色鉛筆、クレヨン、絵具で世界を知る
昔「はだいろ」と呼ばれていた色が、今は「うすだいだい」となっている。
確かに肌の色は人それぞれだし、肌色がうすだいだいとなるのは至極当たり前のように思う。
心の中に5歳児を飼っているので、私がお風呂にいる時に彼が(彼女が)こういった。
「黄土って、見たことないけど、おうどいろは知ってるのって、なんかへんだよね」
「黄土だっていろんな色があるんじゃないのかな」
「朱鷺色」から、朱鷺の羽の裏側のかわいらしさを知ったり、
「エメラルドグリーン」から、エメラルドの深い緑を知る。
実物を見たことがないのに。
見たことがないけど、こういう色なのか、と思ったものをいくつか挙げてみる。
すおういろ
はりもみいろ
ごすいろ
つりがねそう
のしめいろ
きくじん
にっけいいろ
こういうのは文房具メーカーが決めているのだろうか?
ここで挙げたのはトンボの色鉛筆の色からだが、
フェリシモが出している500色の色鉛筆の名前は、
リスのドングリ集め
デート前夜のつめの色
とか、本当に色が想像つかない。
「白って200色あんねん」は本当だと思う。
私も私の世界を、適当な色の名前で表現したりしようかな。そしたらもうすでにそんな色があったりして。
私の世界は今、
「曇りがちな日の薄暗い部屋で、パソコンに照らされたいろ」です。
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