこの登山口でタリマスン女史を発見💡
彼女は凍えています。季節は真冬で山麓。彼女は薄着。
そりゃあ寒いでしょう…。
でもサントリー氏とサマンサは姿が見当たらない…。タリマスン女史は彼等とは合流できなかったと言っています。

不思議です。登山口から頂上までは一本道のはず。

不味いことは重なるものです。
そのタイミングで私の携帯の充電が切れてしまいました。サントリー氏との連絡手段が無くなり…🥲
しかもタリマスン女史は携帯持ってない…🥲

何が困るってライオンズヘッドまではサントリー氏がウーバータクシーを呼んでくれて来たので彼がいないと帰る足が用意できない。

どんどん不味い状態になっていきます。

言語が殆ど通じない黒人女性と山麓で取り残されてしまい身動きがとれない。
もうあたりは真っ暗。
アラビック仲間はウーバータクシーで続々と帰っていく。

私とタリマスン女史は寂しい登山口で二人きり。彼女は早口で何か言っていますが私に理解できる英語力はありません。
サントリー兄弟を探しますが見つけられず…。
そうこうしている内に辺りには誰もいなくなります。

仲間とはぐれ連絡手段、移動手段共になく陽は沈み誰だか知らない黒人女性と二人して寒さに凍え…、

こうなると最早ちょっとした遭難…。
なぜ俺がこんな目に…🥲

タリマスン女史と話し合った結果、
待っていても仕方がない、きっとサントリー氏達は上手く帰れるだろう。我々も歩いて帰ろう。

となりました。
ウーバータクシーに乗って来た時間から逆算すると歩いてケープタウン市内まで一時間半はかかるでしょうか。私一人ならまだしも女性には大変な道のり。ただでさえ険しい山路を登った後です。タクシーを拾えたら拾う事にします。

ってなわけで出発。
夜の幹線道路を二人して

テクテク…👫テクテク…👬

テクテク🚶テクテク🚶‍♀️

何だか楽しくなって来ます♪

突如タリマスン女史は歌い始めます🎤

ボッボッボン!ボン!ボッ、ボッ、ボン、ボン!!
ボボ、ボン、ボン、ボボ、ボン、ボン♫🎶

どこかで聴いたことがあるなぁ〜
と思っていたら判りました。
そっか、
彼女が口ずさんだのはスタンド・バイミーですね🎵

歩く二人

フタリハ テクテクアルク

テクテク テクテク

ドコマデモ アルク

テクテク テクテク

ドコマデモ ドコマデモ アルク

フタリハ タガイヲ タイセツニ オモッテル
ダカラ フタリハ ツカレナイ

フタリハ テクテク アルク

テクテク テクテク

オンナノコガ キュウニ ウタウ
オトコノコハ ウレシクナッテ ウタウ

フタリハ ウタイナガラ タガイヲ
モット タイセツニ オモウ

テクテク テクテク

モット テクテク モット ウタウ
モット テクテク モット オモウ

フタリハ アルク

まあ、そんな感じに二人は思いつく限りに持ち歌を歌います。彼女の歌のレパートリーは広く私が歌う洋楽は全て歌えます。
歌は国境を越えるという言葉がありますが正にこれです。二人は歌いながらあっという間に市内に着きました。
ありがとうタリマスン女史、さようならサントリー、

めでたし🍎めでたし🍏

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