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聞いてくれ

 俺らNSC生が目指してるのはね、芸人なんですよ。もっと言えば僕は漫才師なんですよ。最近よく芸人に対して、「ビジュがいい」だの仲の良いコンビだのおしゃれな芸人だの芸人を色んな角度で見るような言葉がよく目につきます。それって本当に必要のない価値観なんですよ。芸人を評価する上で必要なのは「面白い」か「面白くない」の2択だけでいいんですよ。その2分の1の評価が「面白い」だった場合にのみ、芸人は喜びを感じるんですよ。人を笑かすために50万払って食っていけるのがほんの0.1%以下のこの世界に足を運び入れる覚悟を持って命かけて挑んでるんですわ。面白いかどうか以外の評価っていうのはその覚悟を踏み躙る行為やと言えるんですよ。
「仲の良いコンビ」がいいとか、そんな意見ははっきり言ってゴミなんですよ。「ビジュが良い」なんてもっての他、そんなにビジュが良い人がお好みであれば菅田将暉とか吉沢亮を見ておけばよろしいんです。ファッションセンスのあるおしゃれな人間がお好みであれば、ソフィアスタインバーグのランウェイでも見ておけばよろしいんです。「仲の良い男共」が見たいのであれば2人以上のYouTuberを見ておけばよろしいのです。
「面白い人間」をみたい場合に限って芸人の漫才とかコントとかYouTubeを見ればいいのです。
 そんな無意味な感性がツイッターやらTikTokで蔓延っている芸人のファンですが、信頼できる媒体が一つだけあるんですよ。ラジオです。芸人のラジオ。あれは素晴らしいコンテンツです。一組のコンビ(トリオ)がただただ1,2時間喋るという何ともシンプルな企画です。1,2時間というのはとてつもなく長い時間です。バイトの残り時間が1,2時間だと気が遠くなります。そんな長い時間たった2人(3人)のトークを聞いていられるのは相当なファンでないとできないことであります。しかもラジオというものは映像がありません。これだけで「顔ファン」や「服好き」などの厄介なファンを抹消できます。
これはただの私の持論ですが、「仲の良い男共を見たい層」もラジオには少ないと思うのです。理由としては時間です。仲の良い男を見るのに1,2時間という長い時間はとてもじゃないですが不必要なのです。TikTokの1分で事足りる層なのでその60倍以上の時間は必要ないのです。こういう根拠の元、ラジオを聴いているファンというのはそのお笑いコンビの「面白さ」という最も重要な部分を評価している芸人にとって最もかけがえのないファンだと思うのです。
 所々荒々しい表現もありましたが、率直な意見を表現する場合においては必要な表現だと思いましたのであえて使わせていただきました。これは一貫してただの素人のお笑いファンとしての意見ですので聞き流す程度でお願いいたします。

では皆様、気をつけてそれぞれのインターネットにお帰りください。

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