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トマトゼリーを食べる旅、そしてその先に待っていたものは

子供はよく、
とうもろこしをとうもころし
と言ったり、
たまじゃくしをおじゃまたくし
と、言い間違えたりしているが、
とっても可愛い。
子供の言い間違いや聞き間違いにはとても癒される。

いや、癒されるだけではなく、新しい発見もあったりする。

私には、娘がいるのだが、(今は離れて暮らしているが)その子が4歳くらいの時の話。
何かを一所懸命言っていた。

「トマトゼリー、
トマトゼリー」

何?トマトゼリーってなんだろ?

よくよく聞いてみると、

『トムとジェリー♫」
の歌を歌っていた。

しかし、どう聞いても
「トマトゼリー」
である。

トムとジェリーが
トマトゼリーに聞こえてるんだ〜。
子供の聞き間違いって可愛すぎる。

しかしトマトゼリーってどんなんよ?
今までトマトゼリーなんて想像もしなかったので、
早速検索してみた。
そうすると、沢山検索に引っかかった。

トマトゼリーの情報が溢れている。
しかも作り方まであるではないか。

「そうか、この世は知らないことで溢れているなぁ」

子供の聞き間違いが
私に新しい情報を提供してくれたので早速スーパーへ買いに行く。

今までゼリーコーナーでトマトゼリーが目に入ることはなかったが、
トマトゼリーが普通に売っていることに驚いた。

さっそく購入。

はい、蓋をかけてみると、ほのかにトマトの匂いが。
そして食べてみると、意外に甘い。しかも食べやすい。

いいじゃん、トマトゼリ〜。
しかも底の方にはミニトマトの塊が!
「食べ応えあって美味しいし」

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食べ終わり、
感慨深くもう一度蓋をみると
そこには
果実と果汁のゼリー
と書いてあった。

「あ、トマトは入ってたけど、トマトのゼリーじゃなかったんだ」
トマトの写真がついていたので、
トマトゼリーと思い込んで買った商品は
トマト入りの果実と果汁のゼリーだった。


娘の聞き間違いで始まったトマトゼリーを食べる旅は、果汁のゼリーとなり私の口に入ったのでした。

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