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16番の君へ

君はとっても優しい人なんだと思う。


2年生の時、初めて同じクラスになった。
1番最初の席替えで隣になって、私が最初に思ったのは、
「気まずっっっ…!!」だった。(ごめんなさい)

だって話したことないし、元同クラの人とのテンションとそうじゃない人とのテンションの差激しすぎて。寒暖差で風邪ひきそう。
そんな君だから、特に仲良くなるわけでもなく、君との席はたった1か月で変わって、だから君と話すきっかけも1か月で消えた。

けれど3年生になって、また隣の席になったとき、君はなんだか明るくて話しやすくて、2年生の時とテンションが全然違くて、すごく話しやすかった。え、何この差。
そんな君とは何故か最近隣の席になることが多くて、移動教室の数学と理科、そして普段の授業の席、これら全て何故か君と隣の席。
運命感じr(((

ん''ん''っ冗談はこのくらいにしておいて、君に感謝したいことが2つあります。

1つ目は、いつも放課後残って掃除をしていること。
皆やらないで帰っていく中、君はたとえ自分1人でも黒板を黙々と掃除していて、それで何か見返りがあるわけじゃないし、なかなかありがとうも言ってもらえないのに、誰も見ていないところで、そんなに頑張っている君を、心から尊敬する。
いつも本当にありがとう。

2つ目は、陰口を言わないでくれたこと。
ある日、私の目の前で陰口を言い始めた男子がいた。
私はそれに同調するのも違う気がして、黙っていた。
彼が君にもその話をふってきたとき、君は言った。
「そう思う奴もいるかもしれないけど、俺はあいつは頑張ってると思うし、良い奴だと思うよ」

私が言いたくても言えなかった言葉を君は言ってくれた。
それだけでどれだけ私がほっとしたか、救われたか、君はきっと知らないよね。

ありがとう。

君に感謝することはきっともっとあるんだけど、それはいつか、直接言おう。
優しい君に、心からのありがとうを贈ります。


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