イルミナティ

バイエルン王国で1776年に、インゴルシュタット大学(英語版)の実践哲学教授アダム・ヴァイスハオプト(英語版)が啓蒙主義的なPerfektibilismus(人類の倫理的完成可能説)を謳い、Perfektibilisten の同盟をつくり、のちに、イルミナティと改名した。

1776年5月1日、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの財政支援のもと、インゴシュタット大学法学部長のアダム・ヴァイ スハウプト教授がイルミナティという秘密結社を創設した。

イルミナティという言葉は、サタン(ルシファー)に由来し、「光を掲げる者」という意味を持っている。イルミナティの目的は、知的能力を実証された人々が世界を治める「世界単一政府」を生み出すこととされ、文学・教育・美術・科学・財政・産業の分野でもっとも聡明な人々を含む2000人もの結社員を集め たといわれる。

このイルミナティの共同設立者として、戦闘的救世主ヤコブ・フランクが名を連ねている。

結社結成の日、ヴァイスハウプトは『Novus Ordo Seclorum』というタイトルの本を出版している。このラテン語の意味は「新世界秩序」。
(アメリカ合衆国の国章のデザインに取り入れられ、1935年以降は1米ドル紙幣の裏面にも印刷されている。)
ヴァイスハウプトの掲げたイルミナティの行動綱領は以下の通り。

1.すべての既成政府の廃絶とイルミナティの統括する世界単一政府の樹立。
2.私有財産と遺産相続の撤廃。
3.愛国心と民族意識の根絶。
4.家族制度と結婚制度の撤廃と、子供のコミューン教育の実現。
5.すべての宗教の撤廃。

これらの行動網領が、後の共産主義の原型となった。
この反体制的な危険性ゆえ、わずか10年で弾圧され、以降、弾圧を逃れるために結社員は似たような秘密結社フリーメーソンに潜り込む。

そして、ヴァイスハウプトはフリーメーソンのロッジでも最高位に昇りつめ、結社員に秘密結社(フリーメーソン)内に秘密結社(イルミナティ)を組織するよう指示を与えたとされている。

当時、スコットランドメーソンの最高指導者であったジョン・ロビソン教授は、1798年に『Proof Of Conspiracy』を発表し、ヴァイスハウプトの謀略を看破、各国のメーソン高位指導者に、メーソン内部にサタニスト(悪魔主義者)が潜入しているこ とを警告している。
Proofs of a Conspiracy /John Robison
(スコットランドの物理学者と数学者。1739-1805)
http://www.sacred-texts.com/sro/pc/index.htm

イルミナティの基本戦略は下記の三つが主となる。

1.目的を達成するために、あらゆる政治的・社会的・経済的、その他の問題において、互いにいがみ合う陣営に分断させる。=分断して統治せよ(分断と混沌)

2.対立する陣営に武器を与え、互いに戦わせ、弱らせ、その国民政府と宗教的組織を徐々に自滅に向かわせる。=両建て作戦(分裂と混沌)

3.あらゆる政府の高い役職に就いている人々を支配するために、金銭的及び性的な賄賂を利用する。一旦、誘惑に乗ると、恐喝、経済的破綻の脅し、秘密の暴露、金銭的損害、殺害の脅しによって操作される。

初代ロスチャイルド マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1744年 ドイツ・フランクフルトのゲットー生まれ)が30歳のとき、フランクフル トに12人の実力者を集めて秘密会議を開いたと言われている。

ここで、全世界のマンパワーと資源を独占的に支配するための計画が話し合われ、25項目から なる「世界革命行動計画」と呼ばれるアジェンダ(行動計画書)がスタートした。

1. 人間を支配するには暴力とテロリズムに訴えると最前の結果が得られる。権力は力の中に存在している。

2. 政治権力を奪取するには「リベラリズム」を説くだけで十分である。そうすれば有権者は一つの思想のために自らの力、権力を手放すことになり、その放棄された力、特権をかき集めて手中に収めればいい。

3. 大衆はどのようにして自由を享受すればいいのかわからない。「自由」という思想を利用すれば「階級闘争」を生じさ せる事も可能だ。

4. 最終目標に到達するためには、ありとあらゆる手段を正当化出来る。率直さや正直さといった国民としての立派な資質は政 治に支障をきたすから、支配者となろうとする者は狡賢さ、欺瞞に訴えなければならない。

