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calendar 1/6


この日最後の講義を終え、あとは向かうのみ



〇:久しぶりに会うなぁ~



僕は机に出ている用具を早々としまい



大学の出口へと向かった、、、



が、その途中で


(⊃'-'∩)シュッ



○:うわ!



突然、誰かに視界を遮られた。


そして、、、


?:だ~れだ?



見知らぬ人物にそう尋ねられた



まぁ、でも誰かなんて声を聴けば分かりました



なんだって僕は??の彼氏なんで!!


だがしかし、簡単に正解しては面白くないので


少しだけ悪戯をすることにします


○:う~ん、、、、誰?


?:は?


ドスッ///


○:??さん痛いです….


?:私が○○に酷いことしたって言いたいの?


○:はい……そうです。


?:あ💢?


○:嘘です。ごめんなさい


○:久しぶりですね、、、




○:美羽さん




美:うん、、久しぶり。○○



この方は、村山美羽さん



僕の一つ上の先輩であり、僕の彼女だ



出会いは僕が高校2年生で、美羽さんが高校3年生の時


僕の一目惚れから猛アタックの末



付き合うことになった



そんな僕たちは、通う大学が違うので



お互いに地元を出て一人暮らしをしている



いわゆる遠距離恋愛ってやつです



そのため、二人で会う機会は年に2回ほど



正直言って少ないとも思ってます



でも、お互いの為には仕方ないことなのです



その中で僕が出来る事



それは美羽さんと会えるこの時間を大切にすることです


それが僕にとっても、美羽さんにとっても



大事なことだと思うんです



例えば、こんな感じで...



○:美羽さんだってすぐ分かりましたよ。



○:僕は美羽さんの彼氏ですし、



○:ずっと美羽さんに会えることを楽しみにしていたので...


美:ありがと…




反応は薄いですが



これでいいんです



美羽さんはクールな性格なので



こうやって反応されるのは日常茶飯事なんです



それでも僕は大丈夫です



この”ありがと”から気持ちが伝わったので



ま、この性格は表向きなんですけどね….



ホントは….




美:お~い….お~い○○?


○:…あ!


○:すいません、ぼぉーっとしてて


美:まぁいいけど…


美:それより今日はどこ行くの?


○:今日は久しぶりに僕の家でゆっくり過ごしませんか?



美:いいね...



○:よし!



○:じゃあ、行きましょっか



美:うん…



今日は、はじめてのお家デートってやつです


なんでお家なのって?


それは僕のお財布が死にそうだからです…..



ま、嘘なんですけどね笑



ホントの理由は



お家デートをしてみたかったからです笑


なんかお家デートって憧れるんですよね


それだけです


あ、でもホントの理由は….


想像しただけで、、、、えへへへへ….




美:おーい○○?




○:は!


美:どんな顔してんのww?


美:流石にキモいよw


○:///すいません



良からぬことを妄想していました、、、


ここからは気を取り直して進んでいきますね


一度は美羽さんに変質者扱いをされたものの


時間が解決してくれたおかげでなんとかなり、


気付けば○○の家に着いていた


美:お邪魔しま~す



○:荷物は適当な所に置いておいてください



美:分かった…



○○の家へ来るのは1年ぶりだが


○○の部屋は私が最後に来た時とほとんど同じままだった



ただ変わったといえば、、、


部屋の壁に掛けられたカレンダー


そして、私と○○が写った写真が机の上に置いてあることぐらいだ


美:ってかこのカレンダー来月になってんじゃん


美:あの○○がページの間違えなんて


美:○○もそうゆうとこあるんだ



私は○○を一瞬不思議に思ったが


人間誰でもミスの一つぐらいあるよねと


気にはしなかった


きっと、○○は気付いていないので


変えておいてあげようと


一つ前のページをめくったろうとしたが….



\\美羽さ~ん//


寝室から○○が戻ってきそうなので


私は慌ててその場から離れた


○:美羽さん、どうかしました?



美:なんでもないけど…



○:そうですか…



美:○○はどうしたの?



美:急に私のこと呼んで….



○:夕飯どうしようかなぁと思いまして…



美:(なんだ、夕飯のことか…)



美:…..それなら私が作ってあげるよ..



○:ホントですか!



美:うん、お家にお邪魔してるわけだし…



○:じゃあ、僕



○:オムライス食べたいです!



○:美羽さんの作るオムライスが世界一美味しいので!



○○は私の作る料理はどれも美味しいと褒めてくれますが


特にオムライスの時は、


ゲームを買ってもらった少年のように喜んで食べてくれたのを


今でもずっと覚えています


私は○○の喜んでる顔を見れれば、それで満足なので


○○のお願いにはできる限り、応えてあげたいのです



美:うん、、、いいよ



○:ん〜やった~!!


皆さん、これです


私は皆さんにこれを見てもらいたかったのです


この笑顔は私だけじゃなく


皆さんをも笑顔にする魔法みたいなものなんです


美:ふふっ


○:、、、美羽さん



○:今、笑いました?



美:うん、、笑ったけど


美:何かあった?


○:いや、なんもないんですけど



○:美羽さんが少し浮かない顔してたんで



○:笑ってくれて嬉しかったんです


美:何それ、、、



私○○、


見事、美羽さんを笑わせることに成功しました。



今、物凄く美羽さんに抱き着きたい気分ですが



やめておきます



多分、軽くあしらわれる気がするので



そんなことより、、、


○:美羽さん



○:実は、、、



○:冷蔵庫の中に食材が一つもありません


美:なら買いに行くしかないよね


○:ですよね


美:行こっか!


○:え?


今のは聞き間違えか?


○:今なんて言いましたか?



美:一緒に買い物しに行こっ?って


○:、、、、、



○:いやいやいや、買い物ぐらい僕一人で十分なんで



○:必要なものを着いたらLINEしてもらえば…



美:それなら私もいくよ…



美:LINEするぐらいなら一緒に行った方が良いでしょ?



○:確かにそうですね



○:そうと決まれば、早速お買い物に行きましょう!



美:切替早いね...



僕と美羽さんは夕飯の食材を買いに


近くのスーパーへと向かうことにした。




つづく










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