Amazon等で買える中華低価格FDM3Dプリンタのメーカーについて

FDM方式3Dプリンタが5万円を切るようになって2年(体感的には2018年から劇的に安くなった)経ったと思います。
5万→3万→2万と平均的な価格は中華メーカによって下げられ、Amazonで調べれば色々な3Dプリンタが並んでいる。
今回はこれまで私が購入・修理・相談を受けたり、周りのユーザー様からの情報共有等で得た情報を元にメーカー別で個性・特徴を分析したいと思います。
購入したいけど、どのメーカがいいのか分からないという人向けにもなれば組み立て式・半完成品系を中心とし 完成型は今回は省きます。

Anycubic

代表マシン :i3 MEGA-S , MEGA Pro ,4Max
光造形も有名で、今最も日本でユーザーが多そうなマシンメーカー(FDM.DLP共に)
タッチパネル搭載・静音チップ・フレキシブルフィラメント対応等 
今では少し値段が高い方だが半完成品系では最もクオリティが高いと思われる。日本語対応やサポート体制も比較的良いらしい。
扱いやすさ・組み立て易さ・メンテナンス性で考えると、機械の事が分からない人でも扱えるマシンが多めといえるだろう。

・売り方・スタンス 分析

”ザ・低価格3Dプリンタの王道” マシンを弄る事無く扱える機種が多いイメージ。しかし、アルミフレーム型を除く(Chiron,MegaZero) 
”安くてもクオリティはある程度担保。壊れたら買いなおし前提” 
初心者~中級者 が買うならまずおすすめのマシンが多い

Creality 3D

代表マシン :ender 3 , ender 5 , Cr-10
組立式低価格マシンから産業用マシンまで開発・製造するメーカー
アルミフレーム型3DプリンタEnder3が大ヒット。
過去に他社メーカーのクローンプリンタなどを作っていた経歴もあったり、色々グレーな事もやっていそうだが、ファームウェア”Marlin”にフィラメント切れ検知機能などの有益な実装も行ってきた事、自社製回転式3Dスキャナーの開発?等があり 開発力が高いと思われる。
扱いやすさ・組み立て易さ・メンテナンス性は扱う人を選び、素人には少し難易度が高い。
機械の知識が多少あって、壊れても直す・原因を追究心・挑戦心があれば
初心者~中級~上級者まで網羅的にユーザーが技術的な成長と挑戦をしながら扱える 最強コスパな3Dプリンタを多くリリースしていると思う。

・売り方・スタンス 分析
”改良・改善前提の低価格マシン” 海外でender3が大ヒットした事もあり、3Dデータ共有サイトなどではコミュニティ活動が非常に盛ん、改良パーツ等はEnder3だけでも50種類以上存在しているはず。
”とにかく安く。クオリティはそこそこで。壊れたら自分で直す” 
安かろう悪かろうをある意味否定したメーカと私は考える。
組立精度・ベルト、プーリーのテンション、スライス設定等
やり方次第で5年前までの10万越えのマシン達に全然対抗できるクオリティで造形可能だろう。

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