5. 我々の権利は力の中にある。私が見出している新たな権利とは、強者の権利によって攻撃する権利であり、既存の秩序、規律のすべてを粉砕し、既存のすべての制度を再構築する権利である。

6. 我 々の富の力は、いかなる狡賢さ、力によっても損なわれないような強さを獲得する時まで、表面化しないよう保たれなければならない。戦略計画の基本路線から逸れることは何世紀にも及ぶ営為を無にする危険がある。

7. 群集心理を利用して大衆に対する支配権を獲得すべきだ。

8. 酒 類、ドラッグ、退廃的道徳、あらゆる携帯の悪徳を代理人を通じて組織的に利用することで、諸国家の若者の道徳心を低下させなければならない。賄賂もペテン も裏切り行為も、それが我々の目的達成に役立つのであれば、続けられなければならない。

9. そうすることで服従と主権を確保出来るなら、何がなんでも躊躇うことなく財産を奪い取る権利が自分たちにはある。

10. 我々は「自由・平等・博愛」という言葉を民衆に教え込んだ最初の民族である。ゴイムは難解さゆえにこの言葉の意味とその相互関係の対立に気付くことさえない。ゴイムの自然発生的で世襲的な貴族社会の廃墟の上に、我々は金に よる貴族社会をつくりあげた。それは我々の拠り所、すなわち富を参加資格とする貴族社会である。(※ゴイムというのはゴイの複数形で、ゴイとは非ユダヤ人のことを指す。また家畜とかブタという意味もある。)

11. 自ら戦争を誘発しながら、敵対するどちらの側にも領土の獲得が生じない平和会議を主導しなければならない。戦争は対立する双方の国家がさらに負債を抱え込み、我々の代理人の手中に落ちるよう主導されなければならない。

12. 財を活用して、我々の要求に素直に従い、ゲームの駒となって、政府を陰で操ることを我々から任じられた人物を選ばなければならない。

13. 誹 謗、中傷、偽の情報を流したことでどのような波紋が広がろうと、自ずからは姿を隠したまま、非難されることがないようにしなければならない。大衆への情報の出口すべてを支配すべきである。

14. 貧困と恐怖によって大衆が支配された時には、常に代理人を表舞台に立たせ、秩序を回復すべき時が来れば、犠牲者は犯罪者や責任能力のない人々の犠牲になったと解釈されるよう、事を進めなければならない。計算済みの恐怖支配が実現した時点で、犯罪者や精神異常者を処刑すれば、我々自身を抑圧された人々の救世主として見せかけることが出来る。実際のところ、我々の関心は正反対で、減らすこと、すなわちゴイムを殺害することにある。

15. 我々の力を行使すれば、失業と飢えがつくりだされ、大衆にのしかかる。そうすれば、確実な資本支配力が生じる。

16. フリーメーソンのブルー・ロッジ内部に大東社を組織して破壊活動を実行しながら、博愛主義の名のもとで、自らの活動の真の意味を隠すことは可能である。大東社に参入するメンバーは、ゴイムの間に無神論的唯物主義を広めるために利用されなければならない。

(※フリーメーソンには33階級あって、下から三つが徒弟・職人・親方という階級になっている。この3階層のことをブルー・ロッジと言い、つまり一般的なフリーメーソン会員の集会場という意味である。大東社というのは英語で Grand Orient Lodge であり、Grandには統括するという意味がありますので、東洋を統括する支部ということだと思われる。現在はフランスのフリーメーソン本部がGrand Orient Lodgeと名乗っている。)

17. 代理人は大衆受けのするスローガンを生み出せるよう訓練されなければならない。大衆には惜しみなく約束しなければならないからである。約束された事と反対の事は、後になれば常におこなえる。

18. 恐怖支配は、手っ取り早く大衆を服従させるもっとも安上がりな方法だ。

19. すべての戦争のあとには、秘密外交が主張されなければならない。秘密外交によって、我々の代理人が関わらないかぎり、諸国家は些細な個人的取り決めさえも結ぶ事ができないような支配権が確保されなければならない。

