仮想通貨のマイニングやってみたら楽しかった話
ふとしたきっかけでマイニングに興味を持ち実際に始めて運用してみるまでの記録まとめ。現在進行形なのでまとまってないところいっぱい
1.パーツ構成
OS:Windows 10 Home
CPU:Ryzen7 3700X
マザー: ROG STRIX X570-F GAMING
メモリ:16G DDR4-2132
電源:750W Gold
GPU1:GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge (FE性能)
GPU2:GV-N306TGAMING OC-8GD (OC性能)
2.やってみた
マイニングの存在は以前より知っていたが試してみるまで至らず
今は3060Tiを所持しているということでネットで情報収集
調べてみると
①ビットコインかイーサリアムを掘るのが良い
②ビットコインはNiceHashという運営会社に登録してマイニング
③イーサリアムはClaymoreというソフトをDLしてマイニング
とされていたのでNiceHashという運営会社に登録。Miner(採掘ソフト)を使ってビットコインを掘ることにした。
Minerについては自分のPCにダウンロードして使用すればよいが採掘した仮想通貨には貯蓄するウォレット(財布)が必要。NiceHashの場合は登録すればウォレットが提供されるが、Claymoreはウォレットを自前で用意する必要があるっぽい。
とりあえずMinerをインストールする。(厳密にはminerの管理ソフト的な奴)
かなりシンプル。採掘開始も真ん中のマークを押すだけでよい。
採掘開始を押すと自身のCPUとGPUについてベンチマークが行われ最も適したMinerとアルゴリズムが自動的に選定され採掘が開始される。アルゴリズムは発掘速度に直結するため高性能な機材であるほど良いアルゴリズムが選定されるらしい。
管理ソフトとは別にCUIのMinerが実行される。
3060TiではExcavatorというminerが選択され、daggerHashimotoのアルゴリズムが選択された(採掘速度 50MH/s 前後でている)
並ぶHashimotoのアルゴリズム。同じアルゴリズムだけどMinerが違うものがあるのはなんでだろう。わからんけど自動的に効率が良いものを選んでくれてるらしい。
あとは放置しておくだけで良い。
一応CPUでも採掘可能なのだが採掘スピードが非常に悪いため停止している
試しにCPUも含めて起動した例。下図のアルゴリズムを見ると3.64kH/sしか出ていない(XMRig/RandomXmonero)。ベンチマークしてもGPUで選択できるアルゴリズムがCPUでは選択できなかった。藤井2冠も使用しているTR3990とか高性能なCPUなら25Mh/sほど出るらしい。少なくとも3700x程度では電気代の無駄なので停止している。
CPU,GPU共に採掘を始めると仕様に記載されているデフォルト消費電力量くらいまで跳ね上がる。CPUは+55W程度、GPUは+160Wは上がる
※後にわかったことだがグラボのデフォ設定はマイニングに最適化されておらずAfterBurnerなどグラボの設定を変更できるソフトウェアがあると採掘効率及び消費電力効率が劇的に変わる。絶対やろう。
2.5 最適化
グラボの設定をマイニングに最適化する方法としてソフト側からのアプローチは3点くらいあるよ。
①AFTER BURNERで調整する(超重要)
AfterBurner使用前 採掘量50MH/sに対し使用電力184W使ってる
AfterBurner使用後 採掘量 15%アップ 使用電力30%以上ダウン
設定はこんな感じ。電気効率とコアクロックをさげて、メモリークロックを上げるらしい。
NiceHash公式の この辺を参考にしました
https://www.nicehash.com/blog/post/nvidia-and-amd-graphics-card-oc-settings-for-mining
②仮想メモリを48Gほど追加する(わからん)
わからんのでググってください
③BIOSを設定する(わからんし、微妙)
PCIスロットのGENを自動からGEN2に変えるらしいけどあんまり消費電力変わらないような気がする。そこまで煮詰めていない
4G Decordingとかいう設定をする。
わからんのでググってください
3.電力と電気代
グラボを外した状態での電気量 約60W
通常時 の電力消費 約230W
マイニング中 GPU 3060Ti 1枚 の電気量 約280W
"マイニング中 GPU 3060Ti 2枚 の電気量 約500W"
CPUを採掘に使用した場合の 追加の電力使用量 + 約55W
3060Tiの消費電力は200Wなので仕様よりちょっと高め
通常時の電力消費は大体230W。2枚目のグラボは映像出力をしておらずスロットにさしているだけの状態なので外しても通常時消費電力変わらず。
しかし500Wは結構な量。24H動かすのはさすがにちょっと怖い。NiceHashのHPにもあったが電源選びは真面目にしたほうが良いのかもしれない。
ちなみに私の契約している電機会社のプランはこんな感じである
昼間料金が1kWh当たり23円-37円(モバイルのデータ容量のように使用量によって変動)
夜間料金が一律11.22円(2200-0700までの9時間)
PCの消費電力は約500W。一日で考えると0.5(kWh)*24=12kWh
一日当たり1kWhの平均が27.25円(昼間時間は37円、夜間11円で計算)
約327円。たかい!
まとめ RTX30XXのGPU追加すると160円近く取られる。
※追記
設定変更したらこの辺まで詰めれました。実質330Wとして計算すると
1日の電気代は
(0.33*24)=7.92kWh 7.92*27.25=215.82円
ソフトウェア側の設定を詰めるだけで1日あたり110円も節約できました
4.マイニングの利益
NiceHashはこんな感じで一定時間ごとに unpaid mining balanceが貯まり、一定時間ごと(3時間くらい?)に支払いがされる。他の仮想通貨もこんな感じ
これはGPU1枚でやっていた時。大体一回に100円くらい。
最近のデータ。この時はGPU1枚なので電気代は一日あたり200円(300W)なので、ざっくり日々430円の利益が出ている。
GPU2枚の現状。日、週、月、年でのざっくりした収入が試算されて表示される。ただ採掘スピードがここのところ乱高下しており全くあてにならない。
おまけ 最近の日収支。GPU1枚。電気代200円引いといてください
ちなみにNiceHashから日本円に換金するためにはNichHashのウォレットからJPYを取り扱ってる取引所のウォレットに移す必要がある。移す際に大体3060ti一日分の手数料が取られる。また移した先のウォレットから自分の口座に移す際(ry
まとめ ビットコインが300万くらいに落ちても何とか+は出せそう
参考
https://www.reddit.com/r/NiceHash/comments/lfftz9/tips_and_tricks_for_new_miners/
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