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納骨 ~アラフィフ青春ストーリー⑬

本日、四十九日を迎えました。

義母他界後、いろんなことがありすぎてnoteはすっかりご無沙汰でした。
手続き関係はもちろん、今回のタイトル「納骨」の手配も初体験。何がなんだか解らないながらもとりあえず先週無事に終えてホッとしました。
手続きだけでなく、義父自身体調の波が大きく、またこれまで気を張っていたせいもあってから私自身のストレスもかなりのものだったと実感しています。まだ気が張ったままですが。

納骨は三十五日から四十九日の間に行うのが一般的だそうです。
葬儀社からも、菩提寺からもそう言われました。
正直菩提寺なんてそんな多忙じゃないでしょう、と思っていたら
予定していた日曜日に納骨しようと菩提寺に電話するも、日曜日は全滅。
『日曜日、そんなに法要入るん?』
電話で副住職に断られた時に、もうひとりの私が呟いてました。
でも仕方ない。
土曜日しかないと日程調整。土曜日午後からお願いしました。
当日実際お寺に伺うと、午後の法要はうちだけだったので慌てることも心配することもなく。

手配までに何を準備しなければならないかを菩提寺に伺う。
まあ、お寺のご住職(メインでやりとりしていたのは副住職ですが)がそこまで事務的に処理出来るかと言えば仕方ないかと思うわけで…

【菩提寺に確認したこと】
・お布施(金額は任意)
・御塔婆料
・御樒・線香料
・納骨料(石材店手間賃)
・心付け(石材店が何名来るか解らないため)
・本位牌代
・当日の持ち物(遺骨、白木の御位牌)

①お布施
お布施は火葬の際に住職にお渡ししても良いそうですが、我が家の宗派では住職から「御車代のみで結構でございます、お布施は納骨の時で大丈夫です」と言われます。
包む額は『ご無理のない範囲で』とおっしゃられますが…ここで額については省略します。
②御塔婆
塔婆とは、お墓の後ろに立てる板ですが…
私のやらかしですが…
仕事で菩提寺に連絡が出来ずにいたため、納骨前日ようやく有給休暇を取得、菩提寺に電話やりとりしました。
お墓参りの時、法事で立てている塔婆はいつも1本だったので、義父施主で1本でいいだろうとお願いしました。
事前に義父に聞けば良かったとは後から反省しましたが…義父は如何せん話が長いので(苦笑)こっちで決めてしまったのです。
前日夜。納骨準備のためにいろいろ準備をしていたら

「塔婆、家族全員の方がいいだろう」

と想定外のお言葉(苦笑)
夜に電話するのは無理と説得し、当日朝菩提寺に電話。
幸い、間に合いました。
間に合ったので5本分のお金を用意。
もし、間に合わなかったとしても、他4人分は後日立てて欲しいとお願いすれば良かった訳です。
が、これで解決ではなかったです。
塔婆施主を読経した時、最後副住職、二番目の息子の名前を読み間違える(笑)
近い読みとかではなく、まったくもって別人名…。
家族(義父除く)みなが天を仰ぎました…。
次法事とかでお願いする際は、FAXにて依頼が間違いないと学んだのでした。
③御樒・線香料
我が家はお墓に生花は飾らない方針だそうです。
菩提寺では常にお樒の用意があります。

樒(しきみ)とは、
しきみの強い毒性と香りは、昔から死者を悪霊から守り、邪気を払うといういわれがあるようですが、そこから仏事に適している植物のようです。
仏事は樒、神事は榊が使われます。
~葬儀屋さんサイトより

お寺にて用意がある場合は、だいたい一対500円ぐらいからのようです。
お線香もお願いしますが(300円)小銭で用意するのもとここは1,000円でお包みしてお渡ししているのでしょう。(義父確認)
④納骨料、⑤心付け
納骨時は、石材屋が来て作業を行います。
我が家は菩提寺の昔ながらの石材店が対応とのことで、作業料15,000円と提示がありました。ですが当日1人なのか2人なのか確認せず。結果お一人だったので作業料の他、お心付けをお渡ししました。
義父はその『お心付け』を気にするのですが、通常はその作業料だけで十分かと思います。そう意見するといろいろあるので反論せず。
我が家のお墓、納骨時に「(お墓の)ここが開くのか…」と息子達は納骨されている骨壺を見ていました。
⑥本位牌代
我が家は本位牌(四十九日までは白木の御位牌、納骨後は仏壇に置く本位牌を用意します。)を菩提寺経由でお願いしました。
住職曰く、今は仏具店に直接注文すると15,000円から20,000円ぐらいだそうですが、菩提寺経由だとその倍かかりますと言われました。
…率直にそれは何故でしょうね(笑)
菩提寺枠かな…倍になる理由は結果的に不明ですが、義父の指示で菩提寺でお願いしました。
⑦当日の持ち物
骨壺、白木の御位牌を持って行きます。
それ以外に、生前好きだった食べ物をお供物として用意、仏壇に置く遺影(小さいもの)、葬儀に使用した遺影は持参不要と説明を受けましたが、お供物、遺影は用意しませんでした。遺影は義父の気持ちも考慮しています。

午後2時から法要、納骨まで1時間と少しかかりました。
12月、季節は冬。寒くなってきた頃でしたので、みな体が冷えた様子。
帰宅後体調を崩してしまった方々。
納骨当日も、着替えでてんてこまいになった我が家の男性陣。詳細は割愛しますが、着替えの最中義父がボソッと

「…今日は厄日だまったく」

と呟いたのを聞き逃さず。あなたがそれを言ってはどうかと思いますけども…(苦笑)

義母へ。何とか無事に終わりました。心配は尽きないでしょうがゆっくりお休みください。
さて、次は「忌明け香典返し」の手配です。
香典返しだけでなく、ここで『お歳暮事件』というのもありますが、その話はまた後日。
これまで振り返ればあっという間でした。
人が亡くなる、亡くなった後残された家族の負担が大きいこと。
なんですかね、死者を敬う気持ち以外にいろんなしきたり、手続き等々考えるともう少し時代にあった形になるといいのにとは思いました。
自分の時、後に残る家族を思うと「終活」についてちょっと考えようという気持ちになった訳です。

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