20. 最終目標である世界政府に到達するためには、大規模の独占、莫大な富の蓄積が必要とされるだろう。

21. ゴイムからその不動産、産業を奪うため、重税と不当競争を組み合わせてゴイムの経済破綻を引き起こさなければならない。国際舞台においてゴイムが商売ができないように仕向けることは可能である。つまりは原材料の巧みな支配、短時間労働および高賃金を求める労働運動の普及、競争者の助成によってそれは実現できる。

22. 最終的には、我々の運動に尽くす少数の金持ち、および我々の利益を守る警察と兵士と、プロレタリアートの大衆が残ればいい。ゴイムに殺し合いをさせるため、大々規模の武器増強が開始されなければならない。

23. 世界統一政府のメンバーは独裁者によって任命され、科学者、経済学者、財政専門家、企業家、大金持ちの中から選出される。

24. 代理人はその誤りを我々が承知している理論、原則を教え込むことで、社会の若年層の精神を惑わせて腐敗させる目的で、あらゆる階級、あらゆるレベルの社会、政府に潜入しなければならない。

25. 国家法および国際法を利用しつつ、ゴイムの文明を破壊しなければならない。我々に対してゴイムが武装蜂起する前に、恐怖の組織を諸国家の各都市に組織することにいたしましょう。

ユダヤ人学者クリストファー・ジョン・ビェルクネスによると、栄華を極めた古代イスラエルのソロモン王の時代、BC929年には、世界を平和的に支配する理論上の計画が作られていた。

ユダヤ人は、その定義さえはっきりしない不思議な人たちである。一般に、古代イスラエルの十二氏族のうちユダ族だった人たちがユダヤ人ということになっているが、実際にはかなり複雑なことになっている。
「スファラディ系ユダヤ人」
「聖書の民」であるユダヤ人。イスラエルからスペイン方面に逃げてきた有色人種。

「マラーノ」
キリスト教に改宗させられたり、改宗したふりをした隠れユダヤ人。

「ミズラヒ」
同じアジア人に溶け込んだユダヤ人。

「ホフ・ユーゲン(宮廷ユダヤ人)」
ヨーロッパの貴族階級に同化してゆき、特権を享受していた一部のユダヤ人。

「アシュケナージ系ユダヤ人」
7世紀から10世紀にかけてカスピ海の北で栄えた遊牧国家ハザール汗国という国があった。
8世紀半ば頃、イスラム軍がこのハザール汗国に侵攻してきて、改宗を迫る。ハザールの隣はキリスト教の大国、東ローマ帝国である。

東ローマ帝国と友好関係にあったハザール汗国の皇帝は、悩んだ末にキリスト教とイスラム教の元になったユダヤ教を国教とし、それ以降、国民全員がユダヤ教徒になった。このユダヤ教徒に改宗したハザール人たちが、のちにアシュケナージ(ドイツ系)と言われる白人のユダヤ人になったという説がある。

http://www.marino.ne.jp/~rendaico/seito_palesutina_yudayaginmondai_iluminatyco_history.htm


「イルミナティ」の創設
1773年、ドイツのフランクフルトで、初代ロスチャイルドら13名の国際ユダヤの巨頭が秘密重要会議を開き、「フリーメーソンに代わるより生硬な」ユダヤ・シオニズムによる世界征服と、その手段としての世界革命綱領と、それを実行するための地下組織イルミナティの創設を決定した。アダム・ヴァイスハウプトがイルミナティ責任者として選抜された、という。(ウィリアム・ギー・カーの「将棋の駒」参照)。

1776.5.1日、改宗ユダヤ人にしてイエズス会士にしてインゴシュタット大学法学部長アダム・ヴァイスハウプト(1748~1811、当時26歳)が、ドイツのバヴァリアで、秘密組織イルミナティ(Illuminati)を創設した。

イルミナティとは、「神や人間についての内的な啓示」という意味を持つ言葉として、古くから多くの宗派に用いられてきたものである。

 アダム・ヴァイスハウプトは、かってイエス・キリストがユダヤ教を激しく論難した事跡と丁度逆の観点からキリスト教的知の体系に批判の刃を向け、ユダヤ教義の知の体系を称揚し、更に古代ギリシャ哲学のプラトン、ピタゴラス哲学、エジプトの神秘主義的哲学、グノーシス派哲学等々を渉猟した成果を吸収し、新知の体系を打ち出した。驚くべき「知の熱」、「知の炎」の結実であった。

