見出し画像

飲食店のDXを促進するキャッシュレス、コンタクトレス、ロケーションフリーなスマホ決済可能な日本向けのプロトタイプを開発(Airbuy公式)

リード

Airbuy Inc.(本社米国)は昨年末にGoogle Payと協業してインドの主要6空港の飲食店向けサービスをリリースしたことを受けて、日本向けのキャッシュレス、コンタクトレス、ロケーションフリーでスマホで決済可能なプロダクトのプロトタイプを開発しました。
今回、プロダクトとしてすぐに使えるデモ版もリリースしましたが、日本国内でデモをすぐに使ってみる事や、このデモをベースにDiscoveryを前提とした初期開発なども弊社が手掛ける事ができます。
今後、日本発のプロトタイプを世界中に展開することを計画しており、グローバルでキャッシュレス、コンタクトレス、ロケーションフリーでスマホ決済可能な基盤を提供していく計画です。

本文

今回開発したプロダクトには以下のような特徴があり、世界でもとてもユニークなサービス提供が可能です。

特徴1

LINE payやPayPayというような日本で人気の高いQRコード決済をユーザのスマートフォンを使うことでオンライン上でもセキュアに決済が可能。

特徴2

飲食店ごとのメニューや価格などを一元管理したQRコードをリアルタイムに発行する事が可能。

特徴3

テーブルや座席が認識できるQRコードをリアルタイムに発行できるため、個人情報を取得しなくても、商品の受け渡しやデリバリーをすることが可能。

特徴4

決済情報はリアルタイムに取得可能で、決済毎に売上確定(CAPTURE)、売上確定待ち状態でのキャンセル(VOID)、売上確定後の払い戻し(REFUND)といった処理をオンライン上で実施可能。

特徴5

これらの仕組みをインドで開発したノウハウを使ってミニアプリ化する事が可能で、Google Payだけでなく、LINE、WeChatなどグローバルで利用者の多いスマホアプリ上でアクセス可能なサイトを提供。

特徴6

決済情報や商品情報、在庫情報などをすべてクラウドPOSなどで集約できます。また集約した情報を既存POSなどへ同期することも可能。

今回、日本向けの製品を開発した背景には、海外プロジェクトの開発での経験を通じた学びがあります。海外プロジェクトでの開発時にいくつかの気づきがあり、日本向けの製品を開発する上では、その経験を生かしたいと考えました。具体的には、コンテンツ・マネジメントの飲食店側の想像以上の負荷・日本のスマホ利用者はインドで使うためのハードルが高いという事実・グローバルで同じ技術を使っていて、日本発でも十分貢献できるということで、今回取り組み始めました。

統一QR「JPQR」はレジのQRコードを統一するためのものですが、弊社が提供するQRコードは、統一QRを拡張してオンライン上でスマホユーザが選択可能な決済方法をリアルタイムに提供し、そのまま決済する事が可能です。弊社が提供するQRコードはオンライン上でリアルタイムに生成する事が可能です。そのために、各テーブルや各人に統一QRで生じる会計のためのステップを限りなく少なくすることが期待できます。

プロダクトデモのイメージ

①  シンプルなデモ

ダイナミックQRコードをスマホユーザ向けに二段階で発行することで、コンタクトレス、ロケーションフリーなキャッシュレス決済を実現します。
一段回目:テーブルや椅子単位でスマホからメニューにアクセス

図5

上側のQRコードをスマホでスキャンすると手持ちのLinepayアプリからテスト決済可能です。

メニューサイト:

図6

メニューは商品毎に支払う事が可能です。ショッピングカートのような仕組みにも対応してます。
二段階目:
決済ベンダーから生成される固有のQRコードです。QRコードは席や座席番号や価格などユーザ毎にその都度発行することができます。アプリでスキャンするか、アプリ上で決済ボタンを押すと自動的にアプリが立ち上がります。決済後は決済内容がユーザ側に残るのと、厨房などにリアルタイムに店内であればデリバリー可能な情報を通知する事が可能です。

図7png

決済ベンダーから生成されるQRコードは期限を生成時に設定可能なので、↑のQRコードは期限切れになっています。このQRコードを使い回すといった事はできない仕組みです。

② 製品レベルのデモ

サーバレスアーキテクチャを採用して、低コストで大量のメニューサイトを提供する仕組みを構築しました。メニューとコンテンツは完全に分離しているので、業務毎に対応できます、部分的な開発を進める事が可能なプラットフォームです。

以下は実際に試せる 製品デモのリンクになります。このデモはゼロ円でも運用していることを示すためにHTTPSを敢えてサポートしてなかったりしています。30分アクセスが無いとスリープするため30秒経過しないとページが表示されない可能性があります。デモでは個人情報を必要としない、クレジットカード情報やパスワードなどをオンラインで入力する必要ないことをここに明記しておきます。デモをより良く公開するためにアップグレードしました(2021年3月31日追記)。現状はスリープ時間が短縮されているのとHTTPS対応させました。

メニューサイト:

キントーンという業務改善プラットフォーム上にメニューデータを格納しました。格納されたデータはテーブル番号や価格や在庫数などを管理する事が可能で、メニューサイトとダイレクトにつながっています。キントーン上でデータを編集するとリアルタイムにメニューを更新する事ができ、その際に生成される商品ごとに固有の決済会社のQRコードを生成する事ができます。
キントーンに変わってクラウド上に管理する仕組みを構築する事も可能です。

図1


決済管理画面:

支払われた決済情報をリアルタイムにキントーン上に集約する事ができるのと、各決済会社が保持するトランザクションとつないで、支払い確定やキャンセルや返金などをトランザクション単位で実行可能です。これらの決済情報をPOSレジに移植する事は可能です。

図2

キントーンでの管理イメージ:

キントーン上に登録したデータの一例です。このようにキントーン上にメニュー内容を登録できれば弊社のサイト上に決済機能付きで提供する事ができます。

スクリーンショット 2021-03-22 15.04.55

飲食店や小売に適したサービス

今回開発したプロダクトは、飲食店や小売向けに適したものです。飲食店向けには店内での飲食のオーダー・精算に留まらず、ピックアップサービスにも活用できます。また、飲食店のみならず、物販を行っている小売店にとっても事前購入と引き渡しを行うこともその場で買い物に来客された顧客向けのサービスとしても展開可能です。現在は空港や大手不動産などが運営するフードコートやテナントを中心に話をしていますが、スーパーやデパート、ドラッグストアなどの業態にも展開を予定しています。

本製品にご興味のある方には、オンライン・オフラインのデモを行った上で、製品やサービスの内容に関する説明を行います。現在、飲食店の経営者や大規模施設内に飲食店を運営している事業者などから問い合わせをいただいていますが、それ以外の事業者でも当該製品にご興味のある方は下記の連絡先にお問い合わせください。

Airbuy Inc. について

Airbuy Inc. (本社米国、ケンブリッジ、マサチューセッツ) はトラベル・ショッピングを最適化することを目的にM I T(マサチューセッツ工科大学)のMBAのスタートアッププログラムとして米国でスタートしました。その後、米国、欧州、インド、日本、アジアへの展開を進めており、昨年末にインドの6つの空港で飲食店向けのサービスを開始しました。現在は、インドの空港の拡大、米国と日本でのビジネスのローンチの準備を行なっております。

連絡先

池本健太郎(CTO)kentaro.ikemoto@airbuyinc.com
寺田裕一(事業開発責任者)yuichi.terada@airbuyinc.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?