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8月の上旬、
僕は彼女の天がずっと行きたがっていた
テーマパークに来ていた。

天:ねぇ○○!
   天ちゃん、次はあれ乗りたいなぁ~

〇:いいけど、ちょっと休憩してからで良い?
 そしたら乗りに行こっか!

天:そうしよ!

僕たちは、
鉱山を猛スピードで駆け抜ける
ジェットコースターに乗ることにした。

天:キャー(≧∇≦)
   風が気持ちいぃぃ~~!

〇:うわぁぁぁぁぁぁぁ

天:笑笑笑笑

〇:いやだぁぁぁぁぁぁぁ!

天:あ~楽しかった!
  それと○○叫びすぎ!めっちゃ面白かったよ

〇:馬鹿にすんなよ。
  俺は天と違って、ジェットコースター
    得意な方じゃないんだよ。

天:確かに○○は絶叫系無理だったね笑
  でも、まだ○○には付き合ってもらうよ!

〇:いいけど、10分ぐらい休憩させてよ。

天:いいけど、○○さっきから休憩しすぎ!

〇:別に良いだろ!
  俺は長時間かけてここまで運転したんだぞ!
  休憩の回数ぐらい多めにとってくれたって
    いいじゃん💢💢

天:何その言い方💢
  もう私、一人で乗ってくるから
    ○○はずっとベンチで座ってたら💢?

〇:あぁそうさせていただくよ。
  あーあ、天なんかと来るんじゃなかった。
    ) )ボソッ

天:はぁ何それ💢💢
   じゃあ勝手にすれば?
    ○○なんかもう知らない💢じゃーあね。

〇:その言葉そのままお返しするよ💢
    じゃーな

俺達はほんの些細なことで喧嘩をしてしまった。

〇:なんだよ、あいつ。
  全部自分の思い通りになると
    思いやがって、、、
   
〇:まぁいいや
  朝早かったし、ちょっと寝よっ

俺は、天に対する怒りの気持ちを抑えて
少しの間、眠りにつくことにした

       
                 そこから5時間後....

〇:ふぁ~~あ、良く寝れたぁ〜、、、って
  げぇ!もうこんな時間かよ

〇:そういや、昼間
  天と些細な事で喧嘩したんだったな
 
〇:(天へのご褒美に今日ここに来たのに
  俺は何で自分の事を優先してんだよ!)

〇:昼間は悪い事言ってしまったし
    天に謝りに行かないと

〇: って何だこのアナウンス?

パーク内には
「あと、30分後にシンデレラ城前で
 夜のショーが開演されます。」

〇:もうすぐショーが始まるのか。
 
○:ん???
  シンデレラ城前のショーって確か……


そういえば、以前、
天がこんなことを口にしていた
 
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

天:○○!
 
○:どうしたの天? 

天:私、このシンデレラ城前で夜にやる
 ショーがあるんだけど、ここに行ったら
 これは絶対に見ておきたんだぁ〜

○:OK!そのショーは必ず見に行こっか!

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


○:- ̗̀ 💡 ̖́-思い出した!

○:今から始まるショーって、
 天が見たいって言ってたショーのことだ!

○:にしても急いで天を見つけないと
 ショーが始まる時間になっちゃうな

俺はショーに間に合わせるべく
急ぎ足で天を探し始めた。
______________________________

私は○○と別れてから
自分の乗りたいアトラクションに
全て乗ることが出来た。

しかし、、

天:もうすぐ夜のショーの時間に
  なるっていうのに

天:私、今どこにいるんだろう?

気付けば辺りは暗くなっており、
夜のショーやパレードの開演時間が
刻一刻と迫っていた。

天:あぁ~もうどうしよう〜

天:○○とも喧嘩しちゃて、
  ショーも見れないかもしれないとか

天:そんな最悪な一日になるなんて
  思ってなかった、、…グスッ…グスッ
   
天:見たかったショーも諦めようかな


なんて思いかけた時、    

                「天!!!」

天:え、○○?...グスッ
  なんでここにいるの

○:話はあと。
  ほら、時間がないから
  早くシンデレラ城前行くぞ!

それから俺たちは、
急ぎ足で目的地に向かい
到着するやいなやショーが始まった。

ショーには
様々なキャラクターが出てきて
その度に流れてくる音楽が変わっていき
終盤で上がっていた花火も
キャラクターの形をしたものがあがっていて
とても見応えのあるものだった。

しかし、俺たちはお互い一言も発することなく
只々、目の前の出来事を見ているだくだった。

ショーもクライマックスを迎え、
観ていた観客からの大きな拍手でショーは
幕を閉じた。

○:凄かったな、、、

天:そうだね、、

○天:、、、、

○:(気まづすぎるだろ、この空気)

天:(凄い気まづいなぁ汗)

○:(ここは自分勝手な発言をした俺が
  謝るべきだな)

天:(ここは自己中な行動をとった私が謝らないと)


 「あのさ!」

〇天:あ、、

〇:天から話していいよ。

すると、天は目に涙を溜めながら

天:○○…..ほんとにゴメン!

天:朝早くから運転してくれた疲れているのに
  ○○の事何も考えずに
  自分だけ楽しんで(´;д;`)

天:しまいには、
  迷子になって迷惑かけちゃって、、、
  ほんと私って最低な彼女だよn、

〇:天は悪くないよ!
  俺の方こそ、天へのご褒美で来たのに
  些細な事でカッとなって、
  自分勝手な発言しちゃて、

○:しまいには天の事、
  一人ぼっちにして悲しませちゃって、 
  ほんと俺って最低な彼氏だよn、、


天:そんなことないよ!
  全部、私が悪いんだよ

○:天は全くわるくないよ
  俺が自分勝手だったあまりに
  こうなっちゃって、、全部俺が悪いんだ

天:いや、今回は私が悪いから。

○:いやいや、俺が悪かったからさ。

○天:........................

天:ꉂ 🤭

○天:( ゚∀゚)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \

天:やっぱ私たち、気が合うね

○:そうなのかもね  )ニコッ

天:これからもこうやって
  ちっぽけな喧嘩が多々有るかもしれないけど 
    その都度、仲直りして
    最高のカップルになろうね♡
    ○○!

〇:そうだね
  2人ならどんな事でも乗り越えられるはず

天:はず ってなによ!
  ○○は天ちゃんとなら乗り越えられるの

○:確かに乗り越えられそー
     でも、天迷子になっちゃうから
     俺1人になるかもしれないなぁ〜笑

天: それは○○が私を1人にさせなかったら
   解決する話じゃん!

○:そっか、、、じゃあ

 🤝

○:「もう二度と1人にはしないからな」

天:いきなりはズルいよ//      

笑って泣いて、時には喧嘩をしたっていい
ほんの少し時間が経てば、何もかも戻るだろう
そう思いながら
天と共にシンデレラ城を後にした。








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