 こうして得られた世界観、社会観で武装する同志の糾合に向った。イルミナティの目的は、知的能力を実証された人々が世界を治める「世界単一政府」を生み出し、連中によって世界を支配することにあった。イルミナティは、この運動に参画する同志の会であり、啓蒙、開化を意味するラテン語で、「“啓発された人々”あるいは“光を持す人”の結集による完全可能性主義者の会」という意味を込めて「バヴァリア啓明会」または「光明結社(Illuminatitenordem)」等とも称した。

 5.1日は、悪魔の王ルシファーが地獄から地上に戻ってきて、空の上に宿る日とされるベルテーン祝祭日である。アダム・ヴァイスハウプトがイルミナティを創立したときに制定したシンボルマークが「ピラミッド・アイ」であった。アメリカの国璽のデザインにこれが使用されている。

 その時の、結成の演説(説教)の中で、イルミナティの組織結成の目標を次のように説いている。

 概要「われわれイルミナティは、理性(りせい、reason , vernunft フェルヌンフト)すなわち、利益欲望の思想、金銭崇拝の精神を、われわれ人間にとっての唯一の法典(規則の体系)にするであろう。これこそが、これまで人間(人類)が解明できなかった最大の秘密なのだ。金銭崇拝(利益欲望の精神、すなわち理性)が、人間にとって信じるべき信仰、宗教となる時に、その時に、ついに、人類が2千年来抱えてきた最大かつ唯一の大問題が、解明され、解決されるのである。我々は、自分たちの団体の祭壇には、リーズン(金銭と強欲の信念)を神としてかかげる」。


ロックフェラー家
ロックフェラー家(Rockefeller family)は、ドイツ南部のプロテスタントの一派バプテスト(浸礼派)として起源を持ったアメリカ合衆国の一族。祖先はフランスの出であり、本来の家名はロクフイユ(Roquefeuille)であったが(James Cannon "Gerald R. Ford: An Honorable Life" p.296, 2013.)、

ドイツへの移住とともにロッゲンフェルダー(Roggenfelder)となり(Nicholas Hagger Author "The Secret American Dream: The Creation of a New World Order with the Power to Abolish War, Poverty, and Disease" 2013.)、アメリカに移住してからロックフェラーと名乗り始めた。

世界最大の石油トラストとして君臨したスタンダード・オイル創始者のジョン・D・ロックフェラー(石油の精製と販売をほぼ支配下)
ロックフェラーは競争相手にまず自社の帳簿を見せてどんな敵と戦っていたのかをわからせ、それから正式な申し出をした。それでも抵抗する相手は倒産に追い込み、資産を競売で安く買い叩いた。本人は産業界の救助者「慈悲の天使」を自認しており、弱者を吸収することで産業全体を強化・効率化し競争力を高めていると考えていた(Segall, Grant (2001), John D. Rockefeller: Anointed With Oil, Oxford University Press, ISBN 978-0-19-512147-6 p. 46.)


と弟でナショナル・シティー銀行ニューヨーク(現在のシティグループ)創業者の一人であるウィリアム・ロックフェラーによって発展した一族。

世界的な財閥で、石油業や軍事産業、金融業など様々な企業を傘下に収める。その中の代表的企業には、ジョンの孫のデイヴィッド・ロックフェラーが頭取を務めたチェース・マンハッタン銀行(現在のJPモルガン・チェース)がある。モルガン財閥、メロン財閥と並ぶ米国三大財閥の一角。英国の世界的な財閥であるロスチャイルド家としばしば比較され、2012年5月30日のRITキャピタルパートナーズでの歴史的な資本提携は話題を呼んだ。

更には、ジェラルド・R・フォード大統領の下、副大統領に就任したネルソン・ロックフェラーやアーカンソー州知事を務めたウィンスロップ・ロックフェラー、現職のアメリカ上院議員のジェイ・ロックフェラーの3名の政治家も輩出した。

また、ジョン・D・ロックフェラー2世が自らの資金で建設したロックフェラー・センターや初代が慈善事業の一環で始めたロックフェラー財団やロックフェラー大学など、その名を冠した建造物や組織もある。

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